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愛社精神は、会社の歴史で上がる。

■ 脳科学から学ぶ、実践マーケティング&組織構築

こんにちは。株式会社ソリューションのコンサルティング事業部の北村です。

こちらは、私が7年間の自社のマーケティング事業部で務めた際に得た
科学的根拠に基づいたマーケティング知識を、営業戦略や組織戦略に転化してみよう!
という企画です。

それでは今日もよろしくお願いします。

【今週のテーマ】
会社の歴史と社員の愛社精神の関係

心理学者のハル・エルスナー・ハーシュフィールド氏を中心に、
ノースウエスタン大学とカルフォルニア大学の研究者らが
ある実験をしました。

被験者を2つのグループに分けて
「アメリカ合衆国がどのように生まれたか?」を
それぞれで振り返ってもらいました。

グループ1
「アメリカが誕生していなかったら
 世の中はどうなっていたかを考えてもらう」
(専門用語で、「反事実的思考」と呼びます)

グループ2
「逆にアメリカが誕生したことによって
 どんな世の中になったかを考えてもらう」
(「事実的思考」)

この場合、前者は後者よりも高いレベルの
愛国心を示すことがわかりました。

【画像】どっちの方が愛国心は芽生えたか?

前者は、アメリカが誕生したことで
世の中が良くなったということを

“自分で”気づかせているわけです。

【組織に活かしてみよう!】
会社の創業秘話や大変だった歴史を共有し、
「もし、あの時動かなかったら・・・」と問う

実はこの実験には続きがあり、
被験者に自分が勤める会社ができたころの
ことを考えさせるという

似たような実験も行われました。

すると、
「会社がつくられていなかったら、
 世の中や自分の生活はどう違っていたか?」

と反事実的思考で考えた人たちは、

会社に対する前向きの気持ちが高まったのです。

【画像】どっちの方が愛社精神は芽生えたか?


今は新型コロナウィルスで、どこの会社も大変だと思います。

しかし、一方でこれまでも何度も危機を迎えながらも
乗り越えてきたから、

今の貴社の姿もあるわけです。


ぜひ、創業の苦労話や危機の時の話を共有し、

「もし私たちが、あの時に挑戦しなければ!
 動かなければ!今の会社の姿はどうだったでしょうか?」

と問いかけていただくだけで、
従業員さんの気持ちは高まるかと思います。

大変な状況だからこそ、
組織をまとめるチャンスとしてチャレンジしていきましょう!


そして、このコロナを乗り越えた数年後に

「あのコロナショック時に私たちが挑戦しなければ、
 今の会社はどうなっていたでしょうか?」

とさらに従業員さんの愛社精神を高められる話題に
変えられるように、今を踏ん張りましょう!

本日もお読みいただき、ありがとうございました!

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