2022年12月14日広島市議会総務委員会(木島議員質問と理事者答弁、山田議員質問と理事者答弁)

私が自分用の記録としてテキスト化したもので粗いメモ起こしです。正確な議事録は、後に市議会が出されるものです。広島市民にとって大切な議論である中央図書館再整備計画に関して、市民が判断するために重要な資料が適切に開示されていると思えないし、今回の総務委員会での議論も、広島市は議事録以外で別途公開するつもりはないと明確に示したので、自分のメモを、この問題に関心がある人のために公開しているという位置付けです。ということをご留意の上、ご参考になさってください。

木島議員)今中央図書館の前に区民図書館、公民館、学校など、図書館の資料を配布する。

生涯学習課長)
そのことは現在もやっています。

木島議員)
続けるというならええんだけども、すると、問題は中央図書館だけとなる。中央図書館といのは、ここに再整備のところに書いてあるけど、駅前は交通を使うというけど、芸備線の中でホームと列車の間が空いているところが何ヶ所もある。今ようやくエレベーターがついた。矢口にもつけようとしている。狩留家にしても志和口にしても、いったんホームへ降りてまたホームに上がる。こういう状態の中で果たして障害者が通れるか。みな無人ん。戸坂は知らないが、たいがいのところがみな段差がある。そうしていけるのか。直すというのは、一つも言っていないし、これから志和口はホームと列車の間が30センチもある。そういうところで、本当に障害者が広島駅まで通えるか。ほとんどの者がどうしてもやむをえず、矢口から行って〓までわざわざいく。ところが芸備線の場合は無人駅だからいけないという。そういう状況の中で障害者障害者とおっしゃるけどどうなんだろうと非常に疑問。

資料を見ると、エールエールが99億5000万円、不動産取得が55億。果たして、この改修費が49億とある。果たして、改修費を49億を使って本来の整備〓。そうすると、ここにいろんなトラブルが起きる。57億円を投資して、責任を持たないといけない。その責任を後世に譲る。今生涯学習課はエールエールを何年まで使うのか。

生涯学習課長)
エールエールにつきましては、資料でスケジュールを示しているが令和8年オープンで、そこから40年は耐用年数がある。

木島議員)
ただね、広島市内のビルはどんどん変わりつつある。というのは、商業施設の場合、一つファッションというものがある。そうすると建て替えるとなったら建て替えざるを得ない。あえて、57億5000万円の投資をして、建て替えと言ったら113億。だけど後につけが回る。それを承知でやるということに私は非常に疑問をもつ。

請願陳情を見ると、現在地建て替えの意見の方が非常に多い。ほとんど令和になってからの陳情です。ということは、以前はやはり現在地建て替えということでみなさんの賛同があったのに唐突にエールエールとなったことに違和感をもつ。そのことが本当に広島のためにいいのか疑問を持つ。平和の発信というけど、中央図書館の責務は調査。図書を丁寧にみないといけない。結局、環境というものがある。果たして商業施設の中でそういった環境が保てるか。私はかつて国立図書館の調査員と話をしたが、実際にそういった静かな環境で調査をしながらやる。それが中央図書館の意義だし、同時に今まで広島に埋もれておった図書を収集するのも責務。こう言ったことを果たしてエールエールの中で持てるか。私は何か急に先回ししたような気がしてしょうがない。

こう言ったことをやるについては、住民の意見を十分に聞いて理解を得てやるのが大事。それがいつの間にか「やるんだから黙ってついてこい」という世界になっている。それを追認するのが議員としていいのか、私はいささか疑問だ。以上です。

山田議員)私も28年目になるが、図書館の議論をこんなにしたことがない。最近は雨漏りがしてということがあったが、そういう意味では今回、中央図書館が移転を考えているという議論から〓。ただ、図書館の場合はまずは人がそこに行って本を読む、本に触れるのが一番。そこにはいろんな文化の発信とかあるかもしれないけど、それより本を読む時間。本を読む環境を自分自身が作っていく必要がある。この中に再整備候補地の比較検討ということでまとめてある。色々あるが、人が多く楽しめる、本に触れられる、というのを充実させないといけない。ここで、山路議員がいい忘れたのをそれをお聞きしたい。

