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(なんとか)成果を出せた!中学受験パパが受験直前期にやった事を振り返る

前回は受験直前に感慨深くて記事を書きましたが、おかげさまで息子の受験は第一志望合格という結果で終えることができました。息子に達成を味わってもらえて良かったと思いつつ、自分もやり遂げた感があったので少し時間が経ちましたが書いておこうと思います。

前提としてまずは感謝

この記事で、受験直前の追い込みに関して私が主体となって行った取り組みについて述べますが、まずは家族、特に妻への深い感謝を表したいと思います。受験の準備は、単に学習だけではありません。健康管理や受験当日の準備など、家庭を支え続けたのは妻の力によるものです。
さらに、小学4年生から始まった長い受験の道のりを、夏休みを越えて本番に至るまで、妻は一貫して勉強のサポートを続けました。もちろん、受験期の追い込みや算数のサポートは私(パパ)の担当でしたし、子供自身の努力や塾のサポートも欠かせませんが、子供が受験に臨むまで成績を上げることができたのは、妻の絶え間ない努力のおかげです。
受験が終わった今、改めてそのことを深く感じ、妻の3年間にわたる息子へのサポートを心から尊敬します。

我が家の受験戦略

まず、受験について我が家で前提としていた方針は下記のように決めていました。これまでの勉強結果や、成績等から見て少しづつ判断して6年生の後半には固まっていました。

  • 受験科目の絞り込み
    今回の受験では、主に算数と理科の2科受験を中心とした科目選択を行いました。5年生になった頃からある程度の集中を決め、さらに受験候補の学校も見ながら決めました。この決定は、受験校の要件や息子の得意(と不得意)分野を考慮した結果です。受験予定の一部の学校では国語も含まれますが、主要な焦点は算数と理科に置かれました。

  • 算数の偏差値の状況
    受験直前期における算数の偏差値は、志願校のレベルよりも1,2程度低い状態に落ち着いていました。これは、算数における安定した学習成果を示しています。

  • 理科の偏差値の変動
    一方で、理科の偏差値は大きくばらつきを見せていました。良い時には合格圏内に達するものの、悪い時には10点近くの差が生じることもありました。この変動を考慮して、受験直前期は理科の学習に特に注意しました。

  • 各科目の方針について
    時間を効率的に使うために、下記のようにメリハリをつけました。
    算数: すでに一定の成績が取れていたので、受験校に特化した思考系問題の対策に集中しました。
    理科: 基礎をしっかり固め、ミスを減らすことを重視しました。
    国語: 何校か受験科目に含まれていましたが、塾の授業に依存し、あとは得意科目の点数でカバーする事にして諦めることにしました(※リスクはありました)。
    社会: 受験科目に含まれないと決まった後、塾と相談し、冬季講習以降は授業を欠席しました。

12月中から年末年始

塾も夏休みを越えると受験本番モードに入りますが、11月ごろには「冬季講習など含めて夏休み以降の授業時間はまだ1/3しか過ぎていない」など檄が飛んで熱が入り始めます。我が家も臨戦体制に移って行った感覚でした。主にやった事を下記に記します。

  1. 受験校の決定とスケジュール作成
    受験する学校を決定(申込は1月)します。その学校の入試形式に合わせて最後の学習スケジュールを作成しました。ここでは、塾の冬季講習の受講や、重点的に取り組む学習内容を計画に入れました。(ちなみに、タイトルの写真は12月から受験までに見直し等をしたプリント・過去問)

  2. 過去問の振り返りと対策
    10月から過去問を継続的に解いていましたが、その振り返りにも重点を置きます。間違った問題の正しい解き方を理解し、仕上げました。

  3. 苦手分野の克服
    四谷大塚の模試を活用し、苦手な分野を特定します。特に注力すべきポイントを見極め、集中的に学習を進めましょう。

  4. 理科の底上げ
    理科の学習では、「コアプラス」という教材を使って、半月で1周するペースで見直しを行います。これにより、理科の基本的な理解を深めることができます。

  5. 思考系問題への対応
    受験する学校の試験の特色から、理科と算数の思考系問題に対する対策が重要でした。理科は指定された教材を、算数は塾から提供されたプリントを使って練習しました。問題を解いた後は、一緒に丁寧に振り返り、間違いを正確に理解することに努めました。

  6. 計算力の維持
    基礎問題集を活用して、計算力を落とさないようにします。塾のプリントをハイペースで解くことで、基本的な計算スキルを保ちます。

  7. 振り返りと注意点のメモ
    過去問や問題集を解いた後、必ず振り返りを行い、実際のテストで気をつけるべきポイントをメモします。我が家では、息子さんがスマホを持っているため、LINEのノート機能を利用しています。

1月

1月は休める時は会社もお休みいただいて勉強を見るなども時間をとりました。主な対策は下記にまとめます。

  1. 週次の計画立案
    週の「やることリスト」を作成し、日々の計画に落とし込んで進めました。週ごとで達成したいゴールはイメージするようにしました。

  2. 過去問題に取り組む
    過去問題を解くことで、問題形式に慣れるのにも時間を使いました。

  3. 理科の基礎問題のさらなる強化
    引き続きコアプラスを使用して、理科の基礎問題を1週間で1周するペースにペースアップして見直し。できるだけ全問に見覚えがあるくらいにはなりたい。

