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「7つの習慣」を読み解く- ① パラダイムと原則

さあ、土曜日だ。
土曜日のテーマは「個人の成長」だ。人が成長するために役に立つ情報や書籍をピックアップしていこうと思っている。

今日から「7つの習慣」を読み解いていこうと思う。
先週からこのシリーズはスタートしているが、先週はまえがきだけで終わってしまったからね…


パラダイムとは

さて、スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」だが、この本は1989年にアメリカで出版されている。つまり、書かれてから35年ほど経っている。

今、最初から80ページほど読み進めた。
第一部の冒頭で書かれているのは「パラダイム」についてだ。

パラダイムとは、ある時代や分野において支配的規範となる「物の見方や捉え方」のことだ。ボクらがよく聞くのは「コペルニクス的パラダイムシフト」とか、「相対性理論による物理学のパラダイムシフト」などのワードで、なんとなく「パラダイム」が、世の中の大きな共通認識、動かせない原理原則のようなイメージを持っていることが多いかもしれない。

パラダイムは物の見方や捉え方

「パラダイム」は、今ボクらの目の前に存在する事象や現実(例えば、太陽や星の動き)に対する認識や理解、説明(それが、15世紀頃には天動説であった)を指すわけだが、それは世界や社会といった漠然とした人格が何かを見ているわけではない。ボクたちひとりひとりが、あらゆる物事をどう認識し、理解し、解釈しているかであり、それが15世紀には世の中の人の多くが「天動説が正しい(当時はまだ地動説がなかったからね)」と理解/解釈していたということである。

現代のパラダイムは15世紀のように単純ではない。
「物の見方や捉え方」は、その人の立ち位置によって変わる。つまり人によってパラダイムが異なる。誰もが物事を客観的に見ていると思っているが、実はそれぞれの立ち位置によって条件付けされた状態で物事を見ている。そう、パラダイムは自分の外にあるのではなく、自分の内側にあるのだ。

ボク自身のパラダイム

しまった…
そう考えてみると、ボクが先週の記事で書いた「本の喰わず嫌い」の話も、ボク自身のパラダイムじゃないか。

この「7つの習慣」を読んでいく(実践していくことがゴールになるのだろう)には、自分自身の内面にパラダイムシフトを起こさなければならないようだ。ただし、パラダイムシフトは必ずしもプラスの方向に働くとは限らない。

パラダイムシフトは一瞬で起きるとは限らず、少しずつ進行する場合が多い。しかし、自らパラダイムシフトを起こし、その変化に気づいた人に大きな影響を与える。そしてその自分の内面にあるパラダイムを自覚し、理解することで、他人のパラダイムを理解し、受け入れることができるようになる。それが公正な価値観だ。

パラダイムは原則が中心となる

公正な価値観を実現し、長続きする人間関係や協力関係を築いていくには、以下のような原則が必要になる。原則とは手法ではなく、具体的な活動や行動のことを指す。

  • 誠実/正直

  • 人間の尊厳

  • 奉仕/貢献

  • 本質/美徳

  • 可能性/成長

  • 忍耐/養育/励まし

まずは、自分の内面のパラダイムを知るところから始めよう。

(続きはまた来週)


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