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ほろ酔い気分

先週、近くのスーパーに
歩いて買い物に行ったら
お酒の販売コーナーで
試飲 セミナー
という張り紙が目に留まった。
お酒の試飲
なんて魅力的な言葉

飲みたい!!
朝っぱら、すきっ腹ながら
その気持ちに従って
店員さんに声をかけたら
スーパーの片隅に案内された。

ちょっと試飲のつもりが
セミナーの参加ということで
ミニセミナー用に用意された席に
お買い物袋を抱えながら
着席してしまった。


目の前には
4種類の酒を利き酒するていで
おつまみも用意されていた。

急ぐでもなく、車の運転もなく
のんびり歩いて帰るだけだから
まいっかとその場を楽しむことにした。
ある程度人数がそろったら
小人数のミニセミナー開始
酒蔵の杜氏の方の説明が始まった。

昔は、3軒あった酒蔵も今は1軒となり
これまで周辺地域のみに販売していたお酒を
ご縁があったスーパーなどでも販売する
試みだとか

私の居住する県での有名な酒蔵とは
ちょっと違う地域だったので初耳の酒蔵。


まるで、酒好きの
呑み助みたいな感じになっているが
久しぶりの日本酒というかお酒
自宅でわざわざお酒をのむほどではない。
今は人付き合いもなく
ガンガン飲むという若さもなく
機会があれば、飲むのも良しという感じ。
ほんのちょっと、嗜めばそれで満足
だからこそ、ちょっと味見したくなった。


杜氏の方が話す酒造りのエピソーも
「話慣れていなくてすいません」と
大げさな脚色もなく素朴に語っていただき
かえって、お酒の魅力が増して見えた。

なるほど、
丁寧に愛情をこめられて作られているらしく
良きお酒だなと思った。

4種の利き酒をして
違いがわかるのな?と思ったけれど
通でなくても微妙に味が違うとわかった。

こちらの酒蔵は
機械は一切使わないそうで全て手作業
機械より手作業の工程の方が衛生的なのだそう。

手間もかかり大量生産はできないが
機械では生み出せない手作り感が伝わってくる。

資料も丁寧に準備されていた

とてもきれい

印刷用紙も透明感のある
上質なものを使用されていて
これだけでアート感

実際の資料はもっときれい


酒母について

日本酒を酸すもろみを造る最初の過程に酒母造りがあります。
酒母は、酵母を培養することによって日本酒の発酵の元になります。この酒母を元に「配(もろみ)」を作り日本酒が出来あがります。
もろみの中の雑菌を抑えるために必要な乳酸を
人工のものを使った酒母を「速醸もと」
天然の乳酸を使った酒母を「生もと」呼びます。

現代では酒造りで大切な微生物、「清酒酵母」を人工的に作られた乳酸を使用し、酸性の安全な状態にして酵母を醗酵させます。

一方「生もと」では、蔵内に接息する「清酒酵母」を醗酵をさせます。米と乳酸菌が発生しやすい環境を手作業で作り、空気中の乳酸菌を取り入れ増強させていきます。
生もと造りは、江戸時代に確立した伝統的な日本酒造りの製法の一つです。

現代は1週間から2週間で酒造りが出来るようなりましたが、乳酸醗酵を利用する「生もと」では倍の3週間から4週間を要します。手間のかかる製法ですが、「乳酸発酵」と「アルコール酸酵」による工程の複雑さと、臓内に接息する酵母が産みだす厳女の味わいが相乗して魅力的な味わい深いお酒を醸しだします。

本品は伝統的な生もと作りで酒を醸し、弊社の設内の家付き菌を取り入れた深味のある味わいとコクが魅力の純米酒です。そして手造りの酒母から育てた酵母菌は最後まで生きているので余分な糖分を残さず、口中に感じる酸味がその味を引き締めています。

株式会社 馬上酒造



微生物、酵母は奥深い。
これらの働きが生命そのもの
実は神そのものだという認識を
ちらほら見ききするようになった。

ですからお酒というものは
おみき(お神酒)というのであって
神そのものであり
神聖なものであり
神にささげるものであり
自神にささげるものであり
自身を清めるものである
そういったものを
古来の人々は感覚で分かっていたのだろう。
それが、今また思い出されようとしている。

なんてことのない試飲も神を知るチャンス。


生もと純米酒が気に入って
もう一杯どうぞといわれ
調子に乗って頂いたら
試飲だけでほろ酔い
すきっ腹は相乗効果。

試飲が終わると、
参加者に丁寧にお礼を言って頂き
和らぎ水(やわらぎみず)もたっぷり頂いた。

ほろ酔い気分はいい感じ
お買い物袋を抱え
ふんわりしながら
上機嫌で家に帰った。

なんてことはない
お買い物ついでの喜びタイム。



自宅に帰ったらタイムリーにこれが表示。


昨日の動画も良かったので


女優の山口智子さん
一時あまりみなかったけれど
女優業もYouTubeもされていた。

山口智子さんのこのシリーズをみると
この方も女優でありながら
これからの日本を良くしたいという
思いに突き動かされている
おひとりのよう。



山口さんといえば
フラメンコというのが私の印象
なぜなら
昔、「フラメンコを習っています」という
雑誌のインタビュー記事をみつけ
芸能界という忙しさのなかで
自分のやりたいことを
ちゃんと実践してる女性なんだなと
随分見方が変わった。

そいで

えっ、そもそも
フラメンコって習えるものなの?
それも衝撃的で印象に強く残った。
習えるものなら習ってみたい
それをきっかけに、教室を探してみたら
地元でもわずかながら
レッスンしてくれる場があった。
そこから、かれこれ10年以上?くらいは続けた。

フラメンコはとてもすばらしい
踊りであり芸術であり
スポーツだった。

仕事がランダムだったので
なかなか定期的に通えず
全然上達しなかったけれど
これもまあ、いいわけか。
下手でもいい なので
たいして上達しなかったのかも
それでも、気分転換にはなった。

ストイックに突き詰めるより
浅く広くの体験が私の好み。
ただ、この手のお稽古ごとは
自由参加ながら、発表会などが絡む。

目標にもなるし、楽しさもあるが
過剰な仲間意識の強い人が集まると
縛りにもなり、窮屈と思うふしもある。
とあるきっかけでやめたのも
いい頃合いだったのだろう。
ちなみに山口さんは還暦前の年齢ながら
今もフラメンコは続けているという。
懐かしの女優さん、すごいな。

フラメンコは踊りで感情を表出
激しく足を踏みつける動作に
意味があった。と
後に教えてもらうことになり
これも浄化行動の一つだった。

お酒づくりも、踊りもご神事ですから
無意識とか偶然というものは
ないのだなと思う。

気の向くまま、思い立ったら
とりあえずなんでも
やってみた方がいい。

年齢は関係ない。
食欲、スポーツ、ファッションの秋
何かがきっかけを見出してくれることも多い。

ところで
山口さんつながりで見つけた動画
ファンとか回し者ではないけれど
ファッションには疎くても
面白い感性は刺激になる。
この方は女優業もすばらしいでしょうが
私生活の方が魅力的な方に思えた。



今日は、秋を感じる新月。
地域の秋祭り
周辺を朝から太鼓の音が響き
子供達とともに神輿が回っている。
良き実りの秋が楽しく過ごせますように。


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