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吉田羊主演ハムレットQ1 感想未満の感想

言わずと知れた名作、シェイクスピアの『ハムレット』。なんと吉田羊がハムレット役を演じる舞台があるということで、渋谷のパルコに観にいきました。

PARCO STAGEより

舞台を観るのは人生初。かなりドキドキしながら劇場に入りました。

感想は……なんというか……、観劇経験がなさすぎて、ぜんぜん言語化できていません。ただただ圧倒された。

感想を語りあうときも、
「あのホイコーローみたいな名前の人、なんだっけ?」
「ホレイショー? 私は馬鈴薯みたいだと思ってる」
という非常にアホな会話をしました。

性別も年齢もかけ離れている吉田羊が、なんの違和感もなくハムレットそのものでした。飯豊まりえ演じるオフィーリアの声があまりにも美しくて儚く、悲しかったのも印象的です。夢中で観ていたらあっという間に終わっていました。

舞台のセットは抽象的な感じで、それがとても好きでした。シーンごとにそれがどんな場所なのかを想像力で補えるのが、能動的に観られる気がして。

そして個人的にセリフを聞き取るのにかなり苦労しました。役者の滑舌とかではなく、完全に自分の問題です。こちらの記事でも書いたのですが、私は音を聞き取るのが苦手なのです。

シェイクスピア劇のレトリカルなセリフの数々は、全集中力を注ぎ込まないと聞き取れませんでした。たぶんこの5,6年でいちばん集中した笑

集中したせいか、舞台の気迫に当てられたのか、帰ったら泥のように眠ってしまいました。

今、シェイクスピアをまた読みたくなってきてうずうずしています。やっぱり英文学っていいなあ。

感想なのかすら怪しい感想未満の感想になってしまいましたが、舞台を観終わったあとの高揚感を残しておきたかったので書きました。もっとよく観れるようになりたいものです。

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