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【詩】たがいのへや

 


そろいで並べられた顔にいきを吹きかける
ほんのすこし水面がゆがんで  凪いで
びくともしないからだを撫でた
あなたの部屋になにがあるのか
わたしはこれから知っていく  
扉が開かないときもあるだろう
わたしの部屋も きっとおなじで
まだあなたに合鍵をわたせない
ゆらゆら うごめく水面を鎮めたら
互いに大切な違いのへやで会おう











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