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「すまい」と「しごと」はセット。

こんにちは、菊原です。

最近は、雪がちらつく日が多くなりました。
深く積もることはほとんどないのですが、
夜中の気温は-4℃になったりと、大変寒い日が続きます。


曽爾に来てから、これまで多くの暖房器具を購入してきました。
ガスファンヒーター、電気ストーブ、オイルヒーター、電気毛布などなど、、、

古民家に住んでいるせいか、建具と柱の間にどうしても隙間が生まれて、部屋をいくら温めても、暖かい空気が逃げていくところがツライですね。
しかし、寒さも2月を過ぎれば峠を越えてくるとのこと。あともう少しの辛抱です。


さて、前回の投稿では、次年度の事業計画を考える時期に来ている話をしました。
今回はその続きです。


移住定住プランナーとして活動していると、空き家探しを入口に相談に来られる方が多くおられます。その総合窓口となっているのは、今では全国の市町村に広まっている空き家バンク。


http://soni-akiyabank.com/


その他にも、曽爾村では2021年度から「リビングシフト事業」がはじまり、改修された古民家が貸し出されるなど、村が積極的に新たな取組みを始めているところです。


https://www.vill.soni.nara.jp/Info/424
(空室がありますので、ご関心のある方はお早めに!)


このように、曽爾村には「すまい」探しの制度がいい感じに整っているので、関心をもって見に来られる方が多くいらっしゃいます。

村役場の方と共に、物件を案内させていただくと、「リビングシフト事業」の物件にはとくに関心を寄せていただいて、「是非住みたいです!」というような印象を持っていただけることが多いのですが、そのあとすぐに質問されるのは、「仕事はどういったものがあるんでしょう???」という言葉。


そこでいい感じに切り返せないのが、なかなか歯がゆいんですね。。。


フリーランスの方やテレワークの方なら、家さえ決まれば村への移住につながりやすいのですが、そうでない方は、どこかに職を見つけたり、あるいは起業したりしないとご飯を食べていくことが難しい。
フリーランスの方は限られると思いますし、テレワークも最近は新しい働き方として市民権を得てきたものの、まだまだ多くの人が活用できる状況とはいいがたいのではないかと感じます。


やっぱり働ける場所の確保はとても大事。そして、もし起業にまで思いが至っている方がおられるのであれば、その取組みも何とか応援していきたい。
そして、そのような「しごと」に関わるサポート体制を地道に整えていくことが、まわりまわって曽爾村が移住をしやすい村になることにつながっていくのではないか、と感じています。


そのような見方をもって周りを見渡してみると、今は昔と違って働き方も色んな選択肢があるんですね。
例えば、奈良県の川上村では「事業協同組合かわかみワーク」という組織が立ち上がり、1つの職場ではなく、複数の職場の仕事を掛け持つ働き方「マルチワーク」を推し進めています。

https://smout.jp/plans/4036


一方で、起業という視点で見てみると、未来も元気な地域であるために、自分のやりたい「しごと」がないのであればつくっていこう、事業づくりにチャレンジする人を育てていこう、とする岐阜県郡上市の「郡上カンパニー」のような取組みがあります。

https://gujolife.com/


このように、全国にはさまざまな「しごと」づくりのチャレンジが生まれていることを目の当たりにして、わたしの中でも、曽爾で「しごと」を生み出すお手伝いをすることを、次年度に取り組んでいく柱の一つとして据えていきたい想いが高まってきています。


年度末までのラストスパート。いまのこの想いをできるだけ具体化して、事業計画を作り上げ、次年度にいいスタートが切れるような素地を作っていきたいと思います。

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