うちの会派も、いろんな図書館をみて回った。素晴らしいものも工夫を凝らしたものも。再整備するなら、障害者団体の希望があったというが、それも含めて、実際に駅前の図書館でどれくらい人が増えているか。

生涯学習課長)
本市が聞き取りした駅前図書館では、移転まより来館者が減少した図書館はない。明石の市民図書館は移転前の2・8倍、和歌山市民図書館は3・9倍など、来館者が大幅に増えている。

山田議員)
先週、図書館に行った。新藤兼人のコーナーが入ったらぼーんとありましたが、人が一人もいなかったが、図書館って大事だなと感じている。私は広島の駅ビルに勤めておりました。商業施設で図書館はというのがあるが、私は大いに結構だと思う。なぜかというと、図書館は人が回らないといけない。段原も最上階に映画館。いわゆる、シャワー効果、上から人が降りていく、商業施設。リニューアルの時に一番奥の誰も入ったことがないところに本屋さん入ってもらった。そうすると本屋さん中心に動線ができた。お客さんが喜んで漏れる。テナント、デベロッパーも。みんながウィンウィンになればいい。

市長に一般質問で聞いたが、市長の答弁の中で、鳥の目と虫の目の話があった。鳥の目という面で実現を目指す上で素晴らしいのはどちらか。

生涯学習課長)
鳥の目で言うと、広域を俯瞰的に見通し、200万人都市構想を目指すもの。まちづくりや圏域づくりを考えて配置する必要。集約型都市構造の考え方を踏まえ、公共交通アクセスの最適な場所へ再配置すること。広域都市圏において住民間交流を促進して、地域全体の活性化を考えて配置する。これを踏まえるとエールエールにアクセスのしやすさ、公共交通拠点がある。

山田議員)
広域的な交通拠点のあるエールエールだと。虫の目では。

生涯学習課長)
それぞれの地域をしっかり見つめ、地域コミュニティの活性化の実現を目指す。まちづくりや地域課題の解消がある。区図書館だけで補えない機能を考えると、、したがって、エールエールの方が優れている。

山田議員)
中央図書館の開館時間は。

生涯学習課長)
土日は9時から17時。平日は19時まで。

山田議員)
開館時間はやはり少し影響がある。19時、土日は17時に閉まってしまう。やはり少し時間を考えてもらわないと。これがエールエールとするならば、これからです。人が来るのは。電車やあるから利用できるのは強みと思う。三つ目の心の目。

生涯学習課長)
心の目、内面となるが、平和文化の振興に力を注ぐことで平和文化を世界に向けて発信し続け、一人ひとりが日常生活の中で平和文化を実感することができるまちづくりを目指してまいります。これに関して図書館では再整備方針を策定し、コンセプトを誰もが学び憩う平和文化の情報拠点とすること、広島を知るエリアを設置して取り組む。具体的な取り組みとするには通学、通勤、買い物等で日常的に訪れる方々が容易に足を運べる広島駅に近いエールエールが優れている。

山田議員)
三つの視点で説明していただいた。市民球場が移転するとき、現在地建て替えとマツダスタジアムの時も大きな議論となった。今の大きさ、広さで今の場所がいいと思う人がいらっしゃるでしょうか。安佐市民病院は雨が降ったら交通渋滞で動けないということだった。今は道路が整備された。それに合わせて人もものもお金ももらっていくことが必要じゃないかと。利便性がいいとか人が多いとかだけじゃなくて地域全体が元気になる。地下の通路でエールエールに入れる。今度新しくできる新駅ビル。一番有益ではないかと感じている。いろんな議論があるが、是非ともいい図書館にしていただいて、後世に残る図書館を。


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