3月から福岡で暮らします。移住の理由+年明けに決めてからの行動すべて
2022年3月から福岡市でひとり暮らしを始めます。大学進学で上京してから17年も住んだ東京を離れることにしました。
移動を決めた背景はこんな感じです。
ちなみにこれまでも、2017年以降、2年に一回くらい「東京じゃない場所に住みたい」発言をしていましたが、仕事を言い訳に(やろうと思えばやれたのでしょうが)しつつ、行動を起こすのを面倒がって、結局動かずにいたんです。
特に関西に住む友達に「移住するする詐欺」をしていました。確かに、東から西へと移動するのは体力を使うし、都内で動くのとはレベルが違う面倒くささがあります。
東京を出るときだ、とひらめいた2022元旦
しかし、2022年の元旦。パートナーの暮らす大阪で、朝日を浴びながら散歩していたとき、ふっと何かが降りてきたんです。
「東京から、移動するときが来た」
大晦日から元日の昼過ぎまで当直で不在だった彼には、その日の夜、落ち着いたタイミングで「東京を離れることに決めた」と話しました。
その時点で、住みたい場所は自分の吉方位(2022年は西)にあたる、神戸・大阪(北部)・福岡の3ヶ所に絞り込んでいました。
神戸は昔からの憧れ・好きな街だから、大阪は彼の家まで行きやすくなるから、福岡は空港が市街地に近い利便性や都会なのにリーズナブルに住めるところがいいから、という三者三様の理由。
特に福岡は、仕事の都合で毎年8-9月にかけて、マンスリーマンションを借りて住んでいた元彼から「こっちの物件は1DKで5万とか6万とかなんだよ。いいよね」と話を聞いていて、固定費を抑えられるのは魅力的だなと感じていた場所でした。新鮮な魚の美味しさ、安さの話も印象的でした。
私も福岡は5〜6回は訪れています。福岡グルメを味わいたくて行ったことも、2018、2019は大相撲九州場所観戦に、それ以外でも九州の別の地域や離島へ旅する機会に寄ったことも。
彼は3つの都市の中で福岡を推しました。「福岡がいいんじゃない。神戸も大阪もここ(俺の家)にいたら、いつでも行けるでしょ。その子さん、博多っ子か〜」とノリノリに。
彼も数年前、福岡に住んでいました。福岡市からまあまあ離れた病院に勤務していて、ごくまれに休みがとれたときは福岡市中心部まで買い物に来ていたそう。
それもあって、福岡の「住むと楽しいエリア」の話はとても参考になりました。
福岡移住を決めてからの準備
ここからは「福岡に住もう」と決めてからやってきたことを時系列で書いていきます。
準備1 方位チェック
翌1/2、暇だったので、移住計画を少しでも前進させようと、リモート(LINE通話)で方位気学の先生に鑑定を依頼。
念のため、福岡・大阪・神戸が「西に該当するかどうか」を地図上で出してもらい、かつ、引越しに適した時期も見てもらいました。
この時点で、心は完全に福岡行きを決めていて、その後すぐに福岡行きの航空券と宿の予約を済ませ、物件探しにあてることにしたんです(こういう予約関係の行動だけは素早い)。
夜は彼と福岡の物件を検索して、間取りを見ながらあれこれしゃべる楽しい時間になりました。平尾や薬院あたりのエリアが「住みやすいと思うよ」と勧められた場所です。
準備2 現地の不動産会社に内覧予約
翌1/3も暇だったので、福岡市内で評判の不動産店を絞り込み、トーマスリビング博多駅前店に内覧予約を入れました。
翌1/4には返信が来て、内覧予定を2日+予備日として、念のためもう1日を確保してもらいました。
準備3 福岡在住者に聞き込み
1/7には福岡在住歴10年になる知人編集者・赤坂太一さんに30-40分ほど通話の時間をいただき、福岡に単身移住するにあたり、どのエリアが住み良いでしょうか? と相談に乗ってもらいました。
赤坂さんは空港線沿線や西鉄天神大牟田線の平尾、薬院あたりをおすすめしてくれました。
確かに空港線沿いは便利。「月5-6万で、築年数の浅い、きれいな物件に住みたい」と思い、篠栗線や鹿児島線沿いも検討していたものの、初めて福岡でひとり暮らしをするとなると、(雰囲気がとてものどかなため)少し寂しいかもしれませんねとのこと。
