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林業編Vol.3~森林組合へ就職~

〈はじめに〉

給付金をもらいながら、
林業大学校を卒業した場合、

県内の林業事業体に、2年間の就業義務があります。

〈改めて決定理由を考えます〉

私が就職した森林組合は、

人数も少なく、年齢層も高い、
林業大学校にいても人気のない、陰の薄かった組合
です。

一方、前回も少し話しましたが、
代表取締役自ら面談に来てくれて
「うちに就職してくれないか」

と言ってくれた会社もありました。

そこは、
人数も多く、年齢層も若い、
個人の技術力も高く、活気があり、
新しい機械もたくさん導入してます。

県内の林業事業体では珍しく、
月給の週休2日制でもあります

〈なぜ、小さな森林組合を選んだか〉

感覚としては、

「強豪私立」よりも「弱小公立」

でやりたかったイメージです。

林業大学校で学ぶうちに
林業を
「若い人がやりがいをもって楽しく働ける」
仕事にしたいと思うようになりました。

もっとも、他の人が楽しく働けるというの
自分が楽しく働くためでもあります。

その場合、生産数や効率性を
いくらアピールされても響くものはなく、
逆に「助けてくれ」という声の方が
行きたくなります。

〈就職後3カ月を過ぎて〉

1年目からある程度の基本ができているという
こともあって、
とても好待遇で迎え入れてくれました。

実際の現場では、
やはり学校をはギャップが感じられます。

特に、安全作業、作業効率化です。

安全に全く気を付けていない訳ではないですが、
それが危険だということを知らないまま
やっていることは結構あります。

使用している重機も
古いものが多く、よく壊れます。
修理のたびに、作業がストップします。

これらは、
先輩から教わってきたことが現従事者の基本であり、
先輩が経験していないことはあまりやりたがらない。

ことが原因かなと思います。

特に、新しく開発された機械は
なかなか使ってみようとしません。

「1回乗ったけど、使いづらかったしな~」

です。
1回でそれは当たり前だと思うんですが、、
それでもその先使ってみることはしません。

作業効率化において
もう一つ気がかりなことが、

当日の作業の段取りを確認しないことです。

班長とベテラン作業員の2人の間には
なんとなく想定されてそうなのですが、

5人班なので、他の3人は行き当たりばったりです。

動きを見ながら
次はなにか、予想しながら動く力は身に付きます。

3カ月を過ぎて、
ようやく遅れずに動けるようになってきました。

〈段取り8分〉

=仕事の8割は段取りで決まる
と、学校では教わってきました。

林業に限らず、多くの仕事がそうだと思います。

特に、班での作業系の仕事では
朝一は段取りの確認からやりたいですね。

可能であれば、一週間、一カ月と
先のめどまである程度計画して
共有しておく。

きつい肉体労働と
楽な機械の操作と

作業の内容によっては
体力の消耗具合が極端に違います。

今は夏場ですので、
大量の飲料を持っていってますが

機械操作だけの日だと、全然飲みません。

翌日の段取りができていれば
必要な分を必要なだけ
用意することができます。

このように、
自分が目指す林業の働き方を
考えながら少しずつ頑張ってます。

〈おわりに〉

また仕事をしながら
気づきがあったら共有したいと思います。

次回は、これまでの3つの職業を比較した
記事としたいと思います。

その後、林業という仕事について
簡単に紹介していく予定です。

それでは、
ここまで読んでくれてありがとうございました。

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