コーチングを学び続けるのは、好奇心じゃなくて、感謝の気持ち。と気づいた
先日、The Coach Academy でプロコースが終わった。基礎から応用と受け、プロコースに至っては約5ヶ月間で(毎回は短いものの)11回の講座を受講する。当然ながら受講料もそれなりに掛かる。
こんなにも時間とお金をかけて、さらには、今も何かしらコーチング分野で学び続けるのは何でなんだろう?
とはいえ、自分のスキルアップのために少なく無い時間とお金を費ってきたし、家族の時間も犠牲にさせてもらってきた。古くは、新卒の頃に通った簿記から、いくつかの資格の勉強、2年にわたるMBAの通学、U理論を基にしたリーダーシップ研修まで。年単位で取り組んだものもある。
「まだ見ぬ自分」、「本当の自分」を追い求めて取り組んだ。あるいは未来に備えるため、自分の不安を打ち消すための時間だったかもしれない。「役に立つ自分」になって、将来に困らないようになろうと努力していたとも言える。
コーチングを習いはじめたのは、以前も書いたように、会社でメンバーのエンパワーメントについて考えたからだ。自分がもっと「役に立つ」存在になれるんじゃないかと始めた。と思っていた。
実際、コーチングの世界は肌に合っていたし、これまで自分を深堀りしていた経験も活かせる良い居場所だった。スクールのおかげもあって、共に学ぶ仲間がいるのも心地よかったし、これまであった「物語」への興味も活かして人に寄りそう事ができる。
最近、その物語は「自分が大きく変わる時」にあると気づいて、こういうタイミングを"トランジション"と呼ぶと知った。なので、継続コーチングの名前を「トランジション」セッションと呼ぶことにした。自分の中ではしっくりきてる。
おかげさまで、少しづつ継続セッションを続けてくれる"友人"も出てきた。いまも毎回、試行錯誤しながら進めててはいるけど、セッションの終わりにクライアントの少し晴れたやかな顔を見るのが楽しみでしょうがない。
時に、大きな気づきを得てすごく嬉しそうにお礼を言われることもあるけど、その度に「それはあなた自身の力で、自分は引き出すお手伝いをしただけです。」と伝えて、立ち合わせてもらったことに感謝を伝える。
本当に、コーチングをする時は感謝の気持ちしかない。一緒にクライアントの物語に寄り添わせてもらい、一緒に感動させてもらう。自分のリソースを使ってもらって、物語を進める一助の役割を与えてもらう。
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たしかに自分は「役に立っている」と感じさせてもらっている。そんな中でコーチングのスキルは、将来の自分に役にたつかじゃなくて、クライアントの役に立つリソースになれたかが気になる。
いまは伝える範囲もあるので実際の友人である事も多いが、クライアントは「(大事な)お客さま」というよりは「仲間」や「友人」の感覚に近い。同時代の大きな物語の中で、自分自身の物語を紡いでいく仲間。どこか自分の物語とも絡み合って、通じる予感をさせる仲間。そんな仲間のために役に立つのか。
これまでの様に"将来の自分への投資"として勉強するよりは、全ては「物語を紡ぐ事ができる感謝から」。そんな気持ちでコーチングには取り組んでいる。
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