“この組織である意味”を感じるために取り組んでいること【情熱社長倶楽部】VOL.138
平素より大変お世話になっております。
ソリューションの長友です。
コロナウイルス陽性者数が急激に増加し、
新年早々、予定していた行事や約束などが、
延期やキャンセルになってしまった方が多いと思います。
足元がすくわれた気分になり、
気持ちが落ち込んでしまいますが
新型コロナウイルスに対しては、
約2年間向き合ってきたからこそ
新たな施策を考えて乗り越えていきましょう。
さて、弊社は3月が決算になりますので
私は毎年この時期になると、
来期の構想を練るための時間を確保します。
今回構想を練る中で重視したいことは、
“今まで大切にしてきたことを
整理しながら未来を考える”
ということです。
新型コロナウイルスの流行前後で
今までの当たり前や常識が急激に変化したからこそ、
会社のルールや組織習慣などを改めて見直し、
より時代に合った環境と体制を整える必要性を
感じているためです。
そして、整理を進める中で
経営者として必ず大切にして欲しい考え方や、
譲れない価値観がより明確になると思いますが、
このときにポイントになることは
大切にして欲しい考え方や価値観の
意味や背景を伝えることはもちろん、
その考え方や価値観を体現するためには
どのような行動をしたらいいのかという
“基準”を明確にすることだと考えています。
なぜなら、このコロナ禍において
働き方等も大きく変わり、
「個」の考えや価値観が優先されるようになりました。
だからこそ、
組織として大切にしている考え方や価値観を、
より鮮明に具体的にすることで、
それらを確認し合う環境をつくり
改めて一人ひとりが“この組織”である必要性を
感じることが大切だからです。
例えば「元気な挨拶をする!」
という大切な考えがあったとしても、
一人ひとりの「元気な挨拶」の“基準”には違いがあります。
大きな声を出すことを元気とする人もいれば、
挨拶の際のお辞儀を機敏にすることを元気とする人もいて、
これらは“個人が持つ価値観”であり、間違いではありません。
だからこそ
“会社としての”「元気な挨拶」の基準が明確でなければ
社員様が一生懸命元気な挨拶をしたとしても、
ある人から見れば「元気な挨拶」だが、
またある人から見れば「元気な挨拶ではない」
ということが起きてしまいます。
会社として大切な考えや価値観を
経営方針書や手帳に記載することも大切ですが、
それらを浸透させるためには“基準”を明確にし、
時間をかけて丁寧に伝えていくことが必要です。
その丁寧に伝える時間が、
お互いの考え方や価値観のすり合わせにもなるので、
是非一人ひとりの社員様と
“基準”の認識を整えていきましょう。
きっと、経営者様が大切にしている考え方や価値観が
浸透する兆しが見えてくると思いますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
長友 威一郎
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