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日本の変化のない教育現場に思うこと

こんにちは!
子供達の新学期が始まったと同時に、母子登校している私の新学期も始まりました。

新しいクラスメイトに、新しい担任の先生。
最初は緊張とかソワソワとかで毎日があっという間に過ぎて行ったけど、新しい教室の雰囲気に慣れてきた今は、少し息子も私もそろそろ疲れが出てくる頃かなーなんて感じています。

さて前にも何度かお話ししていますが、我が家の息子(小学3年生)は母子分離が今もまだできていないので、母親の私と一緒に小学校に通っています。

入学してからの半年間は毎日一緒に登校して、私は下校時刻まで廊下に座って見守るという形で付き添っていたのですが、私のストレスと疲れがすごくて息子よりも先に私自身が登校できなくなってしまいました。

なので、もう無理をするのはやめようと決め、一年生の残る半年間は学校に通わず、適応指導教室に行ったり自宅学習をして過ごしました。

2年生(去年)は、担任が1年生の時に一番お世話になった息子が大好きな先生に変わったということもあり、週に2日間:午前中だけという条件で2人で無事に一年間通うことができました。

そして今年は3年生になり、大好きだった先生が他校に移動になりどうなることかと不安もありましたが、今のところ無事に通うことができています。

3年生は今までになかった社会や理科、英語といった教科が増えるので、週に2日では勉強が追いつかないとのことで、今年からは週に3日間:午前中だけという条件で通っています。


ところで、今の小学校の状態について、皆さんはどんなイメージがありますか?
息子が入学した2年前、私は現在の小学校にこんなイメージを持っていました。

私の子供時代とは違って、
・子供達が自由にのびのびと過ごせる環境になっている
・子供達が持つそれぞれの個性に、学校側が個々で対応してくれる
・子供達が持つそれぞれの個性を尊重し、その個性が持つ能力をさらに伸ばしてくれる

でも息子と一緒に学校生活をしていく中で、自分の持っていたイメージとは全く違う教育現場に、私は最初、相当なショックを受けました。

なんと、自分が小学生だった二十数年前と何一つと言っていいほど変わっていなかったからです。

子供達を監視して、規律で縛り付け、個性を批判し、はみ出るものは否定し罰を与える。

社会の変化は凄まじいのに、子供達が子供時代の大半を過ごす「学校」という場所は、昔のまま。そこはまるで刑務所のようだと感じます。

大人の言うことを聞くのが当たり前の私たちの時代とは違い、現代の子どもたちは自分の気持ちにとても正直だからこそ、この現状では不登校になる子供達が増え続けて当然の結果だと思いました。

最も怖いのは、不登校にもならず、このままの環境下で育った子供達が、将来大人になった時に楽に生きていけるはずがないと言うことです。

そう強く感じています。


たまたま息子が今日、YouTubeで見つけたこの歌の存在を教えてくれました。


【歌詞】

ちょっとばかり 生きてみようかな
でも明日が怖くて引き篭もる
こんな僕でごめんね
パパとママにありがとう

学校に行くのはもうやめた
会話をするのが怖くなる
こんな毎日が続くの
明日もきっと独りきり

でもねまだねもっと生きたい
君が大好きだから
過去も今も未来のことも
全部全部愛しているよ

愛されなくても良いよ
期待されないくらいが楽だから
周りと比べると
自分が弱く見えるけど

大丈夫、僕なら大丈夫
そう願っていたのは
いつの日だっけな?
でもねまだねもっと生きたい
君が大好きだから
過去も今も未来のことも
全部全部愛しているよ

夜の星もいつかは消える
僕は上手く生きれるのかな?
今日も月が辺りを照らす
これが僕の生きた証だ

明日には生きているのかな 明日から

music: 水野あつ

この歌は2021年に公開されているのですが、視聴回数がなんと、1,580万回で、イイネの数が28万ついています。

動画についているコメントには

周りの人たちは毎日あんなに頑張ってるのになんで自分だけこんなにだめなんだろうとか なんで自分はこんな小さいことで悩んでるんだろうとかどうしても周りと比べてしまう
すごく暗い気持ちになっていたけど、この曲を聴いたからすこしだけ元気が出ました
あつさんありがとう

