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3.11

どうも!お晩です!
ウージーです!

昨日は3月11日でした。
福島県出身の僕にとって1年で1番、心がそわそわする日です。
今回は農業とはあまり関係ない話ですが、「僕がなぜ、福島県にUターンして農業をやるのか」につながってくる話でもあるので、今の気持ちの整理のためにも書いていきたいと思います。

3月11日は1年で1番心がそわそわする日

僕は福島県の会津坂下町出身で今もそこに住んでいます。
会津坂下町は福島県内でも新潟寄りの場所に位置しているので、津波の被害や原発による放射線の直接的な被害はない地域です。
だけどやっぱりこの日はすごく特別な日。

2011年3月11日。
当時は18歳で高校の卒業式が終わり、大学進学に向けた準備の真っ最中でした。
11日の午前中には大学の入学式で着用予定だったスーツを購入していました。
スーツも無事に購入してお昼を食べて、家でのんびりしている時に震災は起こりました。

震災直後は原発の事故もあったので、原発から150キロ以上離れている会津坂下町にも避難してくる方がたくさんいた。
その時に何かボランティアなど力になりたかったけど、大学入学直前でバタバタしていて結局何もできなかった。
ということを言い訳に、結局何かをする勇気がなかっただけだったなーと今となっては思う。
そんな感じで何も出来ずに大学入学するため上京することに。

大学に入学してからは、大学で復興支援団体があったので、そこに入り活動をしていました。



確実に前に進んでいる福島

震災から今日で11年。
少しずつですが、確実に前に進んできていることを感じています。
震災以降に福島県にU、Iターンしてきた人たちが中心となって、福島県を前に押し進めています。
その中でも僕が特に注目しているものをいくつかピックアップ。

fukunomo
「福島の美味しい日本酒を飲もう!」ということで「fukunomo」
福島県の美味しい日本酒とそれに合わせた美味しいおつまみをセットで定期的にお届けするサービス。

毎月、一つの酒蔵をピックアップしてそこの日本酒とおつまみが届く。
月末には「オンライン酒の会」が開催され、届いた日本酒を造っている酒蔵をオンラインで見学する事ができ、蔵元と一緒に日本酒を飲むことができる会になっています。
蔵元と毎月、一緒に日本酒を飲めるサービスは他にはなかなか無く、すごくおすすめです!

IIE(イー)
地元の会津坂下町に本拠地を構える。
3.11に起きたことをひっくり返す!という想いが込められたIIEという名前。
会津地方に古くから伝わる伝統工芸品「会津木綿」を使って現代風にアレンジした製品開発、販売をしているブランド。
僕が大学生時代にインターンシップさせて頂いたりとすごーくお世話になっています。

ゲストハウス「ひととき」
福島県の西会津町にあるゲストハウス。
西会津にはここ数年で色々な方がU、Iターンしてきていてすごく活気付いている町です。
めちゃ羨ましい!
その中心を担っているのがゲストハウス「ひととき」
全国からひとときに人が訪れて、西会津町の魅力に触れています。

これ以外にもたくさんありますが、全部紹介していると長くなってしまうのでこの辺で。
今後、noteを書いていく上で紹介することもあるかもしれないので、お楽しみに。

農業を通して会津坂下町を盛り上げる

僕が住んでいる会津坂下町は人口減少が止まりません。
大学時代に復興支援活動をしている中で、地元のことも色々と調べている中で気づいたことでした。

僕が小学生の時には町内に7つぐらいあった小学校も今では1つに。
2つあった中学校も1つに。
高校が2つあったのも1つに。
思い出の場所がどんどんなくなっていきました。
これは震災がなくても起きていた事で、日本全国の地方で起きていること。
だけどやっぱり自分を育ててくれた地域が弱っていくところを見ると切なくなるし、なんとかしたいという気持ちになる。

僕も昨年の7月から福島県の会津坂下町にUターンしてきました。
会津坂下町で取り組むのは農業と酒造り。
大学卒業後はソムリエとして銀座のビストロで働き、お酒も含む「食」と真剣に向き合ってきました。
これまでの経験は確実に農業に活かせると思っています。

会津坂下町を盛り上げる事が福島を盛り上げることにつながっていくので、僕は会津坂下町を盛り上げることに集中していきたいと思っています。
福島を盛り上げようとしている人はたくさんいるので、そっちの人たちに任せて僕は坂下町を。
まずは美味しいきゅうりとみしらず柿を作れるように勉強に励みます!

最後までお読みいただきありがとうございます!

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