オススメ映画を紹介するよ! 最近見たホラー映画編
今回は最近見たホラー映画で印象に残ったものを生涯します。洋画邦画ミックスです。「印象に残ったもの」なので、面白いかどうかは別です。基本的にネタバレなしで、短めに書いていきます。
X エックス
全体としてはオーソドックスなホラーです。ただ、残虐な殺人の犯人がどう見てもヨボヨボの老夫婦である、というのがポイントです。本気になれば若者の方が強そうですが、ひとり、またひとりと殺されていきます。
マキシーンを演じるミア・ゴスですが、実は老婆パールを二役で演じています。これはネタバレというか、知っていた方が物語を重層的に理解できるはずです。例えばセリフひとつを、若いマキシーンか、老いたパールかどちらの立場で捉えるかで意味が変わってくるのです。映画見た直後に書いた自分のツイートを引用しておきます。
ウェンズデーことジェナ・オルテガも重要な役どころで登場します。生き残れるかはご覧になってご確認ください。「パール」「マキシーン」の続編もあるということで、3部作全て楽しみですね。
ミーガン
ミーガンの文字通りの「ロボットダンス」も話題になりましたね。あらすじの通り、予想のつくホラーです。ただミーガンの残虐性は度をこしています。チャッキー、アナベルと並ぶ三大ホラー人形の面目躍如です。ロボットととして捉えるならば、懐かしの「ロボット三原則」つけておく必要がありましたね。
ところで原案・製作に名を連ねているのはジェームズ・ワン。「ソウ」や「死霊館」、最近では「マリグナント」など、傑作ホラーを手がけてきました。オタクっぽいというか、ツボを心得ている監督・プロデューサーだと思います。今回「ジェームズ・ワンありがとう!」と思ったのはラスト近く、ミーガンと対峙するケイディがあるものを手にした時です。「あ、わかっていらっしゃる!」と心の中で盛り上がりました。心の中に「男の子」がいる人は(男女問わず)わかってくれると思います。
SMILE スマイル
もう少しおバカな感じのホラーかと思っていましたが、実際はかなり鬱モードな作品でした。「リング」「呪怨」の系譜を継ぐ洋画ホラーです。魅入られてしまった者は結局何をしても逃れられないというのは恐怖だし、映画って最後主人公が救われるって心のどこかで信じて見ているけれど、そうはならないのは苦しいですよね(ネタバレしてた)。
バーバリアン
掘り出し物のホラーです。どう考えてもダブルブッキング相手の男が怪しいですよね。キースを演じるビル・スカルスガルドは某作品で犯人(?)役を演じていたこともあり、怪しさ満点。テスも昔のホラー映画のようなお馬鹿さんではないので、十分怪しみながら接するものの、なんとなくいい感じになっていき・・・。ところが、物語は全く予想外の展開になります。この外し方が素晴らしいです。胸糞な背景も浮かび上がりますが、最後はスカッとします(?)。予備知識無しで見てほしいですね。
スイート・マイホーム
俳優齊藤工が監督です。本編には出てきません。割としっかり作られている映画だと思います。怪しい人物も適度に散りばめられていて、ドキドキ楽しめることは確かです。主演の窪田正孝は個人的には好きですが、不倫しているダメ男でした。最後まで見ると「それって無理じゃないの?」となるかもしれませんが、見逃してあげてほしいです。
奈緒が相変わらずエキセントリックな役で登場します。他で書きましたが、普通のラブストーリーの主役で見てみたいです。オススメあったら教えてください。
禁じられた遊び
結論から言うと、ダメな邦画ホラーとなってしまいます。原作も「あぁ・・・」って感じで懸念していたのですが、輪をかけて「ああぁ・・・」でした。
根本的な問題は、主演橋本環奈とホラー映画の相性の悪さでしょう。演技力と言い切ってしまうほど彼女の他の作品での演技を見ていないのですが、ホラーでの恐怖の表情が悪い意味でマンガ的です。それこそコミック作品の映画化ならハマるオーバーな演技が、ホラーでは定型的過ぎて笑えてしまいます(言い過ぎ)。紅白の司会など、バラエティ面では活躍していますし、ふと見せる普通の表情は魅力的なのですが、ホラーでは全く良さが出ていませんでした。また、橋本環奈が「タバコを吸おうとして吸わない」場面が3回も出てきます。役者の都合か事務所の都合かわかりませんが、「また吸わないのかいっ!」ってことばかり気になってしまいました。永野芽郁が必要性から敢えて喫煙シーンを入れたように、必要なら吸うべきだし、吸えない事情があるのなら別の場面に転換できると思います。いや、全く必要ないシーンでした。(個人的には映画内で登場人物タバコ吸い過ぎ問題が別にあると考えています)
ストーリーもグダグダだし、シソンヌ長谷川もハマっていないです。見る前から想像ついたので逆に想像以上で楽しめました・・・。続編もありそうで怖いです。
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