本に正直に。

本をまた売った。77冊だった。
以前、自分は本をよく買っていた。だが、その中で積読されてるものも多い。

何年も前に買って、いまだ読んでいないものも多くある。
その本を書店の棚から取ったときには興味があったのに、いつのまにか興味がなくなってしまったものや、ブックオフで値段が安かったから買った本。あと自分は欲しくなかったけど、仕事として覚えた方が良いかもと思って買った本とか、単純に内容が難しすぎて読み進められない本。

今回はこういう本たちを読まずに売った。
読んでから売らないともったいない、とも思ったのだが、こういう本は、いつまでも読み終わらない。今の自分と相性が良くないから。興味のない本は、読んでもマジで身にならない。マジで内容覚えない。もしかしたら、自分の要領が悪いだけなのかもしれないが。

そういう相性の良くない本がいつまでも自分の本棚に刺さっていると、本棚をみるとタスクの山に見え、本棚自体に近づかなくなる。

自分が本を買いだしたのは、大学生のころ。たくさん本を読めば今より頭が良くなるはず!と思い、中古の本をたくさん買っていた。もちろん読んでもいたが、それよりも多くの量を買っていた。また自分に不釣り合いな難解な本も買っていた。
今回売った本はこの頃に買った本も多かった。つまり、本を集めるのが目的になっていた頃に買った本たちだ。

これは本にも失礼だ。本はトロフィーではないのだから。

今でもこの考えで買ってしまうことがまだある。しないように気を付けてはいるが、生来の見栄張りがでる。自己満に本を付き合わせてはいけない。

ただ、難しい本を買って読むのに挑戦したおかげで、自分の低さを知ることができたので全くの無駄ではなった。

より本1冊にきちんと向き合う読み方をしていこうと思う。
合わない本は正直に別れよう。