見出し画像

昔好きだった人が結婚した

ちょっと横になるわ…

みんなは人生において、「昔好きだった人が結婚した」という知らせを聞く、見る体験したことはあるだろうか。

今回のnoteは、僕が実際に体験した、男だって女々しくなる時はある、そんなお話。

・ ・ ・ ・ ・

ある日、僕は何気なくLINEのトークを見返していた。昔のことを思い出すには結構便利なのだ。友だちのやり取りとか、今見返しても笑えるものもあるし。

友だち一覧の画面をスクロールしていると、ふと気になる表示があった。

中村

中村…?
友だち登録してる奴で、こんなやついたか?
しかもプロフィール画像も初期だからマジで誰かわからん。
どの中村だよ。むしろ誰だよ。

謎の人物の詳細を確認するべくトーク画面を開いた。すると…

〇〇(僕の名前)ちゃん、絶対またご飯行こうね!
約束だよ! 関東来たら連絡してね!

というやり取りがあった。

関東? また会おう?

しばしの思考の時間が流れ…

ああ~! これ僕が昔好きだった人のアカウントか!

と気づいた。

それと同時に

名字変わってんじゃん!

そこにも気づいてしまった。

つまりそれはもうこの人が結婚してるということに他ならないわけで。

まあもちろん、僕は今さらその人に恋愛感情なんてないし、別に何とも思ってない。

振られて、普通の友だちとして、何度か一緒に出かけたり、駄弁ったり、ただそれだけ。

それだけなのに…

アイドルとか俳優とかが結婚してショックを受けるという人の気持ちを初めて理解できた。

今までショックを受けてる人を見ては
「いやいやワンチャンあるとでも思ってたのかよ(笑)」と軽く笑うくらいのことはあった。

もちろん僕は、その人とワンチャンだろうがネコチャンだろうがあるとは思ってない。

でもね…でもねだよ。

何でだろうね、手の届かない存在なのに、この更に遠くに行ってしまったような感覚は。
悲しいのかな、寂しいのかな。
わからないなぁ。

結婚したっていう連絡もなかったし、つまりもう僕はその程度ってこと。
それが答えなんだよ。

何かもうback numberの歌詞みたいになってんじゃん。

ほら、男の恋愛は「名前をつけて保存」だから。わかってくれ。そしてこんな僕を笑ってくれ。

昔好きだった人が結婚したところでさ。
住むところももうかなり離れて、二度と交わることのない人生だってわかってるからさ。

まあ、勝手に幸せになってくださいってことで。

とりあえず、おめでとう。


おわり