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【週刊ボーンマス】ボーンマスと共に!契約延長ラッシュ-#2

こんにちは!
そろそろ夏本番という時期ですが、いかがお過ごしですか?
私はEUROに見過ぎで生活習慣が完全に狂っています (笑)。
さて、今回の【週刊ボーンマス】 #2では、7月5日 (土) までの2週間 (先週は一時休刊させてもらいました…)の出来事についてまとめていきたいと思います。具体的なコンテンツは、EURO組の動向、プレシーズンツアーの続報、最新移籍情報、新契約延長選手に関してです。今回もフレッシュなコンテンツが沢山ありますので、最後までお読みください!

EURO戦士が帰還へ

ザバルニーは良い活躍を見せたが惜しくも敗退

まずは盛り上がりを見せるEURO関連です。ボーンマスからケルケス (ハンガリー)、ザバルニー (ウクライナ)、クリスティー (スコットランド)の3選手が参加していた今大会ですが、残念ながら3か国とも予選敗退となってしまいました。ですが3選手とも出場機会を確保し、特にザバルニーに関しては素晴らしい活躍を見せました。初戦のルーマニア戦では3失点を防ぐことができなかったものの、勝利したスロヴァキア戦とドローのベルギー戦の2試合で計1失点と守り抜きました。特にスロヴァキア戦では安定感のある守備で勝利に貢献し、ベルギー戦ではビルドアップ面でも高い貢献度を見せました。加えて、3選手ともに怪我無く終えられたことはとてもポジティブです。この中にオリンピック出場メンバーはいないのでここから十分な休息をとって来シーズンに向けて準備ができそうですね!結果に関係なく、彼らにはねぎらいの言葉を送りましょう!

プレシーズンツアーの新日程が決定!

新たな幕開けから目が離せない

続いては、プレシーズンツアーに関する話題です。
ここまでバイタリティでのプレシーズンマッチでスペイン勢と対戦すること、そしてプレシーズンツアーをラスベガスで行うことが決定していました。そして先日そのプレシーズンツアーの日程が発表され、ボーンマスは7月21日にレクサムと、続く7月25日にはアーセナルの2チームと対戦することが新たに決定しました。
先に対戦するレクサムことWrexham AFCは昨シーズンのEFL League Twoで2位の成績を収めLeague Oneへの昇格を決めたチームで、俳優のライアン レイノルズが共同保有することもありドキュメンタリーなどで話題のチームです。チームの中心選手はLeague Two屈指の点取り屋で昨シーズンは24ゴールで得点ランキング2位に名を連ねた魂のST ポール マリンやアーセナルからローンで加入しており今シーズンから完全移籍となるGK アーサー オコンクォです。その他にもMF ジェームズ マクレーンやFW ジェイク マリオットなど代表やチャンピオンシップで活躍した選手も擁しています。この夏の移籍市場では、昨シーズン同じくLeague Twoからの昇格を決めたマンスフィールドで活躍したCB ルイス ブラントをレスターから獲得し、勢いに乗っています。そんな今話題かつ調子のいいチームと戦います。
2戦目の対戦相手であるアーセナルは説明不要のビッグクラブですな。数年前、ボーンマスはレアルマドリ―とプレシーズンマッチで対戦しましたが、恐らくそれ以来のこの規模のチームとの対戦です。昨シーズンはマンチェスター シティとの激しい優勝争いを最終節まで演じた昨シーズンのベストチームといっていい存在です。言わずもがな、キャプテンのウーデゴールをはじめ、ディフェンスのサリバ、ウインガーのサカと、どのポジションを見ても一流選手がそろっており、サイドバックには冨安と日本人選手も所属しているため日本の多くの層のファンがいます。インビンシブルズ (03-04シーズン)以来最強のアーセナルともいえるような今、ボーンマスも過去最強で最大級の勢いに乗って相対します。
現地にお住まいの方やご旅行でアメリカへ行かれる方は是非ご観戦を!

最新の移籍情報

若きブラジリアンのウェスレイがボーンマスへ?

