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【読書記録】推しの公園を育てる! 公園ボランティアで楽しむ地域の庭づくり

最近本屋に立ち寄ったときに、素敵な装丁だなと思って購入した『推しの公園を育てる! 公園ボランティアで楽しむ地域の庭づくり』。

一般社団法人みんなの公園愛護会 他2名/著『推しの公園を育てる! 公園ボランティアで楽しむ地域の庭づくり』(学芸出版社刊)

タイトルのとおり、「推しの公園」を育てている全国のボランティアさん達の想いやアイデアが詰まった一冊です。


これまで、地域の公園の花壇のお世話をしている人の姿を何度か目にしたことがありますが、そうしたボランティアの人たちの努力で公園の環境が保たれてきたんだな、と改めて実感しました。

また、公園ボランティアと言っても、清掃活動を行うだけでなく、イベントを企画したり、地域の子育てを担ったりと、様々な工夫をされている団体がたくさんあることを知りました。

そうした住民が地域づくりに参画する「余白」をうまくつくることが行政の重要な役割の一つだと感じました。


私は現在、瀬戸内市の危機管理課に所属し、防災対策を担当しています。

仕事柄、地域住民の方と接することが多くありますが、研修等の学びの機会を提供することはあっても、住民が作り手となる「余白」はこれまであまりつくることができていなかったと思います。

市と住民の間での一方向的なやり取りだけでなく、地域課題に対して一緒に取り組んでいけるような双方向性を持たせた施策づくりが何かできればいいなと思いました。


【お気に入りの一文】
ボランティアというと、誰かのために、社会のために身を粉にして尽くすというニュアンスがまだあります。しかし、公園ボランティアは、もはや公園を育てる活動自体が楽しみであり、それでいて社会の役にも立っているという新しい「趣味」になっています。ボランティアだからこそ、誰かに決められたことをするのではなく、「公園をどう育てたいのか?」「仲間とどう活動していきたいのか?」という欲求を大事にして活動していいはずです。それが多様な公園のあり方につながっています。

p.189から引用

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