やりたいことを仕事にして生計を立てるのがいいのかわからないけど考えてみる

前回の記事で、ぼくがやりたいことを仕事にするなら本業にするか副業にするか考える必要があると書きました。

まず、自分にとって仕事が楽しいと思えるようになるにはどうしたらいいか、労働条件や仕事内容の見直しをしました。

要約すると、
「他人から仕事を与えられる→それをこなして収入を得る」働き方から、
「自分が自発的に仕事をする→それにお金を払ってもらえる」働き方に変えることです。家庭菜園や裁縫などが好きなら「お金を払ってもらえる」の代わりに「そこから生まれた成果物で生活を営む」に置き換えてもいいかもしれません。

ぼくの場合「自発的な仕事」とは「自分の発信する創作物で多くの人に喜んでもらいたい」ということです。
こう書くと立派なものに見えますが、これを客観的に分析してみると

・自分の能力を他人に認められたいという承認欲求
・自分の行いで他人が喜ぶと自分も嬉しい自己満足

という要素が含まれています。
これは自分の充足感が他人に左右されると言えます。
仕事は他人に貢献することで収入となるので、他人が基準になるのはむしろ良いことなのではとも思います。

少し話は逸れますが、自己啓発では「お金は仕事に対する感謝の印」という考え方があります。この教えの本来の意味は「お金は汚いものではないんだよ」ということです。
お金を払う立場のお客様から見れば「素敵な商品やサービスをありがとう」という気持ちなので、なおのこと他人に仕事を認められてお金を貰うのは良いことのように見えます。

しかし今のぼくは、例えば「好きで始めた個人経営の事業が経営不振で廃業」というケースを考えると、他人に大きく左右される要素に生活手段を依存するということに疑問を抱いています。仕事をしてお金を払ってもらう自分の立場から見れば「感謝をお金でもらなければ生活できない」と感謝を強要しているかのような感じがあるからです。

ここまで書いていて、楽しいことをして生活費を稼ぐという形が仕事として適切なのかわからなくなってきました。
生活費は従来のウンザリする仕事で稼ぎ、楽しい仕事から得られたお金はラッキーなごほうびとして切り分けるべきなのでしょうか。

「まずはやりたいことを仕事にして、失敗したら別のことをやれ」というポジティブな考え方ができれば良いのですが、ぼくは何度もチャレンジする行動力もないし失敗も怖いし……という書いていて我ながら情けない思考の持ち主だと再確認しました。ここを変えないといけませんね(笑)


以上のことから、ぼくがやりたいことを仕事にするなら、まずは本業で生活を支えつつ趣味や副業としてチャレンジして収入があれば嬉しいと考えるのが妥当かという結論に至りました。なにも目新しい点のない意見ですが、こうして一度考えてみることも大切だと思います。

前回の記事でも少し触れましたが、今後は具体的に何をどのようにするのかを考えたいと思います。

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