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【Evoke Transformation】 とは/コーチは人の「本質的な変化を呼び起こす」 — コーチングとトランスフォーメーション —

最近「デジタルトランスフォーメーション(DX)」という言葉はよく使われるようになりましたね。
DXは “高速通信やAIなどのITによってビジネスや生活の質を高めていくこと”
コロナウイルスによるパンデミックから「2年分の変革が2カ月で起きた」と某有名企業のCEOが4月に述べていたという記事もありました。

冒頭のEvoke Transformation は、コーチング(Co-Active Coaching)の基礎をなす言葉の1つです。
そもそも「コーチング」自体、日本ではまだまだ認知度は高くないかと思うので、
ここでちょっとした解説を、私なりの言葉で書いてみようと思います🤓

本日は「トランスフォーメーション」の切り口で語ってみます!

1. コーチングって何するの?

(※コーチングスタイルや利用シーンは多様にありますが、ここでは私の学んだ「Co-Active Coaching」に基づいて書いています)

コーチする人は、クライアント(コーチングを受ける人)の「本質的な変化を呼び起こす」役割を担っています。

◆evoke:ex(外へ)・voke(呼ぶ) ⇒呼び起こす
◆transformation:変質、変化

コーチングの場でコーチはクライアントのために傾聴し、評価判断を一切せずに対話します。
その人を丸ごと信じて、その人の本質的な願い・意志を呼び起こすように、またその現実化に向けて、協力的に働きかけます。

コーチングの場は、クライアントが自分で話したいテーマを持ち込んで、主役となって話せる時間となります。
コーチとの対話を通すうち、クライアントは自らの在り方と行動に意図が立てられ、
そしてそれを現実化していけるように、コーチは応援者になってくれます。

混同されがちなものとの違いの比較のために、例を平たくあげると…
・コンサルティング:相談者の課題が何かを分析して解決策を助言する
・セラピー:不調部分の治療、癒しを提供する
・ティーチング(teaching):何かを教える

コーチングは一時的な対処療法ではなく、クライアントが、よりいきいきと自らの人生を生きていくための“筋力”強化の応援をします。
言わば「筋トレ」して、持続的に力を出せる筋肉を鍛えていくイメージを持ってみてください。💪

筋トレのように、コーチが一方的に何かを施すだけでは成立しないとも言えます。
クライアントもコーチングの関係を信じて、内面にあるものを出せるようになって扱えるようになっていくと、相乗効果的にパワフルになっていきます!💪 💪

2. モヤモヤ?ザワザワ?からのコーチング?

DXは、コロナ禍という外的要因により世界中で加速度がかけられ進みましたが、
あなた自身や周りにも何らかの変化があったかと思います。
過ごし方という行動の変化、意識の変化が起きたこと、ありませんか?
その変化の中で、今、何を感じていますか?

ネガティブなことが多いでしょうか。
とはいえ、ポジティブなことを見つけているところも、ありますか?
ネガかポジかもよくわからない、何か混沌と、モヤつき、ザワつきを感じていたりもするでしょうか。

もし、自分から変化を起こすことをなかなかできていない気がすると思ったら
もし、何のために何をしたいのかが具体的にできているわけでもないしな…と、なんとなくそのままにしていたら
もし、自分の中に何かモヤつくような、ザワつくような、もどかしさを感じていたら

自分の変化に向けて、コーチングがお役に立つかもしれません。

自らのTransformation に、コーチングがEvoke / 呼び起こす、何かがあるかもしれない——
そんな予感がよぎったり関心が湧いてきたら、コーチ検索などしてみてください。

3. コーチング選びのポイント

検索すると、コーチングの流派みたいなものがいくつもあったり、コーチと何かを掛け合わせているものなども多種多様に出てきますね。
一体どれを・誰を選んでいいのか…?お値段もピンからキリまで…。

選ぶポイントとしては…
まずは直感で! (←決して投げやりではないですよ!)
コーチとは双方向で話していくことが大前提ですから、自分の気持ちが向くかどうかは大事な点です。

初めは説明会やWeb公開動画などで情報を得たり、無料や少額での体験だったりを通して、感触を掴んでいくといいかと思います。
対面でなくても、オンライン環境での実施も今や定番化していますから、
そこはDXの波に乗って試してみちゃいましょう!

