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vol.3 相馬れいこの"幸せ思考" -ADHD夫との関係-


こんにちは、相馬れいこです。

今回は、夫との関係について、話していきたいと思います。

まず、私の夫は、元Jリーガーでもあり、元日本代表のサッカー選手でした。

出会いは渋谷。笑

ご想像通りの、芸能人やモデル、サッカー選手が集まるような食事会で出会いました。

当時の夫は東京ヴェルディに所属していて、私はモデルとして雑誌やTVやCMなどに出たりと、お互いに自分の夢を追いかけて生活していました。

共通の趣味が、スペインでした。当時わたしはスペインの文化に魅了され、スペイン語を習得しようと習っていました。そして夫は、スペインサッカーに憧れ、スペインにサッカー留学をしていたりと、スペイン語を得意としていました。スペインという共通点から、よくスペイン料理屋さんでデートをするようになり、カフェではスペイン語の単語を教えて貰ったりと、共通の趣味によって、仲を深めていきました。

私は当時、夫のことを、"行動力がある" "夢に向かって真っ直ぐで素敵" "私と考え方が違って斬新なことを考えてる"などと思っていました。まさか、夫がADHD傾向だとは、思ってもみませんでした。

夫は、ADHDという診断はついていません。しかし、何人もの専門家たちに、相馬さんはADHD傾向が強く出ていますね。と、口を揃えて言われます。夫もそれには納得していて、今では受け入れた上で、私たちに接してくれます。

夫のADHD傾向が現れていると私が感じる時は、一つのことに集中した時の継続力、結果を必ず出すことや、斬新なアイデアを思いつき、斬新な角度から物事を捉えたり、数に強く、とにかく計算が早い。決算書を読み込む力は、税理士を超えていると思うほど。

反面、振り返ればたくさん辛いこともありました。

どうしてわたしの気持ちがわからないんだろう?

妻が泣いているのに何故放置できるんだ…?

まさかのここで逆ギレ!?

など、数多くの心無い行動に傷付き、心が揺らいだこともたくさんありました。アスペルガー傾向もあると思います。そして、様々な珍事件もあります。

まず、騙されやすい。詐欺師がとにかく漬け込んでくる。女性問題もたくさんあります。笑

妻の私としては、受け止められそうもないと感じたことも正直ありました。ですが、毎回夫に話した時にこう感じるんです。


"この人、悪気がないんだ…"

と。とにかく純粋で、素直なんです。
後先考えず、"今を生きる人"。

これが、ADHD傾向というわけです。
決して、性格が悪かったり、女ったらしだったり、悪い人ではないのです。どちらかと言うと、人が良すぎる、真っ直ぐな人なんです。

何人かの弁護士先生に、奥さんは、離婚を考えたりしないのですか?

と、聞かれるほど、夫は外から見ると、とても破天荒な様ですが、私にとっては、唯一の絶対的な存在で、地球がひっくり返っても、私を守り抜いてくれるような人なんです。

タイタニックのラストシーンの様に、二人のうち片方しか助からないとしたら、自ら手を離し海に沈み、私を救けるタイプと言えば分かりやすいでしょうか、ADHD傾向なおかげで、私は人一倍愛されていると思っています。

色々なタイプの夫婦の関係があると思いますが、私の理想は、映画"君に読む物語"のラストシーン。アルツハイマーのパートナーが時折一瞬呼び起こされる記憶の間に究極の愛を感じ合い、そして最期は病棟のベッドに二人で寝て、同じタイミングで手を繋いで眠る様に逝く。

わたしの人生も、そうであるといいな。と思いますし、ADHD傾向の夫と、たまに深く分かりあう瞬間は、正に究極の愛を感じることができ、私にとってとても幸せな瞬間。

相手がどうとか、分かってくれないとか、私が正しいのに!と思っていた昔のわたしは、不幸せな悲劇のヒロインタイプでしたが、そんな若かりし頃が今では懐かしく、"幸せ思考"な今の私ほど幸せな人は居ないかもしれません。笑

発達障害だとか、あの人って…などと言う人ほど、不幸せ思考なのかもしれません。自分を理解して、多様性を理解して、みんな違うから互いを必要とすること、凸凹があるように、男と女があり、全ては陰と陽であり、互いが存在することで己が成り立つという理解があれば、いつだって、誰だって"幸せ思考"でいられます。

今まで話したことがなかった夫との関係ですが、とにかく、わたしはこんな夫婦関係ですが、今とても幸せです。皆さんも、今が幸せであることに、少し気が付いたでしょうか?

"幸せ思考"になると、もっともっと小さなことにも感謝できますし、幸せを人に分け与えたくなると思います。わたしの幸せが、あなたに届きます様に。


2024.7.4



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