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デジタル時代の子育て〜見つける〜

「何を勉強するかは重要じゃない。自分が興味のあることの見つけ方を知る方がずっと大事です」

デジタル時代に大事になる「集中力」について書いています。
これまで、集中力と運動の関係、スキルによる分類を見た上で非認知能力、記憶、思考について考えてきました。今日のテーマは、「見つける」です。


どうやって、没頭するものを見つければいいか。
どうやって、それを子どもと楽しむのか。まさに、私も模索中です。そのヒントになりそうな本は。

上の引用は、トニー・ワグナー『未来のイノベーターはどう育つのか』で出てくる若きイノベーター(iPhoneのプロダクトマネージャー)、カーク・フェルプスの言葉です。

「僕はまず身近に面白いチャンスを見つけて、それをバネに次のポイントに進むことにしています。宇宙で衛星を操縦するような感じですね。猛スピードで宇宙に飛び出してみて、『あそこに惑星があるぞ』と思ったら、少し軌道修正する。しばらくしたら、また別のところに向けて飛んでいく。次にどこに向かうかは、自分がどういう人間になりたいかで決まる。自分が何を好きで、自分の引き出しにどんなツールを加えたいか、今のスピードをどう利用すればどんな方向に進めるかがカギです。」

気になるのは、これに続く次のセリフです。

「これは両親が僕をサポートしてくれた方法と似ています」






両親のサポート、
次にお母様の言葉から引用します。

「私はいつも実験していました。学校の良さもわかるけれど、もっと改良する方法はないかと思っていたのです。改良というか、より高めるという感じかな。いつもあれこれ試していました。」

「うまく行ったこともあれば、失敗もありました。でもたぶんそれが私流の子育てです。」

「私たちのやり方が普通と違っていることは、いつも感じていました。」

今日本でも人気になりつつある、ボーディングスクールの名門高校を中退してスタンフォードの修士・学士の同時取得過程に入学。そして、あと2単位のところで途中で退学。

あと2単位で退学する…私だったら何て言うだろうか。
色々と興味深いのですが、

「多くの親は子供に良かれと思って、『正しい』習い事をやらせ、『最高の』学校に入れる…でも私に言わせれば、そういう親は子供と過ごす時間の大切さを見落としています。子供が何か言ったとき耳を傾けてくれる大人が近くにいること、子供が何かを探しているとき気にかけてくれる大人がいることは重要です。私たち夫婦は子供と過ごす時間を犠牲だとは思いませんでした。人間として子供達がとても興味深いと思ったから一緒に過ごしただけです。多くの人はそこのところを軽視しています。」



なるほど。


引用が多くなりました。
続きはまた明日。

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