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SBG 11 「変化力」を身に着けよう! 変化力しか勝たん

キミ達を取り囲むAI化社会

 自宅の近所に書店が5店舗あったとします。「最もお気に入りの本屋さん」から、「全最も気に入らない本屋さん」、「どちらでもない本屋さん」、「ややお気に入りの本屋さん」、「やや気に入らない本屋さん」、それらが自宅からの距離もまちまちに分散して立地しているとします。
 さて、ある朝起きたら、自分の「最もお気に入りの本屋さん」が自宅から最も近い位置に建っていて、順にだんだん遠くなるにつれ、「やや気に入らない本屋さん」へと距離が伸びていって、最後には最も遠い位置に「最も気に入らない本屋さん」が建っていたら、、、

 こんなことは現実には起こりえないと思うでしょうが、インターネットの検索の世界では実際に起こっているのです。
 好きなものから順に、見たいものから順に、欲しいものから順に、興味と関心の高いものから順に。気に入らないもの、目にしたくないもの、欲しくないもの、関心のないものは触れなくてもいいように、インターネットの世界ではAIが本人に問い合わせることなくあなたにパーソナライズされた環境を与えているのです。
 「快適ですか?」の質問に、
答えは「はい」ですか?
 これに飼いならされたヒトは自分が気に入らないヒト、自分と異なった考えを持つヒト、自分と趣味の合わないヒトと果たして積極的に付き合おうとしようとするでしょうか。付き合おうとする際には、恐らく相当のストレスを感じざるを得ないでしょう。

 ここで問われるのは「変化力」です。
「現状を信じない力」、これを「疑う力」とでも呼びましょうか。「『このままでいい』と思わない力」。さらにシフトして、「気に入らない最も遠くて不便な本屋にも立ち寄ってみよう」と思えるか。自分自身に対して「変化すること」を与え続けられるか。または「自分自身を変化させられる」かが問われているのです。
このことはまた、自分の視野を広げるチャンスにもなるのです。

ここがサスティナブル!
 最近よくある「必要な力」のリストには「○○力も必要、○○力も必要...」と、項目が多すぎて結局よくわからなくなりますね。でも、リストに上がった項目が何であれ、それらを受け入れる素地となる「力」があります。それが「変化を厭(いと)わない力」です。


「世の中が変わらなくてはならないのではなく、変わるべきは自分自身である」という認識が、どんなに時代が変化しても、あなたを輝き続けさせるでしょう。

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