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“かつての男性像”

今日4月2日は、セルジュ・ゲンズブールの誕生日です。

名前がかっこいいんですよね。まず。
あとなんか、すっごいフェロモンが漂う感じ。
昔の映像や、画像を見てもそれが伝わってきます。

しかし、音楽を聞いてはみたもののそこまでいいとは思えなかったのはなぜでしょうか。多分日本人のわたしには、シャンソンがあまり身近なものではないし、当時のフランスの音楽を日本に持ち帰って、歌謡曲の土台になったくらいですから、“古臭さ”がつきまとってしまうのはしょうがないと思っています。

ただ単独でセルジュ・ゲンズブールという人を追っていくとやっぱりかっこいいんです。確固たる、“セクシーな異才”ぶりが垣間見れるんです。

特にジェーン・バーキンとのツーショットはまさに美男美女。
男タバコくささおじいとスーパー容姿端麗モデルといった具合に、素晴らしいんです。
二人がカメラの画角に収まるとなんでも映画のように映るというか・・・

セルジュは、作曲家としてはフランスギャル「夢見るシャンソン人形」とか初期のフランスギャルについてリリースしたりしていました。
わたしが好きなのは、テレビミュージカル映画「アンナ」の音楽を全般担当してたやつですね。やっぱり、特にセルジュの音楽は独特の雰囲気を持っていて哀愁見たいのがずっとへばりついてる感じの印象があります。そこがすごく気に入ってるんです。

ジェーン・バーキンやブリジット・バルドーや当時の美人たちとたくさんの関係を持っていたとされるセルジュ。今フランスではもう本当に過去の人とされているみたいで。

あのフランス人像(セルジュ自体はロシア系)を持ってるとかなり古い人間だと思われる見たいです。

でもやっぱり、かっこいいいものはずっとかっこいいでいいんです。
タバコが前よりずっと悪いものでも、当時はカッコよかった。
そしてそれに似合う人だったし、女の人ともセットになることでそれが彼だったということです。
性的、卑猥なことと、汚れてドロドロした複雑なものを表現するやっぱり稀有な存在であってそれを誰に言われても辞めなかった。変態性が、彼の奇才さを際立たせてると思います。嫌われたりするのはしょうがないことです。

お誕生日おめでとうございます。

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