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食器洗いはマイクロ物流

たまに家族が使った食器を洗うことがある。
ウチの奥さんは使った包丁を平気でシンクに入れるのだが、ボクはこれが嫌なのだ。なぜなら怪我をするリスクがあると感じてしまうからだ。(実際に怪我をしたことはないが…)

「5S」とは

これは長年「5S」に携わってきた癖なんだろうと思っている。
5Sの「S」は、整理・整頓・清掃・清潔・しつけであるが、それは単純に「掃除や片付けをする」ということではなく、安全で効率的に仕事ができる環境を作るための仕組みづくり(もしくは考え方)だと思っている。
なので、本来であれば「包丁がシンクの中に投げ込まれないための仕組みをどう作るか」というところがポイントとなるべきだ。

我が家の食器洗いオペレーションの問題

しかし、そこには大きな問題がある。
ボクがこの「食器洗い」のoperation ownerであれば、包丁は包丁用のoperation ruleを作って、先に洗って所定の場所に収納するSOPを作るのだが…残念ながら「食器洗い」のownerはウチの奥さんである。

食器洗いは面白い

食器洗いはThrough型の倉庫の運用に似ていると思っている。

容積が限られているのはシンクも倉庫と同じである。
そこに無作為に食器を入れてしまうと、食器を洗うためのスペースが無くなってしまう。なので、シンクの中で同じ形状の汚れた食器を重ねてスペースを空けるか(庫内の在庫の集約)、それとも先にグラスを洗ってしまってスペースを確保するか(入庫タイミングの分散)…など、その時の状況に応じて判断しなければならない。

そして、洗い終わった食器を置く「水切り場」(倉庫で言うならOutbound dockに相当するだろう)もスペースが限られている。なんならシンクよりそっちの方がスペースは小さい。工夫しないと洗い終わった食器が収まらない。とはいえ、まだ水が切れていない食器を食器棚に格納するわけにもいかない。
なので、水切り場においては、形状が似ていてサイズの小さいものを下にして、ちょっとずつ大きいものを上に重ねていく必要があるが、そのためにはシンクの中では洗った食器がその逆に重なっていなければならない。そうなると、汚れた状態の食器をどのようにシンクに入れていくかが非常に重要になる…

しかし…

ウチの奥さんは、そんなこと気にしないで全部ガシャッとシンクに入れちゃうんだよなー。


あとがき

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