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娘研究vol.4

泣き崩れたのは、わたしだった。臍の尾がとっくに切れているって当たり前のことを再認識。

コンクールの結果をどう伝えるか。それが今日18時以降の私の悩み。できるだけ明るく?共感っぽく?忙しく気が紛れる時に?こっそり?笑い飛ばす?何食べたい、て訊く時みたいに?


コンクールの結果を伝えると、娘は「あ、そう。」と普通に返事したので拍子抜けした。でも驚いたのはここから。


「受かった子、当てるから言わんといてな。しかし講評が早くこーへんかな。楽しみやわ。」と。なんで?と尋ねると、「だって、どこがあかんかったか、分かるんやろ。点数も知りたいし。練習も考えなあかんやん。」


すごろくやったら、40マスくらい先こされたような。この置いてけぼり感。咽びないていたのは私だけだった。

結果が伴わなかったときこそ、本当の姿が見えると言っていたのは、私。なのに、この醜態。なんだろう、母親。なんだろう、私って。


昔、夫の指導教官に言われた言葉を思い出す。


「親はいても子は育つ。」


もうこの子はとっくに私の手から離れている。今度は笑えてきた。シンクロってなんだ(詳細はVol .2)と。いてもいなくても成長するんだ、ほんとに。

急激にお腹が空いてきた。うどんを2杯、寿司6かん、クレープを食べて、色々スッキリした夜。

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