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SOMPOのサービスデザイナーってどんな人?8名のメンバーにクローズアップ!

こんにちは。SOMPO Digital Lab サービスデザイナーの野添です。みなさんは「サービスデザイナー」と聞いて、どのようなイメージが頭に浮かびますか?

企業によって担当領域や求められるスキルが異なるかもしれませんし、そもそもサービスデザイナーを採用している企業はまだそう多くないと思いますので、イメージが湧きにくいのではないでしょうか。

SOMPO Digital Labデザインチームはサービスデザイナーとプロダクトデザイナーで構成されており、サービスデザイナーは主にUXリサーチ・UXプランニングを担当し、プロダクトデザイナーは情報設計・UIデザインを担当、事業企画支援と検証は両デザイナーとも担当するという整理になっています。(各ワークのご紹介はこちらをどうぞ!)

サービスデザイナーは現在8名在籍しているのですが、バックグランドや得意領域が違う幅広い人材が集まっているのが特徴的だと日々感じていたので、今回はサービスデザイナー陣に様々な質問を投げかけ、これまでどんなキャリアパスを辿ってきたのか、どんな考え方で仕事をしているのかなど、その生態に迫ってみたいと思います!

せっかくの機会なので、近くで一緒に仕事をしているプロダクトデザイナーからも聞いてみたいことを募ってみました。

サービスデザイナーに興味がある方、これから目指したいという方がいらっしゃれば、キャリア設計の手助けになれば嬉しいです。


1. SOMPO歴

サービスデザイナーは、8名全員が2019年以降の中途入社になります。5年間で少しずつメンバーが増えてきました。SOMPOは3社目以上という転職経験豊富な人がほとんどなので、年齢は30~40代が中心です。

2. これまでに経験したことがある業種

SOMPOの前に在籍していた会社の上位は順にデザインコンサル、広告・マーケティング、制作会社の3つ。こうしてみると、クライアントワークの経験者が多いですね。一方、メーカーやスタートアップ、サービス事業会社などの経験者も満遍なくいるので、普段の会話の中でも多様な業界の事例が飛び交っていて、とても刺激的な環境です。

3. これまでに経験したことがある職業

8名とは思えない程の数でした。笑

1位はUXデザイナーとディレクター・プロデューサーが5名ずつで突出してますが、UIやインダストリアル・グラフィック・WEBなどご自身でデザインワークをされてきた方も多いようです。なんと、建築界や編集記者から転向している方もいるんです!

経験豊富なベテラン勢が多いのもありますが、皆さん様々な道筋を辿ってSOMPOのサービスデザイナーに行き着いてきているんですね。言い換えると、サービスデザイナーになる間口はとても広いということです。

さて、皆さんサービスデザイナーには、どのようなきっかけや理由で辿り着いたのでしょう?

4. サービスのデザインに興味を持ったきっかけや理由

全体的に「ユーザーのために」「より上流へ、より包括的に、より長期的に」関与をしたい、という思いが強く表れています。元の業種や職種が違えど、同じような課題感や意志を持ち、興味対象が広がっていった結果、自主的に意思決定して集まってきた集団と言えるでしょう。

さて、ここからは現在のお仕事について見ていきましょう。

5. SOMPOの業務で関わったことがある案件種別

やはり1番はSOMPOグループの中核事業である損害保険事業のB向けサービスが多かったです。次いで生命保険事業、新規事業と続きます。

SOMPOのユニークなところは、保険会社でありながらヘルスケアや介護、物流など、社会課題に密接な幅広いドメインに注力している点です。

メンバーも、保険会社だからという理由よりも、社会課題に取り組んでいる大企業という理由で入社している人が多い印象です。既存事業だけでなく新規事業にも積極的な会社なので、社内におけるサービスデザイナーへの期待はとても高いですし、活躍の場がたくさんあるんです。

6. 1番楽しいと思うサービスデザインワーク

プロジェクトでは様々なワークをリードしているサービスデザイナーですが、その中でも各人が楽しいと思えるワークを聞いてみました。

1位が「サービスコンセプトの策定」。ユーザーリサーチでリアルな声を聞いて、プロジェクト関係者の合意を形成しながらコアとなる「サービスコンセプト」をバチっと決める瞬間に「悦」を感じる人が多いようです。プロジェクトにとっても、後続のワークに影響する大事な分岐点ですね。

