なんのために働くのかを突き詰めてみると、少なくとも2つの方向性が見えてきた

前回の記事で「なんのために働くのか」について考えるといいかもしれない、と書きました。
それを突き詰めると、「自分の限界に挑む」あるいは「世の中を改善する」の2つに大別されるように思います。

「自分の限界に挑む」とは、例えば

・スポーツや競技などで世界チャンピオンを目指すためにアスリートになる
・厳しい環境に閉ざされた山頂を目指すために登山家になる
・表現力の全てを出し切って偉大な作品を創り出す芸術家になる

など、間接的に他人に貢献できるかもしれませんが、むしろ自分に挑戦することを重視した働き方です。

一方「世の中を改善する」とは、例えば

・医療の行き届かない地域へ赴任する医者になる
・地元の名産品を使った料理を考案して販売する
・依頼を受けて出版物などに絵を描くイラストレーターになる

など、自分の能力で他人に何らかの利益をもたらす働き方です。世の中の仕事の大半はこちらの考え方に基づいて成立しているでしょう。


ぼくは大勢の人と関わりを持つような働き方は好きではなく、その点から見ると「自分の限界に挑む」働き方を目指すといいかもしれません。
しかし、ぼくは自分が器用貧乏タイプであると自覚しており、専門性や才能を極めることに消極的です。

その反面、ぼくは「人があまりお金の心配をせず自発的に働けるような世の中にできたらいいな」とも思っており、その点では「世の中を改善する」働き方がベターである気もします。
でも、そのために何をどうすればいいのか、まるで分かりません。


この「能力開発に消極的」「改善方法を知らない」というあたりに、今のぼくが働くことに対して心得の足りていない点が隠れている気がします。

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