  4. 計算力の維持
    計算問題のプリントを続けて実施し、計算力を保持。

  5. 試験対策の振り返り
    試験前に振り返ったTipsをまとめて、プリントして当日も見直しができるように準備。事前にも見直す習慣をつけました。

  6. 理科の苦手分野への対応
    解いていない過去問の中で、特に天文などのよく主題されていて、苦手分野に焦点を当てて解く。

  7. 国語の準備
    塾の直前の授業を振り返り、国語の準備を済ませる。ただし、主要な志望校ではほとんど受験しなかったため、準備が十分でなかった可能性も。

  8. 過去問を使って成功イメージを構築(※効果があったかは疑問)
    一度解いた過去問を使って、問題の時間感覚を覚え、成功イメージを身につけるのを目指して本命の学校で1回やりました。

  9. 志望校への申込

  10. 起床時間の調整と散歩
    試験日の早朝に備え、2週間前から普段より早い起床時間に設定。一緒に散歩することで体調を整える。

  11. 試験日の宿泊とコンディション管理
    試験はホテル前泊で受験。最終日は軽い見直しに留め、コンディションを優先。

***ここからは日を追って出来事を記載

2月1日

いよいよ本番の日が始まりました。多くの受験生にとっては1日の午前中がメインの学校です。うちの場合は3日目がメイン校ですが、1日目は午前に第3志望、午後に第2志望を受けました。午前に3教科(算国理)、午後に2教科(算理)と間の移動も長くタフな日となりました。

  • 午前(前泊)、午後で試験があるため、ホテルから一緒に行って送り出して午後は移動して昼食をとり受験。

  • 試験結果は当日夜などに出るが、事前に相談してメインの試験が終わるまでは一切知らせない事に。入学手続きなどあるので、親は確認しつつも笑顔を絶やさず。

  • 1日目の結果は夜22時には出ていたが、午前は幸いにも受かり、午後のメインで第二志望校は落ちる。受験結果で全敗はなくなったが、メイン校を落として少し動揺。

  • 余談だけど、見かけたこの投稿は本当にそう思いました。

2月2日

  • 午後のみ、メインの第二志望(前日と一緒)校の試験がある日。朝は身体を休める優先で少し遅めに起き、一緒に散歩して不安など聞きつつ励まして集中を促す。

  • 昨日の試験で、試験の時間配分(あまり練習してない)が崩れたとの事なので午前中に過去問を使って見直し。各問題の時に意識するラップタイム?を確認する。

  • 合わせて、軽くTips集を確認して事前の成功イメージを思い出してもらう。

  • 午後の試験に送り、送迎。手応えはありつつ、不安もある状態。明日の第一志望校に備えて早めに寝るのを促す。

  • 一緒に寝たので、明け方に結果の確認。ありがたい事に合格していたので、受験の希望目標としては達成。とはいえ、第一志望に集中させるべく気を引き締める。

2月3日

  • また遅めの起床、散歩を一緒にして不安を聞き出す。第一志望への緊張で不安は大きくなっているが、声をかけて落ち着かせる。念の為、受験結果を聞くかも確認して集中のために聞かないと自分で選ばせる。

  • 再度、問題の時間配分と学校特有の問題への対策について確認する。Tipsを確認して試験会場に送り出す。

  • あとは善戦を祈り、待つだけ。

  • 試験後に帰宅後に、本人希望で前日までの結果を確認する。本人も2日目の試験結果が気になっていたので喜ぶ。

  • 4日目午前も試験を受ける予定なので、前泊で移動。夜の時間も遅いが、試験問題の傾向や時間など確認して就寝。

2月4日

  • 午前中は試験に向けて、験を担ぐ意味と、集中のためのカロリー摂取で朝食は摂る

  • 午前中の試験を終えて、3日目の本命校の発表を現地で見に行く。結果がいずれにしろ、受験勉強のゴールとして現地まで行く事にした。

  • 結果は幸いにも合格をいただき、帰宅後に最終確認をして入学手続きを実施。手続きに抜け漏れないように、夫婦で確認

  • 6日目に試験を予定していたが、本人確認をして中止の判断。

合格、、、その後

まあ、息子は想像通りですが追い込み期間中に我慢していたゲーム三昧の日々です。それでも「勉強する事が終わってからゲーム」の約束は守ってくれてるので御の字ですかね。中学から始まる英語や、急に詰め込んだ算数や理科についても忘れないか不安ではありますが、、、。
息子は小学校に通い、自分も日常の仕事に戻って、週末には入学関連の手続きやイベントなどを挟みつつも一仕事終えた気分です。
4月からは新生活も始まり、家も息子に部屋を明け渡すなど準備もあります。つい日常に埋没しそうですが、ここまでやり切った経験を今後に活かさねばと、息子と振り返りをしました。

受験勉強(特に最近)についての振り返り

いわゆるKPTの形式で進めてみました。最初に「頭良すぎる」(面白かったので、そのまま置いておく)とすでにおバカで浮かれてる様子も見えますが、改めて計画を立てる事や集中する事、苦手な事も数をこなして乗り切る事を続けた方が良いと振り返ってました。(パパがずっと強調してたことに合わせた感もなきにしもあらずですが)

4月の中学開始に向けてもAction Plan(笑)を立てました。

4月以降に向けたAcitonPlan

振り返りで大事にした事から気をつけることを決めて、「部活を選ぶの大変そう」など入ってますが未来に向けて前を向けているので親としては満足です。

お疲れ様でした!!


END


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