日本語教師ができる学習者を楽しませる工夫【Jamboard】
オンラインがかなりの勢いで普及し、今となっては真新しいものではなくなりました。私がオンライン授業を始めたのが2015年。当時はまだあまり一般的ではなかったので、ただオンライン授業というだけで、サプライズがありました。
良くも悪くも皆がオンラインに慣れてきたので、受ける人を満足させる難度も上がったとも言えます。
以前も【学習者を授業に集中させるために、私がしている工夫】について、投稿しました。もしよければ読んでください!
今日ご紹介したいのは、【Jamboard】です。グーグルアカウントがあれば
誰でも無料で使うことができます。
このJamboardを使えば、ただお互いが手元にあるテキストを見ているだけでなく、アクティビティーを通して一緒に操作しながら学ぶことができます。
基本的な操作の仕方は、色々なページで解説されています。今日は私がどのように日本語学習にJamboardを取り入れているか、その具体的なやり方についてお話します。
今回は、尊敬語と謙譲語を学び終わった後で、復習として用いたものです。尊敬語を先ず学び、その後謙譲語、そしてどちらも終わった後の翌週の最初にこのアクティビティーをしました。
とてもよくできる学習者さんなんですが、「先生、今日のJamboardでの復習、とてもおもしろかったです!」と言ってもらえました。
ここで使っているのは、『付箋』と『画像ライブラリ』機能です。付箋は文字が書かれているもので、色が5種類から選べます。
先ずは画像ライブラリで、動詞を表している絵を取り込みます。それから、色分けしながら文字の付箋を3種類作ります。
黄色のが基本の動詞のます形。
ピンク色のが尊敬語。
青色のが謙譲語。
それらができたら、上のようにバラバラにします。
そしてそれを学習者に、
絵→ます形→尊敬語→謙譲語
というように並べ替えてもらいます。
今までだったら、テキストに書かれている動詞の変化表で変化を確認し、その次に練習問題をどんどん解いていくというのが主流でした。
ですが、このJamboardを使えば、
・簡単に作れる
・速い
・相手が顔を上げて、画面を見てくれる
・操作を伴うアクティビティーなので、読むよりも記憶に残る
そんなオンライン授業が作れます。
その他にも【Jamboard】が活用できる場面として、
・五十音の片仮名と平仮名を一致させる練習
・形容詞を『い形容詞』と『な形容詞』に分ける練習
・動詞をグループ分けする練習
・着脱動詞を分類させる練習
などなど、色々なところで使えそうです。
IPADの活用についても投稿したので、是非読んでみてください!
染
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