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【オープン社内報#41】「敵か味方か」的見方

こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。

 直近もいろいろありました。文喫六本木は12月11日に開業5周年を迎えることができ、12月24日までは周年記念のキャンペーンが始まっています。

 当日の11日は関係者やお取引先さまを招いての交流会。たくさんの方に来ていただけたこと、またメンバーがきびきびと動く姿を目にし、こうした場があることに改めて有り難さを感じています。

 さて、オープン社内報、今回の号で年内最後になります。今年1年、読んでくださった方(いるよね、いますよね!)に感謝申し上げます。ありがとうございました。ひらくメンバーだけでなく、グループの皆さんや外部の方にも読んでいただけるものを書くと決め、今回で41号となりました。もうやめよう、今週は休もうかなとほぼ毎回思っているのですが、「自分で決めて自分で始めたこと」なのでもう少しがんばろうと思います。で、年末号なのですいません、今回はだいぶゆるくいきます。

・「敵か味方か」的見方

 これは回文を考えていたときに、なぜか回文ではなくダジャレ?が浮かんだときの言葉です。韻を踏んでいるし、リズムも良く割と好きなのですが、よくよく考えるといい言葉だなと。

 普段僕たちは、なんでも敵か味方かを無意識に分けてしまいますよね。敵味方バイアスがかかっていると言ってもいい。あの人はこんなこと言ってるから味方だ。この映画が好きなんてセンスなさすぎ、敵だ。とか。

 こうした選別(あるいは差別)を気付かぬうちにやってしまうことがあるので、そうなりそうなときに『「敵か味方か」的見方』になってるぞ、と自分を省みると中立に戻れるかもしれません。

(ふう、このゆるさでそのままいけるかな)

・まろやかにとがる

 この言葉が12月4日の手帳に書き殴ってありました。なぜこんなことを書いたのかまったく思い出せませんが、なかなかニュアンスがいいですね。初めてこの言葉に出会ったような気持ちで、考えてみます。

 変革は辺境からしか生まれません。そして、辺境にいるには少し違ったアプローチや視点を持たなければなりません。そうした視点を持つためには、周りの言いなりや業界の慣習をそのまま踏襲するわけにはいきません。

 ただし、めちゃくちゃに尖っただけでは多くの人に届けることはできません。内側に強く尖った芯を持ちつつ、まわりは柔らかくあることが肝要です。僕はけっこう心の中でハードなことを考えていて「いまに見てろよ」と思うことがたくさんありますが、外側は雪見だいふくのようにやわらかくありたいと思っています。なにかを変えるために「まろやかにとがる」を意識してみましょう。

 ちなみに、「尖った先にまろやか」というのもいいです。切れ味のするどいザクザクとしたギターリフ、性急なドラムとうねるベース、そして太くがなる声で「冬の景色が なんか好きでさ」「寒くなったら 旅に出ようよ」と歌う。一見強面なのに、あたたかさがある。そこには、深いやさしさがあります。

・リッチューフェス

 とある会合があり、なにかお土産(企画のタネ)を持っていくことになり考えたアイデア。地方都市の駅前って、微妙になにかイベントをやるには場所がないよなという意識があり、どこかいい開催場所はないかと考えていた中で、そうだ、立体駐車場があるじゃないかと思いつきました。

 立体駐車場なら屋根があるので雨天でも対応できるし、ぐるぐるとフロアを巡っていくごとにコンセプトを変えた出店やコンテンツを置くこともできるな、と。3階はマルシェフロア、4階は飲食フロア、屋上はコンサートフロアにするとか(ゲットバック!)。

 駐車場のオーナー側には、1日で生まれるであろう駐車料金分以上の利用料を渡し、それに見合う形で出店者から出店料をいただくスキームにすれば、あるいはチケット制にするなども考えられそうです。

 ふだんの用途と違う使われ方をするときに、話題になったり楽しんでもらえることってありますよね。ダムとかトンネルとか科学館とか、いろいろふだんと違う使われ方をするイベントがあります。

 こういうふうに、いつかやれるかもとアイデアを頭の引き出しに置いておくと、時期が来ると本当にできます。なので、きっとこの「リッチューフェス」もどこかで実現されると思います。されるといいな。しましょう。

・とじること

 ひらく、という社名を名付けておきながら、最近は「とじること」の大切さを身をもって感じています。両手にいろいろな荷物を抱えたままでは、新しいドアを開けることができません。新しいドアを開けるために、前には古いドアをきちんと閉め、身を軽くする必要があります。このきちんと閉める、というのがポイントで、なんとなく閉めたつもりになってるものがたくさんありますよね。

 僕も、そろそろ次のドアを開けないとなという直感があり、どのドアを閉めればいいのか考えているところです。 

  ということで、すいません年内最終号はちょっとゆるめになってしまいました。年末年始の休暇で心身を休ませて、また来年も良い原稿をかけるようがんばります。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。
 良いお年を。(と書くにはちょっと早いけど、良いお年を。)

染谷

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今週の「うれしい」
今日(15日)は箱根本箱に来ています。1ヶ月の休館をして空調工事やその他様々なメンテナンスを行い、15日から営業再開となりました。外はざんざんと雨が降っています。ざんざんと雨が降る中で、静かな空間にいるのが好きです。

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