2022年12月14日広島市議会総務委員会(並川議員質問と理事者答弁)

私が自分用の記録としてテキスト化したもので粗いメモ起こしです。正確な議事録は、後に市議会が出されるものです。広島市民にとって大切な議論である中央図書館再整備計画に関して、市民が判断するために重要な資料が適切に開示されていると思えないし、今回の総務委員会での議論も、広島市は議事録以外で別途公開するつもりはないと明確に示したので、自分のメモを、この問題に関心がある人のために公開しているという位置付けです。ということをご留意の上、ご参考になさってください。

並川議員)
再整備方針を決定したということで比較検討の結果の案が提示されたが、今日の総務委員会で提示してHPに速やかに提示すると。今年中に社会教育委員会と図書館協議会に。さらに年度内に確定すると。総務委員会でさまざまに意見が出たが、どのような形で提供されるのか。

生涯学習課長)
今日のご意見は両審議会にお伝えする。

並河)
ホームページには。

生涯学習課長)
ホームページについては、今日見ていただいている案を掲載する。

並川議員)
私が聞いているのは、今日の総務委員会で出たさまざまな意見は市民の皆様にどのように提示するのか。

次長)
総務委員会でのご意見は、議事録としてまとめられるもの。齟齬があってもいけないのでそのあたりは差し控える。

並川議員)
ということは社会教育委員会議や図書館協議会でも差し控えるのか?

次長)
細かなものについては議事録。アウトラインでお示しできるものはしたい。

並川議員)
何度もいうが、アウトラインでも出せるのなら市民にも同じように出していただきたいが。

次長)
その件については検討したい。この場では発言できません。

局長)
総務委員会での議論は市民の方にお示ししておりません。ですから、したがって市民に資料は公表するが、概要は伝えない。オーソライズされていない内容を公表するのはいかがなものか。委員の皆さんの意見を聞くのみにとどめたい。

並川議員)
3月の付帯決議があって、そこにはこのようにある。「図書館整備方針の作成後に現地建て替え、公園内の移転、エールエールへの移転、それぞれを詳細に比較検討できる資料を作成し、各資料について、議会、利用者、有識者に丁寧に説明し、理解していただいた上で移転先を決定する」とある。そうすると、この案について説明するのが丁寧な説明かと思うが、理解していただくというところがなければ、なかなか判断しかねるのでは。

生涯学習課長)
今回の比較検討の資料については、ご理解いただけるように作ってきたと思っている。これを広く周知して、理解いただける環境を整えて、ホームページで。

並川議員)
要望だが、さまざまなところで意見が出て、総務委員会でも資料にしていただいてそれにとともに(案)を外すとしないと、判断しかねる。早く作るのではなくしっかりと理解できる、丁寧な説明で理解できるとならないと思う。比較検討ではにぎわいを重視しているわけではないとあった。利用者が増えることとかコストとかまちづくりとか、県域の整合性とか、どれかを重視するものはあるのか。それぞれ平等に判断するのか。1点とか2点とかあるのか。それがないと総合的にみてこっちが上か下かがわからない。客観的な指標は。

生涯学習課長)
それぞれ1点とか積み上げて結果を出したものではない。

並川議員)
つまり客観的な指標じゃないということですね。今回の私の一般質問では移転について、提案というか質問した。エールエールにはビジネスマンや学生がくるからそういう人をターゲットにした専門図書館を整備して、現在地を含む中央公園付近には新中央図書館を整備するとすれば、現在地なら子ども図書館など文学館も含めて整備できるので、コストとか利用者とか市民の意見に最も寄り添った形になる。コストで言うと、総額ではなくて1年あたりのコストで考えてもそちらの方が安いんじゃないかという説明をしたところ、その時の答弁では、公共施設等の総合管理計画に掲げた方針に合致しないといけないと。一度に多くの利用者が訪れる施設でありながら、公共交通機関の利用が困難な場所に、設置されている場合などは施設を更新する際に交通結節点の〓など、、、、、、多くの利用者の利便性を高める方策を検討するとか、複数の施設を一つの建物に集約することで集客力向上など…でこれにそぐわないからできませんと言う話だった。どういう点でそぐわないんですか。

生涯学習課長)
まずはですね、中央図書館自体、今回エールエールに移転したいという案を示した。その機能の中には、ビジネス的なものは入っている。わざわざ分けてやるのも、中央図書館として他の方にもいろんな人に使っていただけるものとしてエールエールに移転した方がいいという結論。