さて、今回の記事でも移籍情報の更新を行っていきます。
今週は特に目立った加入、放出はありませんでしたが、あらゆる方面での噂話はありました。この前の記事ではソランキに関する噂が多くありましたが彼がチームでの現状にとても満足しており残留を示唆する発言をして以降はその話はピタリとなくなりました。EURO期間中ということも影響しているのかもしれませんが、少し安心材料ですね。それでは見ていきましょう。(ケルケスに関する話題は複数回の重複になるため今回はスキップします)

  1. ▶リヴァプールが£20Mの値札を付けたことにより、ボーンマス、ライプツィヒ、サウサンプトンのそれぞれがCM タイラー モートンの動向を伺っている (Mail Sports:まずまず信頼できる)。リヴァプールの有望選手の1人で昨シーズンはチャンピオンシップのハルで活躍をした選手です。まさに中盤のゲームコントローラーといった選手で視野の広さや正確なボールコントロールに定評があります。リヴァプールのトップ有望株の一人でありポテンシャルの大きさは疑いの余地がない選手ですが、主力級のボランチが2セット揃っているチーム状況でかつスコットがボランチでプレーする際には彼と似たような役割をこなすことができるため、£20Mというチームレコードに迫るような大金をつぎ込んで獲得するほど緊急性は高くないと思います。

  2. ▶ボーンマスはアストンヴィラのST キャメロン アーチャーの獲得を検討している (Journo Haff:まずまずの信用度)。昨シーズンシェフィールド ユナイテッドに買い取られたアーチャーですが、移籍の際に設けられていたリターン条項で、チームが降格した際にはヴィラへ復帰するという条項が付いていました。そのためこの夏にヴィラへ復帰しましたが、チームは彼の放出にオープンなようです。チャンピオンシップで卓越したパフォーマンスを見せ、昨シーズンはプレミアに挑んだ22歳のストライカーですが、シーズンを通じて4ゴールと物足りない結果に終わり、チームを降格から救えませんでした。一瞬のスピードの抜けだしのセンスを兼ね備えているためチームに加わった場合スーパーサブで使用可能かつ非常時のウイングを想定しつつベースはソランキ・ウナルに続く3rdストライカーがベースになり、来シーズンにソランキが移籍した場合にウナルとレギュラーの座を争う形になるでしょう。そのため、あまり移籍金が抑えられない場合は無理して獲得しに行く必要はないでしょう。

  3. ▶昨シーズンまでボーンマスに所属し、この夏フリーになっていたST ジャマール ロウがシェフィールド ウェンズデイに加入 (チーム公式)。昨シーズンも所属した古巣スウォンジーなども獲得に名乗りをあげていたようですが、最終的に、昨シーズン大逆転残留を見せたダニー レール率いるアウルズに加入することになりました。かつてチャンピオンシップで得点を量産したリーグ屈指のストライカーが、昨シーズンのメンバーの引き留めに加え積極的に補強に動くチームの全線に違いを生み出しにやってきたという、誠に楽しみな状況ですね。今後の彼の活躍を期待したいですね!

  4. ▶ナポリはボーンマスからローンで加入していた AM ハメド トラオレの買取オプションを行使しないことを正式に発表 (チーム公式)。£20Mを上回る移籍金で昨夏買い取られたテクニシャンですが、ローン期間も含めて、ボーンマス移籍後は全く印象に残るプレーを見せられていません。昨シーズンの前半はイラオラの戦術と合わないことに加えて、マラリアに感染するという不運もありました。後半戦でのナポリへのローン期間も全くと言っていいほど印象を残すことができませんでした。そんな不本意な1年半を過ごした彼をフロントはどう判断するのでしょうか。元々のポテンシャルはチームトップクラスですし、残留するなら来シーズンのブレイクに期待です。

  5. ▶マメロディのDM テベホ モコエナにボーンマス、アル アハリ、アル ワクラ―が関心を寄せている (GOAL South Africa:信用度不明)。この噂に関しては飛ばし記事なのではないかと思うほど意外なものです。ボーンマス以外の関心を持つチームが中東チームというのが一番引っかかるのですが、そもそもヨーロッパを経験したことのない27歳の選手に興味を持つのもとても意外ですね。どうやらボール扱いが上手い選手のようで、モートンも然りで中盤の低い位置から展開・リズムを作れる選手を欲しているように感じますね。あまり高額ではない選手のようで試す価値は十分ありそうですが、中東のチームとの競合となると金額のベースが跳ね上がりそうですね。

  6. ▶ボーンマスとサウサンプトンが、アル=イテファクのウインガーであるデマライ グレイの獲得レースに参戦するかを検討している (Ben Jacobs:まずまず信用できる)。元々バリバリプレミアリーグで活躍していた俊足でテクニカルなウインガーで、獲得すれば間違いなくサイドに厚みをもたらします。スピードに乗ったドリブルはトップクラスで調子のいいときは手が付けられないレベルの選手で、ある程度の得点力があるというのも魅力の一つです。現在もウインガーは多くいますが、けががちなシニステラやタヴァ―ニアの状況を考慮するとぜひとも獲得したい選手です。個人的に彼はとても過小評価されていると感じており、カウンターの速いイラオラの戦術にフィットすれば昨シーズンのハドソン=オドイ (フォレスト)のようにレベルアップすることが十分できると思います。

