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サンプル波形での制作可否について

Japanese
Due to the sensitive content of the topic that can easily cause misunderstandings,
This article was sent out by me for native Japanese speakers.
I apologize, but please look forward to my next article.


市販やサブスク波形で楽曲を制作することについての見解


昨日、「制作機器が簡単なDAWしかなくて、
サンプル波形だけでなんとかしてくれ」
という依頼が来た時のために
自前の市販サンプルやLoopcloud,Spliceなどのサブスクライブ波形サービスだけを使って、サンプルパズルと称し、音遊びを1時間ほどした曲をTwitterに投稿しました。


その楽曲について、賛否あるのかどうなのかよく知りませんが、
友人から、「それを音楽を制作したと呼べるのか?」という話で少し盛り上がりました 笑

その友人とは、いつも音楽の事で深い話になるので日常茶飯事で
その対話自体が楽しいので構わないのですが

結論
それを根幹に近い技術で再現できるならいいんじゃないの?例えば、プリセット音色を一から再現できるような技術をもっていれば問題ないよね。ありあわせのサンプルデータでも、時には時短になってありがたいこともある。
時代の流れなんだから受け入れろよ
そもそも真のオリジナルとか真の制作ってなんだよ? 
で帰着しました。笑

そう。真のオリジナル。

巷でよく耳にする「オリジナル」というキーワード
これ、使い方が本当に難しいと考えています。

シロートさんには、とっても聴こえのいい言葉なんですよねw
「え~~~!! 〇〇さんのバンド、オリジナルなんだって!!!」
と、素人さんからは賛美が上がりやすいキーワードがオリジナル

そういわれたから、天狗っ鼻になってしまったのか
「あのさ~ 俺の音楽さ~オリジナルだからさ~(チャラ風)」
っていうような若者も生まれる始末で。

申し訳ないが、それを聞いて私は失笑します。

既存の理論や法則 パターンに基づいて
コードのパズル フレーズのパズル遊びをしてるのが、
いわゆる「巷のオリジナル」
なわけでしょ?

工夫は無限大だが、あなたが生み出した旋法でもなく
あなたが生み出した理論でもない。

ただのパズル遊びです。

それこそ、オリジナルと呼べるんですか?という見解に達します。

真のオリジナルとはなんぞや?
それは恐らく・・・もっと遠い・・太古の昔の先人たちでしょう。

音作りに対してもそうですよ。
ギターという楽器をあなたが生み出したわけでもない
撥音して楽しむという原初なら、それは人類の最初の方でしょう。
音のヒントは、自然が織りなす現象の何か。
或いは森羅万象の声。動物の声。
これらが我々の真のオリジナルのキッカケになっているわけでありまして。

我々は継承代理人のようなものです。

そもそも 巷のオリジナルというのは、私から見たらパズル遊び。

大事なところです。重ねて言う。
「パズル遊び」


私もそのパズル遊びを継承する一人として、日々を悩み楽しんでいるんですw
時に和音で。時に旋法で、時に世に周知された人気のあるパターンで
時にレコードで、時にサンプル波形のみで。

DJもレコードを繋ぎ合わせて尺を伸ばして楽しませる即興パズル師です

その壮大で無限のような組み合わせのパズル遊びを楽しむのが
現在の音楽制作ではないのでしょうか。

電子楽器もそうですからね。
例えば、一般的な電子機器の構成材料として・・・

Cu,レジストも含めた基板の工法から、電気配線パターンの設計、コンデンサ、各種チップ、QFP,SOPなどのIC部品の選定・製造、はんだペースト、手はんだの製造それらに書き込むシーケンス・リレー回路のプログラム
モジュール筐体に使うSUS(301?304?316?)の鋳造鍛造などの精錬技術製造 
樹脂部品の材質選定(ABS,PU,PE,PET)の成型技術・製造
ゴム部品の材質選定(NBR,U,CR,EPDM)の成型技術・製造
筐体塗装の塗料製造・塗料の構成材料の選出(どこの山の岩から顔料にするのか、顔料を結合する樹脂、溶剤、可塑剤になにを使用するのか)
などなど。(もっとありますがこの辺で)

それらを決定して1から作り出して、作り出した音は、オリジナルに近づきますが
それでも、やはりパズル遊びなんですよ。

音楽という時間の芸術の中で遊ぶ パズルゲームです。

という持論による考察から
「サンプルもパズル遊びで認めてやれよ」となります。

昨今、AIの普及で、作曲家という存在が危うい立場になりつつあります。
AIのフレーズの生成能力はとても速く素早く。

あと幾年で、我々はAI音楽オペレータと言われるかもしれない時代が予想されます。

(AI秘書のような関係であるなら、私も助けてもらいたい作業はいっぱいあるためお願いしたいところですねw)

オペレータと揶揄されても時代に追随するのか。
全てを否定して山にこもって仙人のように生きるか。
ご自身で悟りを得るために仏道修行者のように。

物事の黎明期は批判が多いですね。何事も。
その批判側に回らないで、受け入れられるものはどんどん受け入れて
時代の流れに合わせることも必要ではないかと。

折るべきところは折っても、折ってはいけないものもある。
それさえ守れれば大丈夫じゃないでしょうか。

攘夷思想は幕末を境にやめていただき
多様性を許容できる文化人として、新しいものを認めていって欲しいですねw

以上です。
冒頭の「サンプルしか使えないような環境で制作」なんていう状況で
実際の現場に立ち会ったことはないですが、いざ、そうなったときに
手持ちのサンプルで最短時間でカタチを整えられるようには
これからも自身を訓練いたしますw

読んでくれてありがとう♥

ソウジュ拝

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