並川議員)
先日も総務委員会の勉強会で出てきたが、中央図書館の重要な機能として中枢館としての機能。何かというと、資料の収集分析、レファレンスの提供など。それ以外には配送、公民館配送とか移動図書館の基地的機能。

先ほどの局長答弁にもあった新市域についてどの部分が大事なのか。ともはと号、リクエスト制度の充実などがあった。現在のともはと号の行っているところ17か所。先日今のともはと号の移動スケジュールとかメール便のスケジュール見せてもらった。すると、ともはと号はほぼずっと移動している。休みの日もあるが図書の整理とかあるが、どうしても毎日運行は難しいと。メール便を見るとずらっと3号車まであるが、多くのところを回っている。これを充実するということは、移動図書館を増やすとかメール便の車の台数を増やすことしか考えられない。今一杯一杯ですが。

生涯学習課長)
週3回、最終週は週1回、まわっている状況。こういうところについては、ボランティアの協力が必要なので、協力が得られて地元がぜひといえば。場所を増やしていく。場所を今の17カ所から増やしていく。

並川議員)
もう一度聞く。充実のためには台数を増やすしかないと思うが、それは。

生涯学習課長)
繰り返すが、ともはと号を増やすとなると、停められることなどお手伝いの協力も必要。それができれば増やしていくことは可能。

並川議員)
これ進まないので、言われたらやりますよと。メール便について。公民館図書館に行くメール便。たくさんリクエストがあると、一回あたりに運べる量は限られているから増やすしかない。メール便の台数、増やすしかない。それはどうなんですか。

生涯学習課長)
公民館の図書については半数は中央図書館の図書が配本してある。月に1回配本、車がまわって交換している。今後どんどん増えてくるとその部分も検討していく。

局長)
台数を増やすとなると、職員の体制。充実させていくと、指定管理者である文化財団と協議しながら、場所をどこにするかとか。全体を見ながら協議していく。今ここでああしますこうしますとはいえない。

並川議員)
充実するためには便を増やさないといけないし、人的なものも増やさないといけない。将来の拡張性も含めて、中央図書館はどうあるべきかを考えないといけない。

続いて、浅野文庫については別に検討するとなっていた。今回の比較検討案についても、浅野文庫については決まっていないのか。検討結果とか経過についても記載がない。どういう状況か。

生涯学習課長)
浅野家と協議をしているところ。年度内に再度場を設けたい。

並川)
浅野文庫の整備方法によって中央図書館、どこにおこうが費用はかかる。費用が大きく変わると。エールエールの中に整備できるなら、そういう形で費用を出さないといけないし、別に違う場所に浅野文庫用の建物を作るなら費用と体制作りが必要。さらにエールエールと新しい浅野文庫の建物との間でレファレンスの関係で図書の行き来もあるから費用が大きく変わる。非常に重要なところだし、整備の方向が大きく変わってくるが、今までどれくらいの頻度で浅野家と交渉されてきたのか。3月に付帯決議があって、4月に人事異動があって、新しい体制でスタート。それから8か月経っていて、まだ決まっていませんというのは、どれくらいの頻度で。

生涯学習課長)
4月から直接お会いして協議したのは2回。それ以外にも、浅野家に近い形を通じて協議をしている。

並川議員)
色々協議が、どれくらいのものがわからないからおいておくとして、今回中央図書館は耐震性もないので早く再整備しないといけない。また今回の基本設計とか費用も年度内に着手するのであれば、早く決めないといけない。8か月で2回ってあまりにゆっくりすぎる。年度内に1回しかないがどうされるのか。どう進めていくのか。

局長)
浅野家の方とは私が直接お会いしている。最初に年度当初に挨拶に伺い、再整備についての状況をお伝えする。古文書の保存とか、歴史や経過をお話しする機会。もう一回協議とはないがお話ししてお聞きして、10月の終わりに東京に行って具体的な意見交換をした。お互い、こうしましょうとかじゃなくてまずはどういう風に貴重な古文書を保管できるか、意見を伺う中で。今後複数回お会いして、保管の方法どうするかとか、整備についてどうするか。できたら新年度になるかもしれませんが、ご報告する。