私個人的には、Co-Active Coaching(コーアクティブ・コーチング)に邁進中のため、その醍醐味を感じている身としては、イチ押しとして今後も語っていけるようにしたいと思っています。
とはいえ、他のコーチングスタイルや個々人のそれぞれの良さ、相性みたいなものもあると思うので、
やはり「自分に合いそうだ」と感じる感覚を大事にするのがいいと思います。

4. ドロドロのイイ話

さて、Transformation を辞書で引くと “(昆虫などの)変態” という意味もあります。

幼虫が蝶になるように、という「本質的な変化」に関する例えが、コーチングの学習ガイド資料の中にもあったのですが…
私が印象に残っているのは、蝶になる前に「蛹(さなぎ)」を経る話。

蛹の中って”ドロドロ” で、変態のメカニズムは未だに完全には解明されていないそうです!(興味深い!)

本質的な変化に向かう途中経過の蛹”なときには、“ドロドロ”にもなる。
何なのだか明確にできず、ドロドロになったり、こわかったりもする。

ドロドロや、こわさや、ポジティブとは言い難い状態があったりしても、
それでいい。
それはそれで、悲観的・否定的になりすぎることなく、
肯定していていい状態。

そして羽化すれば、軽やかに自由に空を舞っていける!
——あらためて、これはなかなかすごい比喩だなと感じます。

(ちなみにタイトル画像は、先日朝のランニング中に私が出会ったモンシロチョウです♡撮れててよかった!)

5. 話したほうがいいんだよ

そのガイド資料を使っていた1年前の7月、プロコーチのちょっとした一言が私に響いたことを思い出します。
とある場面で湧いてきた疑問を、質問してみようかな、いや拙すぎるからどうしようかな、と遠慮していた私。
でも思い切って、その方の手が空いているときに質問してみたら、
結果的にすごくすっきりしたんですよね。

最後に「こんな質問してどうかと思ったのですが、ありがとうございました」とお礼を伝えたときに
その方が「うん。話したほうがいいんだよ」と一言返してくださいました。
相槌に近く、ご本人としては何気ない感じだったかもしれません。

質問に対する答えも的確で、抱えていたモヤつきが払拭されたのと同時に、
どこか許された感じがしました。

話したほうがいい。
このときは単なる質問と応答なのでコーチングの関係とは異なりましたが、
話すことの効力をシンプルに表すその言葉が、そのときの私の心に響きました。

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最近、自分の中にあるものを外へ出す、解放することを、あなたは自分自身に許してあげられていますか。

あらゆる機会や手段を経て、変化が起こっていくこと・起こしていくこともできると思います。

ですがもし、Evoke Transformation = 本質的な変化を呼び起こす、内面からの“筋トレ”に関心が湧いたら、
コーチングを取り入れてみてはいかがでしょうか。

道半ばではドロドロしたりこわかったりするかもしれませんが、
そんなときでも共に居続けてくれるコーチの力を味方につけて、
その先の自分のTransformation へ加速度をつけて向かっていけますよ。きっと!

6. 最後にひとこと

本日はここまで長々とした“ちょっとした解説”をお読みいただき、ありがとうございました!

諸先輩の方々からすれば、つっこみどころが多々あったかもしれません...
ただ、こうした私の実体験や視点が、次はどなたかの参考になれば幸いと思うので、今後また小出しに語っていってみようと考えています。

《ちょっとお知らせ》
私も今、コーチングのクライアントさんを追加募集中ですので、もしご関心あれば個別に気になることからお話ししましょう^^
(※本業との兼ね合いもあり今はそこまで手広くできないため、私の連絡先をご存知の方に限定中です m_ _m)

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