  7. ▶サウサンプトンが、ボーンマスのRB マックス アーロンズに対して£5Mのオファーをするも拒否された。フォーリーオーナーは、チームの重要な役割の選手の放出はする気はないと話す (Tom Crockerなど:とても信用できる)。恐らく、サウサンプトンサイドもこのオファーが受諾されるとは思っておらず、イニシャルビッドだったのではないでしょうか。£7Mで昨夏に獲得し、まずまずレベルの活躍を見せた若手選手に対して£5Mで本気で獲得しに行くというのは少し無理がある話です。どうやらサウサンプトンはウォーカー=ピータースのウェストハム移籍が現実味を帯びてきているため、その代役として彼の獲得を目指しているようです。いずれにせよ、最低£10Mは必要になるのではないでしょうか。一方、オーナーが彼を「重要な役割」とし放出の意志を固く否定したのは少し予想外でした。あくまでもチームの選手を守るためという要素は少なからずあると思いますが、私は彼のポジションのアップグレードは検討の余地があると考えていたため、オーナーがそれに対して断固反対なのは驚きです。

  8. ▶ボーンマスのウインガー マイケル ダコスタ=ゴンザレスがLeague Oneに昇格したクロウリーへローン移籍する (Pete O'Rourke:信用できる)。チェルシーのノニ マドゥエケとそっくりな外見で今プチバズり中ですが、プレー面でも地元のファンからの注目度はピカイチです。チームトップクラスのプロスペクトでU19スペイン代表にも選出されたことのあるウインガーで、長い脚から繰り出される独特のステップのドリブルと積極性、ここぞというときに出るピカイチなスルーパスの技術が売りです。課題として、ボールを持ちすぎてしまうところやところどころボールタッチが粗いところは見受けられますが、初めてのローン先がLeague Oneというのも期待の表れなのではないでしょうか。ボーンマスユースプロダクトではラムスデイル以来といえるプレミアレギュラークラスのポテンシャルを備える彼に注目です。

  9. キーファー ムーアがボーンマスを退団することになりそうで、シェフィールド ユナイテッドや古巣カーディフなどが関心を寄せている (Darren Witcoop:まずまず信用できる)。昨シーズン後半はイプスウィッチにわたり、プレミアへの昇格に貢献しました。プレミアリーグでは一昨シーズンの序盤の序盤は存在感を残したものの、それ以降は武器であるヘディングでもなかなかゴールを奪えませんでした。そんな彼ですが、チャンピオンシップでは最強クラスのストライカーであり、昨シーズンのイプスウィッチでのパフォーマンスも然り、カーディフ時代にも得点を量産し、チャンピオンシップでのボーンマス時代は半年でけがもありながらも、フォレスト戦で昇格を決める伝説のゴールを決めました。チャンピオンシップでは間違いなく彼は輝けるストライカーですし、移籍した場合は新天地での活躍が楽しみですね!

  10. ▶ボーンマスは、レアルマドリ―の24歳のレフトバックであるフラン ガルシアがチームを退団した場合、獲得に名乗りをあげる可能性がある。イラオラ監督は、ラージョ時代にともに仕事をした彼のことをとても気にっている (Jacob Tanswellなど:とても信用できる)。攻撃センスも十分で何よりもイラオラのもとで才能が開花した選手であるため、順応に時間のかかるイラオラフットボールにもすぐに順応できそうなケルケスの代役としての最適解と言える存在です。もしケルケスが退団することになってしまったら、昨シーズンプレーしていた左サイドバックはケリーを含め二人抜かれてしまうことになるので、少なくとも1枚はしっかり固定できる即戦力を獲得したい現状を考えると特に彼が望ましいと言えます。ユース時代からマドリ―とポテンシャルは十分で長期プランを見据えていく中でもピッタリな選手で、この選手なら少し高い金額を出しても獲得する価値がありそうですね。