並川議員)
昔のことを言っても仕方ないが、本年度に入ってから協議したと。この話は昨年から出ているが。中央図書館のことだから浅野文庫も当然入っていると思うが。

局長)
前任から協議していると聞いている。

並川議員)
協議していると聞いているのなら、かなり進みが遅いと思う。浅野文庫の整備費用とか図書館の整備の形も大きく変わってくるから、早く決めてもらわないと比較ができない。現在地では一緒にできる、エールエールでは一緒にできるできないそれぞれでないと、いいか悪いか比較できない。しっかり出るまでは、比較検討できない。いつまでに出すつもりか。

局長)
図書館の再整備方針を決めるときに、浅野文庫については、再整備方針とは切り離して考える。ですから、再整備については切り離して比較検討すると明示している。あえて比較検討できないというのはない。

並川議員)
再整備方針はあくまでも中央図書館の再整備。今の中央図書館をどうするかについては、映像文化ライブラリーも浅野文庫も含めないと。今の中央図書館が管理している図書がどうなるか判断しないと引越しできない。さらに、今のところの耐震性から早く整備したいなら、それも含めてやるべきだと思うし、3ヶ月後にわかるというのならそれも含めて比較検討案出せばいいのだが。なぜ今の段階で。そんなに長い期間仮の施設に置くわけでもないのになぜ今別々にして検討案に含めないのか。

局長)
浅野家が持っていらっしゃる財産があるので、相手方の財産をどうするか。それ以外であれば広島市が決められるが、そうでないので難しい。だから切り離す。

並川議員)
何度言っても同じだと思いますが、浅野家についての資産。現在地で建て替え、エールエールであっても、一緒に整備する場合と別々に整備する場合がある。それぞれについて、費用の試算はできるんじゃないかと思うが。そうすると案としては4つになる。そういうのがあれば比較検討がしやすい。案を作ることはできなかったのか。

次長)
これまでもご答弁しているが、浅野家とはそのあり方について一緒に協議をしている状況。具体的にどういうところで整備するというのは、現在のところで整備費を出すことはやっていないし。貴重な財産ですので時間をかけてやること。

並川議員)
浅野家に、仮に試算することはいいですかというのはできること。議会で検討するので、と提案することもできないんですかね。

次長)
市としてまだそういう段階ではないと判断している。

並川議員)
浅野家についてそういう段階でないなら、そもそも中央図書館についても比較検討するべき段階ではないとおもうのだが。

次行きます。中央公園内移転については、できないとある。都市活性化委員会で商工会議所跡地などについて質問があったが、その時の商工会議所の跡地とかゆか園など。どういう答弁でしたか。

紙屋町八丁堀地区活性化=カミハチ=担当課長)
12月1日の都市活性化対策特別委員会で答弁した内容。サカスタ建設でユカエンの移転が必要になったので令和3年6月、事業者とサカスタの契約もして、その契約の中で、ゆかえんの移転も含まれていると答弁した。

並川議員)
ユカエンについては移転も含めた契約との答弁。そこには、契約書の中身には、場所はあったのか。

国際化推進課長)
契約書の中には、公募資料に書かれているのは、ユカエンの移転が必要となった場合はスタジアム西側または建設予定地近傍(中央公園内)と定めて契約は行われています。具体的な移転先については、、、以上です。中央公園内と明記しているが、具体的な場所までは契約書の中には含まれておりません。

並川議員)
具体的には決まってなかったんですね。で、商工会議所の跡地利用については。

カミハチ担当課長)
令和2年3月策定した中央公園整備の基本方針で、中長期的取り組みとして、西側の民間施設は早期移転の実現を目指すとともに、別紙1に記載しているが、水辺空間と一体になった潤いのある空間の整備。商工会議所の移転や跡地利用については、市民意見募集を受けて、3月に決裁受けて策定。市長決裁の後、議会にも報告している。

並川議員)
今あったが、水辺空間。別に建物建てちゃいけないとはない。違うのか。

カミハチ担当課長)
水辺空間の取り扱いですが、先ほど申し上げました、基本方針で水辺空間として市民や観光客など来訪者が水に親しむ水辺づくりと周辺と一体になった水の都広島の新たなシンボル空間としている。こうした方向性であれば飲食店や水上交通の川の駅なども。現時点で何か具体的なものはない。

