![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27859466/rectangle_large_type_2_e697cdaf46b795b04b4aea2faf8f7f89.png?width=1200)
あの人の不機嫌が、感染(うつ)る理由。
■ 脳科学から学ぶ、実践マーケティング&組織構築
こんにちは。株式会社ソリューションのコンサルティング事業部の北村です。
こちらは、私が7年間の自社のマーケティング事業部で務めた際に得た
科学的根拠に基づいたマーケティング知識を、営業戦略や組織戦略に転化してみよう!
という企画です。
それでは今日もよろしくお願いします。
【今週のテーマ】不機嫌が、感染(うつ)る理由。
「不機嫌な人がいると、周りの雰囲気も暗くなる」
というのは経験上、共感されるのでは?
では、なぜ感染るのか、ご存じでしょうか?
この現象は、心理学用語で
「情動感染(emotional contagion)」と呼ぶのですが、
その正体は、人間の脳の
『ミラーニューロン』
という神経細胞だと言われています。
ミラーニューロン??
この細胞は「ものまね細胞」とも呼ばれ、
他者の感情を理解したり共感したりできる機能があります。
誰かが目の前で“あくび”をすると思わず自分もあくびをしてしまったり、
映画の感動ストーリーに涙が流せるのも、
このミラーニューロンのおかげである
と見解されています。
そしてこの細胞による影響は、
身近な人からの方が、より大きいとのこと。
だから日中で最も長い時間を過ごす
職場の人からの不機嫌/上機嫌は、すぐに感染るのです。
ちなみに、この現象は、マーケティング分野では、
顧客のミラーニューロンを活性化させて、
刺激を与えることで、購買意欲を高める
という形で幅広く応用されています。
【組織に活かしてみよう!】
ーまずは、社長からご機嫌でいましょう。
残念ながら、経営者様や上司の方から
「不機嫌は感染るから、不機嫌になるな!」
「ポジティブな発言をしよう!ネガティブ発言禁止!」
と言っても、恐らく従業員さんは変わりません。
その発言自体が「ネガティブ」だからです(笑)
ただ、ありがたいことに、このミラーニューロンの力は、
「ポジティブ」でもきちんと伝染します。
では、従業員さんに対して、最も影響力のある人は誰でしょうか?
たいていの中小企業は、社長のはずです。
だからこそ、経営者様から
幹部の方に、上機嫌を伝染させていく。
たまに、従業員さんにも伝染させていく。
そうすると、自然と社内は明るくなります。
もちろんネガティブな発言をする従業員さんや
周りを困らせる従業員さんも確かにいるので、
その人に社内が引っ張られる時もあります。
しかし、それでも最も影響力があるのは、社長のはずなのです。
コロナショックからの不安や社内の問題で、
ポジティブになれないこともあると思います。
感情には嘘はつけません。
そういう時は「言葉を選ぶ」だけで、
周りに与える影響は大きく変わります。
私たち人間は、
自分の感情をコントロールするのは、難しいですが、
自分の言葉は、コントロールできるからです。
ぜひ、ご機嫌のシャンパンタワー(社長⇒幹部⇒従業員)で
良い職場を作っていきましょう!
本日もお読みいただき、ありがとうございました!
毎週木曜日11時にメールマガジンも配信しております。(登録者15000人超え!)
ぜひご興味がありましたらご登録お願いします。
よろしければ、サポートをお願いします。いただいたサポートはコンテンツ発信の充実に使わせていただきます。