数日後、同じことを不動産の担当者さんにも言われることに。
こんな感じで迷走した時期もありましたが、最終的には平尾・薬院の2駅に絞り込んで、物件ピックアップをギリギリまで続けていました。
準備4 現地で内覧
そして、1/19-20に福岡にて内覧。物件の変動が激しい時期で、かつ、どうしてもこの2日間で決めておきたかったので、初日15時から7-8件内覧という強行スケジュールに。
自分で申し出たことでしたが、5-6件行ったところで目眩的なしんどさがどっと襲ってきました😂
最初はスタッフさんと楽しく雑談していたのですが、移動中の車の中でぐったりしてしまったくらい。4年ぶりくらいの物件内覧で、しかも初めての遠方からの内覧、かつ、この日福岡までの移動も少し大変だったことから疲労感が凄まじかったです。
ここからの学びは「内覧は1日せいぜい4-5件まで。遠くから移動してきた日はそれこそ、もっと件数を抑えめにしてもいいくらい」といったところでしょうか(何を今更)。
準備5 申し込み〜審査
翌1/20は前日に大量の内覧をしたおかげで、ゆるめのスケジュールで進行できました。第一希望の平尾の物件に申し込みも完了。審査に必要な書類を持参していたのでスムーズでした。
オーナー会社、保証会社の審査が共におりたのが1/25のことです。現在住んでいるマンションの解約申し入れは1/5頃に「3/7」と入れていたのですが、この時点で退去日を「2/24」と早める連絡をしに行きました。退去日は1ヶ月前に申告すればいい物件なので。
家賃は東京のと比べて月-4万になりました。これはすごい。
長方形の間取りで使いやすいので、少しコンパクトになっても問題ないと判断しました。
準備6 引越しに向けて荷物減らし
そんなこんなで1月は、家のものを減らし、大型家電家具の引き取り手をSNSで友人知人に呼びかけたり、ジモティーに無料で出したりと、引越し準備を順調に進めてきました。
オーブンレンジ、ドラム式洗濯機、空気清浄機以外の大型家具家電は引き取り手がすべて確定したおかげで、ヤマトの「わたしの引越」を使うと、東京-福岡間の引越し代が10万以下に。
長年使ったものは、もらってくれる人に譲り、今よりも9平米ほどコンパクトになる新居には、新しいものたちを厳選して迎え入れる予定です。
【こんなことある?】半径2〜3km圏内に知人が10人も
大人になって初となる、慣れない地への引越しですが、福岡の新居の半径2〜3km圏内に知人や仕事関係者が10人近く住んでいることがわかりました。
福岡在住者と個別にやりとりをしていたところ、皆の住んでいる最寄駅を聞いてびっくり。「お隣ですね」なんて人も。
こんなの、東京ではあり得なかったことです。ただ、特に東京から移住してきた人は、利便性を重視して福岡市中心部を選ぶのだと思います。
家族で住んでいる人は市街地から少し離れた場所に住むケースもありますが、それでも東京に暮らしているときより、空港までの移動距離は格段に短いようです。
最後に
この引越しについて、プレスラボのメンバーからは「社長がこんな思い切ったことをするっていい!」と褒めて(?)もらえました。
共に暮らす家族がいたり、現場に立ち合うのが必須な案件を担当したりしていると、今すぐに私のような移住は叶わないと思いますが、それでも「自分たちも、いつか環境や状況が整ったら、住む場所は自由なんだ」ととらえてもらえたらいいなと考えています。
3月からは福岡を拠点とし、月1/3は変わらず大阪で彼と暮らし、ときどき東京に来る暮らしをしばらく続けていきます。
プレスラボとしては、移住者と親和性のある仕事を福岡+近隣でやりたい気持ちもあり、東京で獲得した仕事を福岡のクリエイターさんに回せるものがあるといいなとも思っています。
福岡にお越しの際は、声をかけていただけたらうれしいです。美味しいお店リスト、作成しておきます。
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