並川議員)
水辺空間と市民の利便性、近隣と一体となって利用できるようなものであればいいわけで、それが図書館複合的な施設となった図書館でもいけると思うのですが。図書館が入ると水辺空間とは親和性はないのか。

カミハチ担当課長)
これまで中央公園の基本方針で、今の青少年センターから南のゾーンについて水辺空間と一体となった潤いのある空間と。平和公園との連続性、基本はオープンスペースとして、小さい施設を設えながら、一体的な利用をする方針。図書館というところは現段階では事実上困難。

並川議員)
建築家から考えると、平和公園と連続性のある図書館の整備、水辺空間の図書館は難しくない。いきなり切って捨てるのはいかがものか。やるとしたらこれだけの問題があって、これくらいお金がかかるという検討があるならばわかるが、いきなりできませんと切って捨てるのか。

続いて、エールエール。現在地建て替えについては、歩道が悪いとか雨に濡れずにいけないとか暗くて怖いとか、何も整備しないことが前提になっている。現地建て替えの時には何もしないのか。

生涯学習課長)
広島駅の南口広場と一体に整備。周辺環境を整備しなくてもエールエールが利便性が高い。
回遊性を高めるというのは、決定的に違うのは広島駅に近い上に安全で快適な経路が確保でき、利便性がはるかに高い。

並川議員)
交通結節点とずっと言っている。駅があると。本当に広域なのは飛行機。広島空港。市内に行くのはJRでくる人はほぼいない。だいたいバス。バスセンター紙屋町バスセンター。広域でくる人は、交通結節点。そういう意味で、他にも、例えば採択されました広島城三の丸整備。「広島城を中心として回遊性を高め、観光のネットワーク拠点に」とある。そのエリアには中央図書館の敷地もある。地下道を整備して、雨に濡れないでとあるが、中央図書館が不便なら、三の丸も不便。三の丸の方が北側にある。それと齟齬が出ると思うが、三の丸は回遊性たかめて便利なのに中央図書館は不便というのは。

生涯学習課長)
繰り返しになるが、その場に行かない人を誘導していくのが回遊性。回遊っていうのはあるにしても、広島駅というところの交通結節点の方が遥かに利便性が高い。

並川議員)
日常くる人が少ないということだが、日常というのは、エールエールに来る人は多い、中央図書館に上がってくる人は少ないという趣旨か。

生涯学習課長)
現在の人の動線を見ますと、日常的にバスセンターとかアストラムの紙屋町の駅だったりで降りると多くの方が南に向かって歩く。広島駅では南側に行く方が多い。

並川議員)
駅から南側に歩いていく人が多い。今だったら地下を通っていくと。現在地であればバスセンターとかアストラムライン、北に行く人が少ないということ。私が見る限り、私は中区ですから、県庁に行く人、市民病院にいく人、合同庁舎に行く人とか。かなり多くの人がいる。多くの方はこないのか。そっちの方が少ないとお考えか。県調査されたのか。

生涯学習課長)
実際に北に行かれる方と南に行く方であれば南に行く人が多い。というのは数字を量らなくてもわかる。

並川議員)
ちゃんと測った詳細な資料はないということがわかりました。
代替施設の時、雨のことを仕切りにいうが、参考資料1を見ると、代替施設を作らなくていいパターン。非常にいいと思ったが、ここの中央図書館の左下のところ見ると、赤いところ、地下道に接続とある。雨に濡れずにアクセスできるのではないか。

次長)
この地下道は、バスセンターから新館の方、歩く道の延長上で地下道が続いているところ、そこは確かに、ある程度は雨に濡れない。そういうところを通っていただけるか。

並川議員)
今おっしゃられたように、地下道に接続するとほぼ濡れない。グリーンアリーナの方を言っても、濡れるとしても屋根つけるのは何十億もかかる工事にはならない。整備することはかのう。
続いて。利用者が増えないということで、北に行く方と南に行く方では南が多いということについて、先ほどから不思議に思っていたが、これまでいろんなところに視察に行った。石川県立図書館、札幌市の情報館、高知のオーテピア、梼原町立図書館 (雲の上の図書館)、いずれも駅から近いとは言えないところに全部ありました。けれども魅力があるので多くの方が来館されています。石川県立は土日に1日6千人くる。なぜかというと図書館としての魅力があるから。魅力なければ人はこない。人数が減ってきたのは人が来るためにどれぐらい努力をしてきたのか。まず、看板が見えない。中央図書館の字も夏になると木が茂って見えない。知ってる人しか行けない。ここにありますからきてくださいという努力をほぼしていないのに、人が来ないというのは。減ってきたから魅力がないとなるのか。

