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教育を考察してみた

こちらのイベントに参加してきました。

北欧から学ぶサステイナブルな社会。

イベントで教育について考える機会があったので、
いいきっかけだと思い、教育についての考察をnoteに書いてみます。


国を変える手段は教育なのか?

朝10~11時からのイベントの1ルームで、早速深い問いが参加者から出ました。

「国を変える手段は教育なのか?」

どうでしょうか?

僕は教育はものすごい重要だと思います。

特に、10代の教育で「考える力」「社会との接点」が重要だと思います。


なぜ、そう思うかの前に、北欧と日本の教育を比較してみます。

北欧の教育は、子どもたちが政治や環境問題について自分たちで解決方法を考える機会を多く設けているそうです。

スウェーデンの高校では「政治クラブ」があって、高校生同士が政治について議論していると聞いたときは驚きました。

北欧教育

また、子どもたち自身で考えて学校のルールを作る場を、学校が設けていたりもします。

僕はハッとしました。

自分が中学生くらいの頃を振り返っても、
ルールは作るものではなく、決められたルールをちゃんと守ることばかり考えていたからです。

白い靴下、白い靴以外は履いてはいけない、名札をつける、背の順で並ぶ、みんなで掃除をする、…

1つ1つのルールをなぜやるかを考えたことはありませんでした。


考える力が時代にあった新しいものを作る

大人になっていくと、知らず知らずのうちに常識というのを当たり前に受け入れてしまったように思います。

しかし、子どものうちは触れるもの全てが新しいことの方が多いです。

特に、小学校から中学校に上がったとき、
制服、先輩への敬語、部活動、…といったいろんな新しいものが始まりました。

しかし、その際、ルールは既に決まっているもので、それを厳守することを求められた気がしました。

本来であれば、子どもたちが生活する学校という社会のルールを、子どもたちがルールの意味を考えたり、改善することは必要だと思います。

そうすることで、なんであるのかわからないルールはなくなり、時代に合わせたアップデートができるのではないでしょうか。


子どもたちが考える力を高める社会との接点

そこで大事になってくるのが、子どもたちと社会との接点だと思います。

最近だと優秀な高校生だと、既に企業でインターンしていたりしますが、社会に一度出てみて社会がどう回っているのを見るのは貴重な体験だと思います。

ディスカッション

その場合、企業は子どもたちを「お客さん」ではなく、対等な立場で接する必要があると思います。

子どもの無知を指摘するのではなく、子どもたちの深い洞察や、本質をついた発想に耳を傾け、いっしょに考える必要があります。

子どもたちは社会に触れると、社会がどのように回っているかを感じることができますし、社会の違和感や課題にも気付くことができると思います。

そういうのを見ることで、子どもたちは自分たちの生きる社会をどうしていくかを考える材料が増え、ルールを自分たちで考えることもできると思います。

また、子どもたちの常識に捉われない発想と、大人の知識が化学反応を起こして新たなものが生まれると思います。


大人が子どもを教育するのではなく、共創していく社会を

「大人顔負け」という言葉がありますが、子どもは大人が思う以上に大人や社会のことをよく見ています。

大人の私たちは子どもたちへの接し方を改める必要があるのかもしれません。

僕は先日中学校で一年生に向けて、アフリカの暮らしについて講義してきました。

「アフリカの人たちは、お金がなくても決してみんながみんな不幸ではない、むしろ幸せそうでした」という話をしました。

そこで、講義中に「幸せってなんだろう?どんなときに幸せを感じるか?」と子どもたちに聞いてみました。

少し難しい質問かと思いましたが、子どもたちからはたくさんの真剣な答えが返ってきて驚きました。

子どもたちにも、考える機会を与えるとたくさんいい意見が出てくることを学びました。


子どもたちは社会の一員です。

そして、未来を背負っていくのです。

教育とは、大人が一方的に教えるものではなく、考える場を与え、いっしょに考えていくものだと思いました。

そんな教育を通して、子どもたちも大人も社会問題について考え、問題解決に向けて歩んでいけるとき、世の中はさらに良くなっていくのかなと思いました。

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