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【詩】夢から覚めてもアイさせて

 

諦めたフリをしていただけで

本当は「もしも」を信じていた

それどころか期待している 今朝もそう

わかっていた 奇跡なんてない

それでも辿り着けそうなんだ キミのいる場所

その内側までやさしく潜って 触って 確かめて

お互いすべてをあいしあおうよ

理解できないところはしっかり咀嚼して

丸ごと君を呑みこんで すみずみまで味わい尽くす

僕のすべてを差し出して足りるかな

位置に付かずに走り出した 熱に浮かされたまま

揺らめく陽炎のむこう側    あと少し 手が届きそう





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