次長)
現在の中央図書館自体は魅力がなくてそれだけが要因で人が減ったとは思わない。読書離れが進む中で、図書館まで行ってみようという人がいないとか、あるいは手軽に買える。そう言ったことを含めて、中央図書館が努力をしていないというのは当たらない。

並川議員)
つまり、利用者が減ったのは全国的な図書館離れということですから、別段今の場所が悪いというわけではないと僕も思っています。けど、先ほど魅力があるところができれば当然行きますし、行きやすくなればたくさんの人が来る。また、後で言おうと思ったが、参考資料1の建て替え案でいくと、今の中央図書館、新しい中央図書館が整備されると空き地になる。空き地になったところに、例えば浅野図書館とか文学資料館とか、第二期工事でそこに集中して配置してコストを少なくする、利便性を高める、さらに新しく整備しますからバリアフリーに配慮して、車椅子の方が車できても乗り降りできる駐車場も整備できる。駐輪場も多く整備できる。ここであれば。

エールエールは新しい車椅子用の駐車場とか、無料の駐輪場を新たに設けるのはむり。そういうことから言うと、非常に施設にアクセスしづらいというか、普段難しい方に寄り添った整備ができるのでは。もう一点。塾があるから中高生見込まれるというが、ほぼ自習室目当てだと思うが、塾に行く前に勉強するが、図書を借りるのはほぼない。テキストで十分ですから、しかも長い間占拠してしまう。本当に図書館に来て、図書館の本を使って自習したいと言う人をちゃんと利用させることができるのか。また貸し出しが増えるようになるか。

生涯学習課長)
再整備する中央図書館、多様な閲覧スペースを設ける。自習室しかないと言うことはない。いろんなところを使っていただきながら本を見ていただける。休憩がてら本を読むこともあり得る。先ほど、中央図書館については現在地は利用人数が減っていると言ったが、次長が申した通り、その他の図書館に比べて落ちているのは当然場所的なものもある。要は魅力的な図書館というのは、場所的にはしっかりしたものを作る。例示された図書館も、駅前であると増えたということもある。

並川議員)
駅前にそんなものを作る場所はないですから。そもそもそのような前提は無意味です。
平和観光目的をした来訪者は基本平和公園、広島城に来る。そういった方を、図書館にきてもらうことについては当然現在地の方がいい。さらに観光バスの駐車場もある。さらに近くには美術館、サッカー場、また、球場跡地のにぎわい施設。そこで平和公園にきて、もうちょっと調べたいとなってきやすいのではないか。そういう人が、わざわざ駅まで行かないといけなくなる。それについては。

生涯学習課長)
広島市の観光概況、外国人観光客を除く利用手段はJRが45%と最も多い。ということは広島駅で一旦降りる。そこで広島を知るエリア、平和公園以外の魅力も知っていただいて、その他新たな観光施設にもいっていただける。

並川議員)
さっきと同じように噛み合っていないが、観光できた人が見るためにはわざわざ駅に行くのか。広島駅はビジネスが圧倒的に多い。図書館にいくことがどれくらいあるか。今はコスト削減で日帰り出張なんていっぱいある。ゆっくり見ることがどれくらい見込まれるのか。ただの願望ではないか。願望が非常に今回の比較検討案に多い。人数の試算、客観的な数字がない。

エールエールが、この検討案で言うと、屋上から二葉山などの眺望が望めるとある。
近くには川があって、今駅前は駅ビルが整備されているが、整備されても、二葉山の眺望は確保されるのか。

生涯学習課長)
新たなビルができても二葉山を見ることはできる。

並川議員)
それは、どなたから聞いた内容か。

広島駅周辺地区活性化担当課長)
駅ビルの整備で、駅の建物の高さは基本的にわかっている。どの程度になるかをある程度パース図をしっかりしたものを作って確認した。誰かというと名前は控えさせていただく。

並川議員)
二葉山の眺望が望めて環境がいいと。今、見えますよって言うのは、なんとか見えるというのか、あるいは眺望がちゃんと確保できているのか、どちらか。

駅周辺担当課長)
なかなか口で言うのは難しいが、ビルの合間からちょっこり見えるとかじゃなくて、ある程度、当然。今JTビルが新築でできて、その東側JRの新ビル。その間に、ある程度両サイドに見ながら、見えるという感じ。