次いで「体験設計」「UXリサーチ」「課題定義」「デザインコンセプトの策定」と続きます。メンバーからは、フェーズによってワークに変化があり、都度違う楽しみがあるのがサービスデザインのいいところといった声もありました。

7. サービスデザイナーとしてやりがいを感じる瞬間

大きく分けると「プロジェクトを進める中で他者との関係で感じるやりがい」「ユーザーから得られるやりがい」の2つが見えてきました。人によって、プロセス重視か目的重視かの強弱は違えど、どちらもモチベーションの源泉になっているのでしょう。

特に案件毎にステークホルダーが変わるので、人をいかに巻き込めるか、いいチームとして成果を出せるかは毎度調整と挑戦の繰り返しで苦しくもあり、とても面白いところです。

8. 感覚派?ロジック派?仕事をする時のウェイトは

皆さん感覚とロジックをバランスよく使い分けているようですね!サービスデザイナーはデザイナー以外の職種の人とコミュニケーションを取ることも多く、ロジカルな思考や説明が求められる場面が多いので、採用時も「ロジカルさ」は重視している点の1つになります!(採用に関する記事はこちらをどうぞ!)

一方、「ユーザー目線やフラットな’感覚’」は非常に重要で、そこで感じた違和感をいかにロジカルに表現しビジネスに落とし込めるかというのが、サービスデザイナーのテーマの1つだったりします。

9. デザイナーの心得8つの中で1番共感するもの

この8つの心得はチームメンバーで会話してまとめたもので、どれも大切な共通認識ではありますが、中でも「社会を良くしたい」という志の高さや、「チームや周囲の他者を大事にしたい」という意識が強いようですね。

10. 未経験の人に「サービスデザイナー」の仕事を一言で伝えるとしたら

💡 企業や利益ではなく、ユーザーの側に立つデザイナー

💡 ユーザーがそのサービスを使って心地よい経験ができるよう設計する人

💡 お客さんだけじゃなくひとつのサービスに関わる人たちがみんなハッピーになるように仕組みをデザインする人

💡 自分たちの生活する社会をよりよくするための仕組みづくり

💡 サービスや事業にとって一番大事なことを「見抜いて、カタチにし、(世の中に)届ける」

💡 サービスのことをまるごと手掛ける人

💡 何でもできて、すべての調和を保つ人

💡 すごいデザイナー(=SD?)

どれを見ても、皆さん誇りを持ってサービスデザイナーをしているんだなと感じられますね。

最後に皆さんに、将来に向けてどうなっていたいのかを聞いてみました!

11. 5年後にしていたいこと

💡 PMF(プロダクト・マーケット・フィット)

 💡 社会にインパクトのあるサービスを生み出し、生活者を幸せにするサービスデザイナーのエキスパート

 💡 社会貢献事業に関わっていたいです

💡 社会課題の解決や公共性の高い事業・サービスに携わっていたい

💡 家族と笑顔で過ごせてればなんでもOK

💡 今とは違う自分にとって新しい何か

💡 将来のことはあまり考えません

💡 わかりません

今の延長で考えている人、また違う可能性を考えている人、あえて考えない人、実に様々です。

人生100年時代と言われ、社会的背景も目まぐるしく変化していく中で「サービスデザイナー」もひとつの通過点かもしれません。メンバーのこれまでの変遷を見てもわかるように、文脈や環境に合わせてしなやかに形を変え、スキルを活用できることが得意な人種の集まりのようなので、今後どんな道へ進んでいくかは未知数なのです。笑

同じように、未開拓な荒地をワクワクしながら突き進んでいけるような開墾マインドを持った新しい仲間と出会えることを、私たちは楽しみにしています!

SOMPOのサービスデザイナーに興味を持った方、共感した方、一度カジュアルに話してみたいという方は、ぜひお気軽にご連絡ください。お待ちしています!