  11. ▶ボーンマスがフラメンゴの右サイドバックで20歳のウェスレイ フランサの獲得交渉を行っている (UOL Esporte:信用できる)。今まではあまり見られなかったブラジルの若手選手との交渉で、それなりに進んだステージの話のように思えますね。同選手とフラメンゴの契約が2025年夏に切れるということもありフラメンゴもそれなりに売却に前向きなのではないでしょうか。ハイライトで見ただけなのですが、縦突破よりもインバーテッドにドリブルする傾向が強い選手のようで、ブラジリアンならではのドリブルスキルがありボックス内に侵入して相手ディフェンスを脅かすこともできるようです。ボールタッチもディフェンスも多少粗削りではあるものの、攻守にわたって積極的なプレーが武器のようで、プレミアの強度にもついて行けそうですね。もし加入するのであれば、楽しみでしかないですね! 
    この2週間の移籍の噂はこのような感じです。ウェスレイとの交渉以外のインカミングに関しては、他の選手の移籍状況やコンディションを踏まえてのターゲッティングになりそうですね。特に移籍の可能性がまずまず高いケルケスとムーアの移籍によって、その代替候補となり得るフラン ガルシアやアーチャーなどへの関心が動きを見せる可能性が十分に考えられるので、この先も動きを注視していきましょう。

主力選手を含む契約延長続々!

契約延長で次期キャプテンの噂待望論が出ているクック

最後に、契約延長の話題です。この2週間のメイントピックはなんといっても契約延長です。まず、最も話題になったものはルイス クックが2028年まで契約を延長したことです。契約延長前に、チームにはいられるだけいたいと忠誠心をあらわにしていた中盤のキーマンですが、ついに先日あらたに4年間の契約延長が行われ、チームのこの先しばらくとどまり続けることが決定しました。昨シーズンはキャリアベストクラスの活躍を見せたチームのキーマンですが、キャリアはそう順風満帆なものではありませんでした。19歳でリーズからボーンマスに移籍しプレミアデビュー、そしてイングランド代表に初召集されデビューを果たしましたが、そこから伸び悩み、大けがにも悩まされました。そしてついに昨シーズンは最高のパフォーマンスを見せ、代表招集を期待する声もありました。高いボールコントロール能力に加え、サッカーIQと聞き察知能力の高さにも定評があります。特に昨シーズン、3-0で勝利したアウェーユナイテッド戦でのパスカットからのアシストは彼のサッカーIQの高さを示しています。そんな彼の今後のさらなる活躍とチームへの貢献が楽しみですね!続いては昨シーズン大ブレイクしたウインガーのアントワーヌ セメンヨが5年間の契約延長をするという話です。まだ正式発表はないのですが、Bournemouth EchoのTom Crockerなどの有力記者がこのニュースを伝えています。一昨シーズンの冬にブリストル Cからボーンマスに加入し、最初の半シーズンはふがいないパフォーマンスに終わり大外れと思われていましたが、昨シーズンは開幕からウインガーとしてスタメンで出場し、いきなりゴールに関わりました。それ以降も素晴らしいパフォーマンスを重ねチームの中心選手へと成長しました。特に昨シーズンのカムバック・オブ・ザ・ゲームであるホームの対ルートン戦では決勝点を含む2ゴールを決め、リーグの歴史に名を残しました。圧倒的な身体能力に加え、十分なボールコントロール能力を持つ文字通りバケモノドリブラーが、これからもボーンマスを引っ張ります。また、主力選手以外の契約延長もありました。移籍のところで話題が出たマイケル ダコスタ=ゴンザレスも2025年まで契約延長。若手センターバックのオーウェン ビヴァンも2年間の契約延長にサインしました。彼は昨シーズン、ハイバーニアンにローン移籍しますが怪我に見舞われローンバックという不運に見舞われますが、強いメンタルで復帰した、地元人気も高いクレバーなディフェンスが光るレフティーです。加えて、U21の左サイドバックであるアーチー ハリスは2年間のプロ契約を結びました。彼は左サイド全般とCBをこなすことができる万能選手であり、まずは人員不足の左サイドバックでトップチーム定着を目指します。このように4人のプロ契約延長と1人の新規プロ契約という契約延長ラッシュの2週間でした。この先も有望な選手や現在活躍している選手を保持できるのは嬉しいですね!

いかがでしたでしょうか。今週は新戦力の補強やその他メガニュースはなかったものの、ワクワクするような新戦力の噂、契約延長、そして来シーズンの始まりを告げるプレシーズンマッチの新詳細の発表などがありましたね。EUROも間もなく終わりを迎え、オリンピック開始まで一度大きな動きがあるのではないでしょうか。それでは最後までお読みいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!


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