SBG7 情報収集で済む知識は校外で学ぼう!
学校は「唯一の学びの場」ではなくなっている
学校は、知識を吸収する唯一のところではなくなってきています。
日本で近代教育が始まった明治時代は、学校の教育こそが時代の最先端を担っていました。学校に行くことが近代国家の日本人として必須でした。
ところが今の学校は、最先端ではありません。少なくとも「情報を得る手段」としての学校は、絶対的ではなくなっています。情報を得るとき、キミ達は「学校」を第一のよりどころにはしないでしょう。みなさんが気付いているように、「インターネット」につながった「スマホ」に頼ろうとしますよね。
英語を例にとると、教師が授業時間を使って文法を手取り足取り教えることを止めることができる環境は、急速に整いつつあると思います。優秀な学習アプリが日々サービスを提供し始めているからです。
高校生のキミ達は、既に利用している(学校利用もある)人も多いと思いますが、解説(ビデオ等)から内容確認問題と自動採点。出来ていない箇所のフォローアップ、応用問題へのステップアップが一人一人にカスタマイズされている学習アプリを使えばいいのです。
YouTube等においても、ふんだんに有名講師の授業動画が無料で公開されてあります。また有名無名を問わず、わかりやすく優れた動画教材も毎日アップされています。
ウェブサイトにアクセスすれば、生の教材となる時事英語のニュースや必要なニュース記事のオリジナルにも簡単にアクセスできます。サイバー空間には、キミ達が活用しきれない量の英語教材が流され続けられているのです。
従来、教室に集められて一斉に受けていた「知識・情報を得る」という作業は、個人が学校以外で、好きな時間にすれば済むのです。
教科書や参考書を読めば済む、ウェブサイトを開けば知れるといった情報収集作業は、学校の授業以外で済ませてしまいましょう。大切なのは、その集めた情報の処理能力、応用能力だと言われています。(藤原和博氏は「編集力」*としている。)*同前掲動画
読めばわかることをバカ丁寧に説明して、板書させたりばかりいる先生がいるとしたら、とっとと覚えて、小テストで満点を取って、授業中は好きな本を読んだりするくらいでもいいんじゃないですか。また、キミ達がそのような授業を先生に対して無意識のうちに期待していてもいけませんよ。何から何まで「教えてください」、「説明してください」、「早く、正解を言ってください」ということを要求していると、何も変わりませんよ。
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