並川議員)
今の答弁が信用できない。僕の手元には駅ビルの完成予想図があって、真ん中には市電がどんと駅に。橋はエールエールの東側。エールエールの目の前には20階建ホテルが目の前にできる。100メートル。見に行ってきました。エールエールの屋上からそのビルの端っこから間にちょっと二葉山が見える。今見えている尾長山は全く見えなくなる。ほぼ目の前にでっかい建物。自然がよく見える形にはならない。ちゃんと見えると言う意味で、聞かれたのか。眺望が確保できるか。

生涯学習課長)
二葉山は見えたということでございます。
先ほど駅周辺担当課長が言いましたが、合間にちょこっと見えるような状態ではない。

並川議員)
同じ市の中でうまく行っていない気がする。ちょびっとしか見えませんよ。行ってみましたか?僕は行ってみましたよ。ちょびっとしか見えない。なのにしっかり見えると結論を出す。意思の疎通が取れているのだろうかと不安。

さらに今回、比較検討案について、再整備方針にもあるが、中央図書館で重要なのは、区図書館や移動図書館、配本するということで市全体で図書館サービスを提供する一番重要な中央図書館の機能。広島市のように大きい行政がたくさんの図書館サービスを行う設備を持って、そこに対して中枢機能を持つ。それが流通サービス。再整備方針にも触れられている。

で、比較検討案。優劣の差は生じないと一言で終わっている。これについて、比較検討、発注したところにここあたりがどうかいてあるのかがわからない。さらに、本市の方でもどのように検討したかがわからないから、オッケーってなかなか言えない。エールエールは既存の施設でそれを実行しないといけないから、今荷捌き場を使っている人の状況も含めてどのようにできると判断することを検討したのか。

生涯学習課長)
荷捌き場についてはエールエールには南側と北側。協議して今の運行状況を踏まえて利用できる。

並川議員)
検証はしたか。

生涯学習課長)
今ですね、ともはと号1台とメール便3台。公民館への配本車が1台。それをおきながら、時間帯に出ていくということで他のテナントと調整可能だと。

並川議員)
検証はしていないということですね。回答丸呑みと。

生涯学習課長)
施設を管理している人に聞いて回答を得ているので信頼できる。

並川議員)
南口開発は現在の流通状況をみにきたのか。みにこないとわからないと思うが。

生涯学習課長)南口開発にはこちら側がルート表を見ながらお話をして、この時間にいる出ていくと話をした。それを踏まえて他のテナントと調整できると。

並川議員)
よくある「机上の空論」とまでは言わないが、紙の上だけでの検証、検証でもないが。何にせよ、中森委員からもありましたけど、詳しいデータ、業者からのデータも早く開示してほしい。そんなに個人情報とか入っていないと思うが、いつぐらいに。

生涯学習課長)
内容については、エールエールという民間建物について書いてあるものあるので、どこまで出せるか検証しないといけない。所用の手続きを経て。お時間をいただきたい。

並川議員)
少しというのは早めにしていただきたい。伺うが、南口開発に流通についてデータを渡したというが、データ上はメール便、作業用のスペース、受け取る側の人員配置についての関係とかどういう内容で伝えているか。

生涯学習課長)
まずは、車の台数を伝えている。その車の運行状況がどういう状況でというのをお渡ししている。見ていただきながらどういう機能が必要かを南口開発と話をしている。

並川議員)
僕はどれくらいの広さが必要かなんですが、おそらく聞いていないと思います。
移動図書館用の専用書庫もありました。そういうのはどれくらい。どこに置くのか。

生涯学習課長)
現在の中央図書館のスペースではこれくらいと伝えてある。

並川議員)
それが今回の再整備のエールエールの図面を見ると、荷捌き場は当然1階にある。他にセキュリティができた形だと思うが、できるというのは、場所が確保できるというのと、
利用がちゃんとしやすいかどうか。オペレーションができるか。稼働できるか。
ここには何もない。

生涯学習課長)
エールエールについては広い荷捌き場がある。今後正式決定した後は隅々考えていきたい。

並川議員)
そういうことについての検討の資料もいただいているのか。今のエールエールは窓がないから外が見えない。川のことについて書いてあるが、まさか窓をつけるわけではないですよね。

