スウェーデンでの生活#21 地元の人々も集う温かいパブ

帰国から早3週間と少し、向こうの街並みとごはんが恋しいSonoriloです。特にごはん…まあ外食は高いのですが、どこへ行っても本格的なコーヒーが飲めて、普通のサンドイッチかと思えばハムやチーズが絶品で、お菓子は砂糖やバター、スパイスが惜しみなく使われているといった感じで食べ応えがあって。スーパーで売られている自家製っぽい素朴なアップルクランブルとか、本当に美味しかった…

さて、今日は滞在中気に入って割と行っていた、同僚に教えてもらったパブ "THE FLYING HORSE" を紹介したい。ずらっと並べられたビールサーバーから想像できる通り、各国の生ビールが売りなのだけれど、カクテル類も日本では見ないようなものがいろいろあって楽しい。

初めて飲んだベイリーズコーヒー。ベイリーズはクリーム系のウイスキーベースのリキュールで、これはかなり好みのタイプの複雑な味わいのカクテルだった。クリームの穏やかな甘さにバニラが花のような優しい香り、コーヒーとカカオが深み、ウイスキーがちょうど良い辛みを足していてすごくほっとする味。ベイリーズはコーヒーとの相性が思った以上にばっちりで、密かに帰国後に買うことを決意した。

同僚おすすめのハラペーニョのフライは中にチーズが詰めてあるせいかそれほど辛くはなく、獅子唐に近いほのかな苦味のほうが主張している感じだった。しっとり揚がっていてそのままでもいけるけれど、スパイシーなトマトソースをつけて食べると最高。

スウェーデン料理ということで頼んでみたビフ・リドバーグは見た目からして素朴で家庭の味、という印象。濃いめの味付けのサイコロステーキにほくほくで香ばしいじゃがいもと甘く炒めたつやつやの玉ねぎが合わせてあって満足感があった。サワークリームのような口当たりのマスタードをつけると少しさっぱりと、卵黄をつけるとまろやかな味になって楽しい。

今回でスウェーデンでの暮らしについてのnoteは終わりです。旅行などした際にはまたいろいろ書けたらと思っていますので、見に来て頂ければ嬉しいです。Tack så mycket!