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DAY12:海外の脚本で好きな作品〜シェイクスピア『ハムレット』〜

 お恥ずかしながら、海外の作品に明るくないため、読んだものが数えられる程しかない。これからがたくさん読める・観劇できる楽しみがまだまだある、といえば聞こえがいいけれど、本音は「若いうちに読みたかった」に尽きる。

 先人たちはいつ会えなくなるかわからないのだから、ちょっと無理してでも会いにいくに越したことはない。短い人生で学んだこと。


 だから、今日取り上げる作品は、お馴染みで演劇人は避けて通れない『ハムレット』と回答する。面白みも何もないけれど、基礎中の基礎、原点回帰ということで。

 『ハムレット』はシェイクスピアの”四大悲劇”のひとつ。(この後に『オセロ』『マクベス』『リア王』と続く)
 王子ハムレットが父親であるデンマーク王を殺害した叔父・クローディアスに復讐する、というのが大まかな流れ。

 大学の基礎ゼミで取り上げられた作品でもあ理、人生で初めて読んだ海外の戯曲でもあるハムレットからは、主に「物語の解体」を学んだ。
(その頃のわたしは演劇なんてこれっぽっちも興味がなかったから、壮大でどこかありきたりな一つの悲劇として読んでいた。)

 当時の断片的な記憶と作品内容をつなぎ合わせていくと、一幕の間の出来事や、登場人物たちの思惑やハムレットの”狂言”や劇中劇が、いかに多くの作品に影響を与えているかが、わかる。
 やっとわかるようになった、という方が正しいのかもしれない。

 今でも「オイディプスコンプレックス」や「近親相姦」という単語がパッと出てきやすいのは、批評的な目でハムレットと向き合っていたから。でも、いまは違う。
 目を閉じて想像する。映像として脳内再生されていた物語は、ブラックボックスの中で上演される演劇になる。もう一度、この物語に出会えそうな気がする。


 相変わらず主旨から話しが逸れてしまった。

 時間も足りず、体力も足りず(眠気がすごい)、準備も足りずでいつも以上に支離滅裂な文章。反省。
 めちゃくちゃ悔しいからこのお題、いつかリベンジする。もっとちゃんとシェイクスピアについて話したい。ブレヒトとかイプセンの話もしたい。
 好きなものを【語れる】ようにのめり込みたい。負けず嫌いなものでして。

 小さくともいい気づき得られたから、こんな日もあっていい、のかもしれない。

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