友達とは、人間とは、関わりとは、こんなにも疲れて、こんなにも複雑で、こんなにも技術の差が開くものなのか。
身体の左右を吹く風が冷たい。ブーツが汚れたアスファルトを殴る。
導くように、僕の横を通った鳥が空へ飛び立った。向かった先の空には青空と、欠けた月が浮かんでいた。

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