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三十四話 AI搭載型アンドロイド

メイド型AI搭載アンドロイドの乳袋に見惚れている私。
すごく大きいです…。
可愛らしいブラウスに包まれたあまりに大きなアンドロイドの胸…。
歩くたびにゆっさゆさと揺れている。
ブラウスのボタンが、今にも弾け飛びそうだ。
しかも、ブラウスの生地が薄いのでブラジャーの刺繍が浮き出ている。
ゴクリ…と生唾を飲んでしまった。
「また私の胸見てるんですかぁ?本当にエッチなお嬢様ですねぇ…」
また、すぐに視線でバレてしまった。
「べ、別に胸じゃなくてブラウスかわいいなって見てただけなんだからね!」
私は苦し紛れな下手な言い訳をした。
「言い訳しなくてもいいですよぉ〜。好きなだけ見てくださいぃ〜」
最近誰にも相手されなくて、見られるだけでも嬉しいらしい…。

見ていいと言われると、なんだか返って恥ずかしくて見れない。
「ところであんた名前は?」
慌てて話題を変えた。
「私の名前は理夢でぇすー」
きゃぴるん☆と擬音が出そうなぐらいのウィンクをして、名前を言う理夢。
おまけに瞳の真ん中がハートマークになってるぞ。
「理夢か。いい名前ね…」
「名前褒められたの初めてですぅ〜。うれしい〜!」
私が名前を褒めると、また理夢は抱きついてきた。
大きな胸がぎゅっと潰れそうなぐらい押し付けてくる。
そして、桃の香りのような甘い匂いが、より一層私の鼻腔を擽る。
私の脳内は痺れるような、甘い刺激でいっぱいになった。
脳が蕩けそう…。私も瞳がハートマークになりそうだ…。
理夢はより一層私に抱きついてくる。
街の往来で、そんなにべったりくっつかれると、うまく歩けないよ…。
「あのさ、そんなにくっつかれると歩けないんだけど…」
「いいんですぅ。お嬢様ともっとくっつきたいんですぅ…」
私が苦言を言っても、さらにくっついてる理夢。

秋葉原の中央通りを、半ば理夢に抱きつかれながら歩く私。
これって、傍目からはレズカップルに見えてる?
なんか恥ずかしいな…。
理夢は私の好きなキャラとか作品を、会話の端から汲み取り、いろんなお店を案内してくれた。
さすがAI搭載アンドロイドだなぁ…。
でも、私は今は理夢の可愛さに夢中だった。
遠目では、人間と見分けがつかないぐらいの精緻な機械仕掛けのアンドロイド。
(ピンク色になった髪の毛は、そのままだったが…)
しかし、近くで見ると、肌の質感が人間よりきめ細かく美しい。
透けるような白い肌で、人工血管が薄く透けている。
フィギュアより美しいなぁ…。
いつしかまた、理夢に見惚れている私だった。

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