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読書記録

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2021年9月の記事一覧

"好き"から離れていく感覚

好きになればなるほど、知りたくなる。 知れば知るほど、好きになる。 しかし、求めれば求めるほどどこか遠ざかっていくような気がする。 けれど、その遠くなる距離にどこか安心感を覚えるのだ。 そんな感覚に見に覚えはないだろうか? 恋?ロマンス?そんな生半可なものじゃない。相手は人間じゃないのだ。 私の感覚で言えば、対人間であれば、遠ざかることはないように思う。むしろ近づいてくる。近すぎて、「うわ…、離れろや…」ってなる恒例のやつだ。どこにも私の望む安心感はない。 そんな風に考

人生の方程式はゆらぎだらけだ。

以前、こんな動画を見た。 興味のあるゲームさんぽは見ているのだが、中でもこれらは爆笑しながら見た記憶がある。印象に残ったのは詳細な言葉は忘れてしまったのだけど、「戦争なんてしてる場合じゃないですよね」みたいに言っていたことだ。 んでもって、最近はこの本を読んでいる。まだ読み終わっていないが、シェアだけしておこう。たぶんこれも紙で購入する。 14歳のための~…みたいな本を何冊か出している方で、その総集編…みたいな印象のある本だ。新書くらいの厚さしかないので、読みやすい方だ

恋の季節

ここ最近、都々逸熱が再熱して、本を読み漁っていた。短歌や俳句も良いが、より人の営みや情景、情緒が表現されているような感じがして都々逸が好きだ。 ちなみに、都々逸とは、 江戸末期に初代の都々逸坊扇歌(1804年-1852年)によって大成された、口語による定型詩。七・七・七・五の音数律に従う。 ものだ。有名なのがいくつかあるが、口ずさんでみると意外とリズミカルで口馴染みがいい。 さて、冬について語りたいことばは想いを散らしてしまう ふたり黙つて冬の酒 色恋抜きだという猪