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最大多数の最大幸福(前編)

最大多数の最大幸福とは

あなたは「最大多数の最大幸福」という言葉を知っていますか?

学校の授業で聞いたことがある人もいるかもしれません。

「最大多数の最大幸福」とは、

「幸福とは個人的快楽であり、社会は個人の総和であるから、最大多数の個人がもちうる最大の快楽こそ、人間が目指すべき善であるとする。」

という考え方です。

簡単に言い換えると、

「より多くの人に最大の幸福をもたらすことが善である」

という考え方です。

その代表は多数決

私たちはこの考えに基づいたものを日常で当たり前のように用いています。

その代表が多数決です。

私たちが学校で当たり前のように使っていたものですね。

多数決は、

多数意見を全体の意見として用いるという意思決定方法です。

クラスの中で最大多数の意見を採用すれば、少数意見を採用するよりも、

多くの人が幸せになることができるという考えです。

少数意見の尊重が必要

しかし多数決には、少数意見を無視してしまうという側面もあります。

本当は多数意見より優れていたり、結果的に多くの人が幸せになれるかも

しれないのに、たった一度の多数決によりその意見が無視されてしまう

ことを忘れてはいけません。

そのため少数意見にも耳を傾けて、尊重することが大切です。

多数決をする際に必要な環境

多数決をする際には、場の空気に流されず、

誰からも影響や圧力を受けずに投票できる環境が必要です。

しかし実際に学校のクラスで行う多数決には、

少なからず同調性を求めるような空気があったり、

クラスカーストの頂点にいる生徒からの圧力があったりと、

公平性が保たれずに多数決が行われることが多いです。

ですから多数決を行う際には、その場の空気に流されず、誰からも影響や

圧力を受けない環境で投票する必要があります。

まとめ

本記事では、

最大多数の最大幸福とは

その代表に当たり前のように使っていた多数決がある

少数意見の尊重が必要

多数決が効果を発揮する条件

について書きました。

後編では、

一見理にかなってそうな最大多数の最大幸福という考え方の欠点

について書きます。


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