旅を続けることにした〜私の自粛期間〜

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日本に帰ってから、もうすぐ14日間が経つ。なんて長い時間なんだろうと思ったが、長いようで短いような時間だった。

この期間に何度も思ったことは『カナダに帰りたい』ということだ。もちろん、日本に帰ってきて、実家で自分の部屋で寝る日々はとても穏やかだ。父親との会話も好きだし、リビングのソファーで1日中、映画やドラマを観ているのも楽しい。

しかし、韓国ドラマ「トッケビ」を観ながら何度もカナダに帰りたいと思った。(ドラマのに出てくるカナダはケベックシティだったから、ケベックシティにも行きたくなった。)私がカナダで1年間、生活できた経験はすごく貴重な経験だった。夢のような出来事のように今は思う。もちろん手紙に書いてきたように、楽しいことばかりではなかった。だからこそ、自分にとって大切なものを教えてくれる素敵な経験だった。

会いたい人がたくさんいる。カナダにも、日本にも。カナダにいれば日本にいる家族や友達に会いたいと思うし、日本にいればカナダにいる家族のような仲間や友達に会いたいと思う。すごく、わがままな性格だと思うと同時に、私には好きな人がたくさんいるんだということにも気づくことができた。こうやって帰りたい場所がたくさんあることを嬉しく思う。

今は世界的に大変な時期である。だけど、自分と向き合ったり、自分の中にある価値や、本当に求めているものを見つけるため時間にもなる。

だから、私は旅を続けることにした。

それは、海外に行くことだけでなく、どこにいても自分を成長させていくという意味での旅だ。日本に帰ってきたのも大きな旅の途中なのだから、帰ってできることがきっとある。まだ何かはハッキリとは、わからないけれど。それでいい。

”人生は問題解決をするためにあるのではなく、旅を続けることだ”

という言葉をどこかで読んだ。誰が言ったのか覚えていないが、いい言葉だ。問題を解決するために自分の時間を使ってしまうのは少しもったいない。なぜならこの人生において、求めている答えがないかもしれないから。もちろん問いつづけることは大切なことだと思う。

ただ、最も私の中で大切なことは『経験すること』だ。私にとっては旅を続けるということである。ゴールもない。目的もない旅に出て、その旅で様々な経験をすることなのだ。変化を恐れてはいけない。いや、変化を恐れながらも前に進んで楽しんでみたらいい。

これからの経済を考えれば不安になるだろう。無収入の今の状況を深刻に考える必要もあるのかもしれない。だけど、私はこの旅を続けていく。自分の人生を旅をしながら彩っていく。だから、あえて言いたい。

”なんくるないさ”

今読んでいる本に書いてあったが、”なんくるないさ”は”なんとかなる”という意味だけでなく”正しく生きていれば、なんとかなるさ”という意味が込められているらしい。

「正しい」という価値観はいつも自分の中にある。その「正しさ」を磨いていけばいい。もし今まで信じていた「正しい」が違うのであれば軌道修正しながら「自分の正しさ」を創り上げていけばいい。

これは、誰かを励ますための文章ではない。自分を励ますための自分への手紙なんだと思う。

”今の旅は楽しいかい?”

そうやって自分に問いかけながら生きていこうと思った穏やかな雨の日だった。

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ドラマ・・・「彼女は綺麗だった」(韓国)、「Suits」(米国)、最後から二番目の恋(日本)







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