見出し画像

ありがとう、保育士の皆さん

今、保育園は大変な状況にあります。

このことを、多くの人に理解してほしい。学校や幼稚園、そして学童保育も多くが休みになっている一方で、保育園はお子さんを預かっているところがたくさんあります。

在宅勤務のお母さんやお父さんが増え、家庭で過ごす子どもたちも増えているとはいえ、それでも保育士さんたちは制限の多い状況の中で、朝から夕方まで、子どもたちが安心して楽しく過ごせるようにと、毎日工夫をしてくださっています。

子どもの健全な生活との狭間で

感染を避けるためには、人と近づかないこと、触れないこと、喋らないことなどが挙げられていますが、幼い子どもには、健全な生活のために、このどれもが必要なことなんです。

悲しい時には抱っこしてもらって落ち着くことができる。身の回りのことはまだまだ自分ではできません。着替えの最後にシャツの裾をズボンに入れてあげなくてはなりません。

そしてお友だちが大好きだから、すぐにくっついていくんです。離れて遊ぶことなんて、なかなかできません。

個人差はありますが、2歳を過ぎると、急におしゃべりができるようになります。ずっと喋っている子どももいます。おしゃべりして、それを聞いてもらって、子どもは満足します。

また、特に3歳未満の子どもたちは、理由を聞いてそれを理解して行動するということは、まだ難しい。大人が一生懸命言葉で諭しても、自分のやりたいようにやります。それが3歳未満の子どもたちの健全な育ちなのです。

小さい子どもたちの世界を守るため

保育園のこのような状況下で感染を防ぐために、保育士さんたちは相当苦心されていると思います。それでも、預けてお仕事に行かなくてはならないお母さん、お父さんもおられます。そして保育士さん自身もご自分のお子さんを預けて保育をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今の保育園の現状を理解していただいた上で、改めて眼差しを向けてみてください。保育士さんたちは、いつも以上に遊具を消毒したり、いろんな物に触れないように気をつけているのです。小さい子どもたちが住む世界は、大人とは違うことをもっと多くの方に理解してもらいたいと思います。外遊びが必要な子どもたちがお散歩に出かける様子を、どうか温かく見守ってください。

子どものためにそれぞれが頑張っている

預けるお父さん、お母さんも、預かる保育士さんも、本当にご苦労様です。

「お帰りなさい」「ありがとう」と挨拶を交わしながら、改めてお互いに相手のことを思い合って1日を終えることができたら、今日よりも明日を、気持ちよく迎えることができることでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?