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6月11日〜14日の誕生日の人

6月11日は、ピーター・ディンクレイジの誕生日。


映画「孤独なふりした世界」で彼の演技にわたしは魅了された。
彼の存在はこれまで全く知ることがなかった。
彼は淡々と仕事をやってのけている。彼にとってはどれも普通のことなのかもしれない。そう考えていたら、自分に置き換えてもそれは同じではないのだろうかと思い始めている。別に特別ではないにしろ、誰に文句を言われるのではなく、なせることがあるのではないだろうかと思える。
ありがたい発見ができた。

12日は、宮本浩次さんの誕生日だった。


エレカシの宮本、といえば昔ヘイヘイヘイで、ダウンタウンにすごく絡まれていた覚えがある。時折昔の動画を見返してみる。どれをとってもこのやりとりが爆笑ものだった。
彼の会話の時の独特の言い回しが好きで、その周りくどさそして捻り出してス頭の中の言葉の言い切れなさが面白かった。しかし、歌詞においては、どれもシンプル。むしろストレートのど直球な印象を受けていた。

13日は、市川実日子さんの誕生日だった。

彼女には不思議な魅力があった。
多くは知らないが、90年代を同じモデルの姉と共に雑誌の表紙を飾っていた印象を受ける。不貞腐れているのではないか、いや怒っている。何かしらに怒っている。
そう捉えていたわたしは、姉実和子さんと比べて実日子さんの不機嫌そうな顔に注視してしまっていた。
本人にとっては普通なのだろう。いたって自然。
だが、何も知らないわたしが「ん?」と思うには十分な違和感だった。

やがてその表現は演技で独特の存在感を放つ。
その異質さや違和感が、逆にドラマや映画内では一際「自然」に見えるというのは不思議な話だ。他の出演者、もしくわ主人公が演出上大きな演技をしていても、彼女がいるおかげで劇中の現実感が大きく増すことが理解できるのだった。
圧倒的な「自然」。
それが市川実日子さんの凄い魅力なんだと感じた。

14日は、藤井風さんの誕生日だった。

彼をみていると、不思議と岡村靖幸さんに似ている気がする。
目の深いところで自分に陶酔しているような、別次元に入り込んでいるというか。
カバーをしている曲を簡単に弾いているように。そして英語がとても流暢。発音もすごく良い。それにオリジナルでも、岡山弁がああいう曲に滲んでいるという不思議さ。

音楽の申し子。ピアノが吸い付いているよう。いろいろなありきたりの表現でしか彼を表すことができない自分の力が残念でならないが、最初にわたしが彼を観た時、なぜかすごく嫉妬してしまった。彼にとても。
素晴らしい才能の塊なのでしょう。

誕生日おめでとうございます。

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