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SOLUMEの存在意義と、届ける難しさを痛感した一年でした

こんにちは、ハヤカワ五味です。SOLUMEを立ち上げたのは2023年5月。同時に開設した「SOLUME library」の記事を仕込みはじめたのは、昨年9月ごろのことでした。はたらく女性に向けて、経験者の声と専門家の正しい情報を届けるべく、さまざまな企画を考えてきました。

編集方針は、一人称のエピソードをたくさん集めるということです。

ネット上では、ネガティブな声が広がりやすいし、属性もマジョリティに偏りやすい。でも、オフラインでは、はたらく女性の妊娠と出産に関するエピソードももちろんあるわけで、それらをインターネット上に記録しておくということに価値があると思いました。登場してくださる方の知名度を問わず、リアルな話を集めるのもポイントでした。

また、オフラインだからこそ話せることもあると思い、一部をメンバーシップ限定にしたのも大きな試みです。ネットの記事とはいえ、ある部分はクローズドにできたことが、リアルなエピソードの発掘につながったと感じています。


とくにリアクションがあった記事たち

とくに読まれた記事はこちらです。

ふらいと先生トークレポ
こういったイベントレポートって基本伸びづらいのですが、ふらいと先生の記事は多くの方に読んでいただけました。専門家であるふらいと先生がズバズバと切れ味良く疑問に答えてくださったので、読んでいても気持ちいい記事ですね!

高橋祥子さん
SOLUMEの最初の取材記事で、SOLUMEの在り方を教えてくれるような一本です。タイトルにもなっている「人間は、生物学的にワンオペ育児に適していない。だから仕組みを整えよう」という一言がすごく印象的で、気持ちだけでなく仕組みで考える重要性を感じました。

福田萌子さん
出産というとどうしても「産後もいままでどおり」みたいなワードがつきまとってきて、自分は出産前の状態にちゃんと戻れるのか? みたいな議論も起きがち。だけど、そもそも人間とは不可逆ですし、出産がなくても以前に戻ることは難しいわけで、その時の流れとともに過ごされる自然体な姿が印象的でした。

ミドリ&ワタル
ミタルカップルは本当に大好きなカップルで、絶対にいつか取材したい!!! と思っていたため、個人的にすごくうれしかった回です。お二人がどのように考え過ごされてきたのか、どちらのご意見も詳細にお伺いするでき、とても濃厚な記事になりました


一般の方からリアルな育児×仕事のお話を聞く「not super but…」や男性育休経験者のインタビューも、SOLUME libraryが大切にしてきた企画です。

はたらく女性向けのメディアである一方で、2人で進めることの多い妊娠出産において男性パートナーの話は切っても切り離せないもの。こういったメディアでは”すごい人”ばかり取り上げられて自信を無くしちゃうようなこともありますが、SOLUMEでは等身大のエピソードを大切に、フォーカスしてきました。

イベントも大切にしてきました

心強い識者の力も借りながら、毎月さまざまなイベントも開催してきました。

SOLUME読者のみなさまがどのようなことを普段考え、悩み、知りたいのかを感じるいい機会になりました。私自身は普段からいろいろなイベントに登壇することが多いのですが、ほかとは全然違う質問の熱量や数に圧倒……。来年はイベントの頻度が少なくなる予定ですが、そのぶん内容はさらに濃いものにしていけたらと思っています。

2024年のSOLUMEは?

今年一年SOLUMEを更新してきて、まず受け取ったのは読者からの熱い思いでした。記事やイベント、プロダクトを喜んでくださっている方々の存在に支えられてきたし、また、こうしたコンテンツを世に出すことの必要性を強く感じました。その一方で、SOLUMEを必要としてくれる人に届けることの難しさも感じたのが本当のところです。

そこで、来年は更新頻度を減らし、メンバーシップもコンパクトに。そうすることで、より広くSOLUMEを知っていただくためにできることを、じっくり考える時間を作れたらと考えています。

まず、第一歩としてSOLUMEメンバーシップの金額を月額100円に引き下げします。
その分、更新頻度やイベント回数は減る予定ですが、今後もSOLUMEを見たい!という方は是非ご参加ください。

皆様のなかでも印象的な記事や学びになったコンテンツなどがあれば、ぜひSNSでシェアしていただけたらうれしいです。そうしたお声が、私たちの今後の指針になります。

2023年、SOLUMEをありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願いいたします!


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