「期待されないくらいが楽だから」「周りと比べると自分が弱く見えるけど」って言う歌詞に共感しました。
ネガティブな時に周りと比べて、自分が嫌になって、もっとネガティブになって… って言う時にこの曲に出会いました。
ちょっと勇気が出ました。
結果は今とは変わらないかもしれないけど、気持ちだけでも頑張れる気がしました。ほんとうにありがとうございます。
生きる

苦しいときにこの曲を聴くと心をぎゅっと掴まれるような気がする…
この曲を聴いて涙が止まらないのはどうしてだろう。

この歌の歌詞に共感する言葉がたくさん載っていました。

そして、

私の思い込みかもしれないですが、 ずっとループで聴いていたら、 最後の「明日から」という歌詞が
最初の「ちょっとばかり生きてみようかな」に繋がるというのがすごいです!

というのも載っていました。

みんな生きるのしんどい。
でももう少し生きてみようかなって頑張る内容の歌詞にも共感しています。

そうだよね、本当は心の奥では誰も自分の人生を諦めたくないと思っている。
だからこそ、自分が望むものと現実のギャップに苦しんでしまうんだよね。周りと比べて、ダメな自分に気付いてしまって落ち込む。
比較とか競争とか、本当にしんどいよね。

「出来る出来ないではなく、出来るように努力しなさい」
「努力しないあなたは価値がない」
「結果を残さなければ頑張ったとは言えない」
「結果を出したあの子は、怠けたあなたとは違って努力をしたんだ」

こんな酷い大人の作った価値観が、当然の如く子供達のすぐ隣にあるのが今の日本の教育現場だと思います。

息子が一年生の時、学校に行くのが辛い彼にも当時の担任の先生は
「みんな頑張って来てるよ」
「あなたと同じ気持ちの友達もたくさんいるよ。でもその子達も頑張って学校に来てるんだよ。」
と声がけしていました。

そして、先生だけではなく、私もその時はそう思っていました。
なんでうちの子だけは、頑張れないんだろうって。

今思えば、最低な母親だったなと思います。
息子がお腹にいる時、「世界中が息子の敵に回っても、私だけは息子を信じて味方でいるんだ」って決めて、日記にまで書いていたのに。
私は気付かぬうちにそれとは真逆のことをしていて、自分までもが息子の敵になってしまっていたんです。
だから息子は自分の居場所も失ってしまって、無気力で起き上がれなくなった時期もあったのです。

でもそもそも、私たちは誰1人として生まれた時から同じところがない全く別の人間。
なのに、同じ環境、同じやり方、同じルール、同じ場所で教えられ、そこから はみ出る人間は、「わがままで努力が足りない人間」とレッテルを貼られるのは冷静に、おかしいことじゃないですか?

「みんなと同じように出来ないのはあなたに問題があって、あなたの努力が足りなくて、あなたが大人の言うことを聞かないからです。」
って・・・・・
「はあああああああああ〜?????ふざけんなー!」
って、今の私は思いますよ^^


息子のおかげで私は学校や子供達に関わる機会を得ることができて、社会の価値観によって生きづらさを抱えて生きる子供達がたくさんいることに気づきました。

だからこれからは、そういった子どもたち(小学生、中学生、高校生)に向けてのメッセージもここに残していこうと思います。

学校なんて、行きたくなかったら行かなくていいんだよ。
勉強とか、人間関係とか、そういったものはね、自分が必要だと感じた時に、いくらでもどうにでもできるから^^

30数年色々経験してきた、人生の少し先輩の私が、自信を持ってそう伝えたいと思います!

あんまり頑張ったらダメだよー!

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