生涯学習課長)
今後基本設計について詳細検討するが、現時点では窓を整備したいと考えています。

並川議員)
まさか作るわけないと思ったが、窓作るのか。壁への影響。それだけの大ごとをするのなら周り、上とか下とかに影響が出る。なかなか大きい音が出ると通常通りの営業ができない。新しい書庫を作るために補強すると思いますからそれも大変だと思うが、営業ができなくなるとは言われていないのか。

生涯学習課長)今後、基本設計において、詳細検討して他のテナントさんに影響が出ないようにできるだけしていく。

並川議員)
場合によっては営業補償。整備費に含まれているのか。

生涯学習課長)
今回出させていただいた計画の中にはそう言った補償費は入っていません。基本的にはそうならない形での工事をしていく。図書館に行くというのは南口開発からも打診を受けているということも踏まえてそこら辺は大丈夫だと考えている。

並川議員)
場合によっては大丈夫だということで、理解がしづらいが、場合によっては費用がつく。続いてですが、今回のエールエール、三つの階にわたって、場合によっては他の階にも閉架図書をおくと。何層かにわたって図書館設備。配送施設も他の業者と共同で使うとなると、セキュリティの問題が重要になる。本がなくなったとかならないようにしないといけないが、いろんなところで様々な人が出入りする。一般の施設との併設は難しい。セキュリティ費用かかると思うがどの程度試算しているのか。

生涯学習課長)
セキュリティの件ですが、現在同様持ち出しのセキュリティシステムをつけることを考えている。各階の出入り口。警備も他のテナントと協力して。協議しながら決定していく。今回の試算には入っていません。

並川議員)
つまり別途セキュリティ。他の階にもいくが、それぞれセキュリティが必要。
一番聞きたいのはコスト。現在地建て替えで仮施設がない場合、この場合、施設整備費は112億5000万円。耐用年数60年。1年あたり1億8916万円です。エールエールは96億8000万円。40年です。今築23年で、今後整備して4年後、築67年まで使える、今の施設の方が新築より長く使えるのは不思議な形ですが、それをおいても40年で96億8000万円ということは、1年あたりで2億4950万円。1年あたりで見ると、エールエールは現在地よりも約6000万円高いです。40年で計算すると、高額になる。総額で見ると確かに現在地の方が高いが、一年あたりで見ると安い。本市が比較検討案で出してきた資料ですけど、公共施設の整備について、建て替えの方がいいのではないかと思いますが、それについてはどのようにお考えか。

生涯学習課長)
公共施設の総合管理計画では、老朽化する施設の更新を行うためには財政負担の軽減・平準化をはかり所要の財源を確保するために、作成したもの。財政措置の手厚い地方債を利用した場合、起債の償還年数で1年あたりの試算をしたところ、エールエールの方が安価となっている。なお、27年で割った単年度あたりの償還額はエールエールが5000万円安い。

並川議員)
後で数字を見せていただけたら。続いて、現行の枠組みにとらわれない、比較検討案でもまちづくりと整合する、利便性がいいということでエールエールを掲げているが、そもそもJRの利用者だけが広島駅を利用する人が多いが、具体的に今の、エールエール前を通る人の人数と、紙屋町を歩く人の人数の試算は。

生涯学習課長)
エールエール前を歩く人ということと、駅の前を歩くということだと思いますが、それぞれの紙屋町を歩く人ということに関しては、カウントしておりません。

並川議員)
現在地の建て替えの件ですが、現在地の図面。参考資料1を見ると、こちらであれば、地下道にも接続できる。さらに、取り壊した跡があく。子ども図書館を今の中央図書館の開いたところに2期工事として工事することもできるし、そうすると、平面図にある、子供と青少年のエリア、結構広くとってあるが、そこに文学資料館、または浅野図書館の整備が可能になる。そうすると、エールエールには何も置かなくていいのか。

当然市民に広く図書館サービスを提供した方がいいと当然私も思っている。エールエールに図書サービスの拠点があったら便利だと思われる方も多いと思う。ですので、全く図書館サービスを置くなとは思いません。一般質問でも言いましたが、エールエールの周辺はビジネスマンと学生さんが非常に多く利用される場所。買い物でフラフラする方はあまりいらっしゃらない。スーパーがないし。買い物ついではあまりない。

