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【詩】共鳴


繰り返し見る夢のなか
触れたことのない肌の体温
抱えたことのないその重み
いつか出逢うはずのあなたが
この腕のなかに在る 息をする

瞳の奥に少年を隠して ひとりきり
どこかの夜の縁 或いは世界の果てで
寂しさを抱えたまま待っていたんだね
いつか手繰り寄せるぬくもりと
いまは名前すら知り得ない わたしを

呼ばれていたんだ はじめから
決まっていたんだ 終わりまで

あなたの声と わたしの心が 共鳴する





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