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ニューヨークで叶えた夢

世界最高峰。ファッションといえばファッションウィーク。パリや、ミラノ、ロンドン、ニューヨークと世界4大コレクションと言われるいわゆる簡単に言うとパリコレという言葉がしっくりくるのではないでしょうか。 

そのステージに立てるモデルさんは一握り、ましてやそのファッションウィークにデザインを発表できるデザイナーさんも一握り。

世界のファッションの発信となる舞台で、夢のデビューを飾ったネイリストさんのお話。 

名前は 佐藤美樹さん 熊本県出身のネイリストさん。ネイリストさんがコレクションでデビュー? そうです。ファッションウィーク(以下、コレクション)では世界で活躍するデザイナーさんがいて、そのデザイナーさんの描いて新しいファッションを纏うモデルさんがいる。そして、そのモデルさんをランウェイに送り出すメイクやヘアー、ネイルの裏方メンバーが存在する。

デザイナーさんがコレクションの発表の為に想像し描いた世界、そこにふさわしいモデルさん、そのモデルさんを最高の状態に送り出す裏方メンバー。(もちろんそれ以外に設営やプログラムをつくる方達もいますが)そのメンバーとして彼女が選ばれました。

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(上記写真はその時のデザイナー小山隼さんのランウェイ)熊本県でネイル業を営んでいる佐藤氏。社員が4名の熊本県では知る人ぞ知る、人気ネイルサロンのオーナー。

努力を努力と思わない彼女のひたむきなネイルへの情熱。SNSなどでも発信されるメッセージは、人気ネイルサロンといわれるまでになったのも頷けるほど。

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(彼女のインスタグラム記事から抜粋)前記事でも書きましたが、やりたい!という想い。彼女の記事の言葉通り、お金のことや、できるかできないの天秤にかけすぎてしまうと、人はできない理由ばかりフォーカスしてしまうもの。やはりそれを上回るのは、根底にある「やりたい!」がなければできない。

お金の価値観で判断した場合、出来事によっては無駄だった、もったいなかったという後悔が残る。だが、やりたい!という基準で起こした行動には、どんな出来事に出くわしても、いい経験ができた!という価値に変わる。

損か得か?ではなく、やりたいかやりたくないか。しかも彼女の場合、自分のやりたい!という気持ちのさらに上に、これをやれば周りが幸せになる!という世界を描き切っている。これ以上の勝る想いはあるだろうか。

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やる覚悟を決めたら、ただひたすらに真っ直ぐと。彼女の一歩は今、大きな未来を描き始めています。

コレクションでの裏側をプロとして

実際にネイリストとして選ばれ、ステージの裏側でネイルを施す。派手なデザインというよりも、何度も申し上げる通り、デザイナーさんの描く世界をより実現させるためのサポート役。ネイリストが表立って表現する場でない。

サロンではお客様により美しくなっていただくご提案、似合わせ提案を、自分の感性を研ぎ澄まし表現します。ですが、この裏側では似合わせというよりも、デザイナーさんの意向に合わせた技術となる。 だとしたら、それってプロのネイリストとして不満が残りませんか?という質問はナンセンス。

デザイナーさんの意向に瞬時に合わせる、急な対応、どんなトラブルがあっても時間通りに仕事を進める。完成度は下げない。など、プロとして現場をやり抜いてきたからこそ、発揮できる現場力が求められるのです。

時には、自分のステージから降り、その場をかならず最高のものに仕上げるプロとしての誇り。

彼女の画像や投稿にもある通り、メイクをしてもらえる?と言われれば、できなくとも直前に練習をし、メイクアップアーティストの方のアシスタントができるぐらいに、スキルを伸ばす。どんな世界においても、NOという返事をしない彼女の姿勢は、まさにお客様との現場経験が生んだ現場力なのではないでしょうか?

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美容の世界は美しく華麗で品のある、とは裏腹に、思っている以上に現場は泥臭く、声を掛け合いながら、時には大声で仲間に檄を飛ばしながら現場をやりぬく。

なぜならそれはモデルさんをランウェイに最高の状態で送り出すというミッションだから。なぜならそれはデザイナーさんの想いだから。なぜならそれはプロだから。

そんな世界で活躍の場を広げる熊本県出身のネイリスト、佐藤美樹さん。これからの彼女の活躍が、とても愉しみです。

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ニューヨークという街で叶った夢。あなたはどの街でどの世界を描きますか?

磯部 宗潤

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