札幌では、ビジネスマンや学生対象の専門図書館、情報館を作っていて、非常に本の置き方とかも工夫しながら、その他の施設とコラボしながら、総務委員会の勉強会でも話してくださいました。

そうすると、エールエールは、ビジネスマンや学生が多いとなると、札幌の情報館と同じ。自習室あったらうれしいという声もあると聞く。今後青少年センターが古いから取り壊す方向しかないと思うが、取り壊してしまうとあそこで会議とかダンスの練習している人とか、青少年の拠点がなくなる。

そういう人はやっぱり駅が近い方がいいという人もいる。なんにせよ、何かを作らないといけない。そう言った時、今10階のエリアは、民間の本屋さんが入っていますが、そこがそもそも今、開架でかなりの冊数の本が置いてあります。今でも工事をしなくても本がおけます。ワンフロアだけであればセキュリティ難しくない。中央図書館機能を置かないなら、配送機能も書庫もいらない。エールエールには10階にはビジネスマンと学生専門の図書館を置いて、中央図書館機能がエールエールにある必要はない。

今の現在地が一番いいと思っているが、そういう機能は現在地に置くということで、多くの人が利用できるように図書館サービスを増やすとともに、今の中央図書館子ども図書館、映像文化ライブラリーの再整備もしっかりするのは、エールエールにはビジネスマン学生のための図書館。さらに自習室とかを置いて青少年の活動に資するようにすれば、利便性の対応できるし、工事費用は、エールエールは今そもそも本を置いているから必要ない。浅野図書館を別に設ける必要も無い。費用も利便性も全て満たせるんじゃないかと思うが。

生涯学習課長)
図書館に必要な機能・サービスについては、エールエールだろうが現在地だろうがしっかり儲けるので差はない。今回設ける中央図書館はビジネス支援にも力をいれる。その機能を駅前なのでより機能を発揮する。新たな専門館ではなく発揮できる。

並川議員)
しっかり検討を。今のエールエールに中央図書館の機能が置いてある必要性はない。今より不便になる可能性の方が高い。と考えると、エールエールの工事も軽く済むなら、既存テナントへの影響も少ない。大きくいじるわけじゃないから、あとあと不具合が生じるわけも少ない。と考えると、今のような話がいいのでは。浅野も含めてまだまだ時間がかかるなら、この比較検討案を決定するのは急ぐ必要がないのではないか。浅野図書館について文学館についても検討した上で、総合的な整備、金額を出した上で比較検討を最終決定するべきだ。

局長)
ここで整理をしておかなければならない。まず子ども図書館は切り離して現在地で機能充実と言ってますので、ここがまとまって中央図書館と一緒になることはございません。あと委員のご提案だが、付帯決議は中央図書館をどう整備するかという議論だが、ビジネスと中枢機能を分けて考えるというのはそもそも付帯決議の中にございません。あくまで全ての機能あらゆる世代が使えるという大前提で比較検討していく。ですから、今委員がおっしゃった内容だと中央図書館は分解してしまうので、しない。浅野図書館は、まだまだしっかり議論をして整備場所も中身も決めないといけないのでこれは切り離す。以上。

並川議員)
今子ども図書館は一緒にできないと言いましたが、先日私が一般質問でお聞きしましたが、そもそもこれ予算は全く成立していないから、予算がおりていないのに、正式に決まっていないですよ、と言いました。別々にするということを付帯決議でも求めていません。付帯決議でそもそも別々にしろとも言っていません。いいですか。別々にせずに一帯にするなら浅野も一緒にしないといけません。浅野は別々に検討すると言っているのに、中央図書館は分けませんというのはあべこべではないか。

僕は、付帯決議では、図書館の整備について、1カ所に移転してとはどこにも書いていない。再整備についてしっかり検討と言っている。再整備については組み合わせますから別々の場所に機能が分かれておくことも再整備。一個になるのが再整備ではない。

局長)
もともと公共施設総合管理計画では中央図書館・子ども図書館・映像文化ライブラリーは一緒にするとかいてありました。最初我々の提案では中央図書館と子ども図書館を一緒にしましょうと提案したが、歴史的な背景も考えて、最終的には子ども図書館を現在地に残す。しかし今おっしゃったのは、再整備方針は市が決定したものです。その方針にしたがってやらせていただくので、予算は別問題です。以上。


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