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うつ病と僕(6)

土方になった僕は意外と最初は楽しく
仕事をしていた
毎日毎日泥まみれになって
クタクタになってました
それなり楽しかった
免許も持ってないのに
色んな重機に乗ったりして
頑張っていた
ある日専務が僕に言った
「おまえ今に壊れるぞって」
その言葉が後々の僕にのしかかってきた
まだ20歳になった頃で、友達は皆学生だった
なので毎日仕事でクタクタでも周りと合わせないといけないから遊びまくっていた
飲みに行ったり
ビリアードしたり夜中まで遊んで
仕事していた
職場では、使いやすい人間と思われて
いつも忙しい現場に回された
最後までいた現場は無かったと思う

そして僕の体は壊れた
鉄ハンマーを持ち上げた瞬間腰から嫌な音がした
その時は踏ん張ってやっていたが次の日の朝
足が痺れていた感覚もすこしなくなっていて
病院に行った
そしたら頚椎すべり症と言われた
取り敢えず1週間安静になった

それから僕は使えない人間になった
結局学もなく免許も持ってない人間は力仕事しかなくて、だけど毎日がシンドくなり
まだ学生の友達の方がお金持ってて

「シンドいし帰るわ」と言ったら
「使えんなー」って言われて
なんだかバカバカしくなっていた
それでも笑顔を仮面をかぶってた

この頃からまた子供の頃に感じていた周りとの違和感を感じ初めていた

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